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今週は多肉植物特集。その3:セダム一族。

デスベランダの夏を越えられない悲劇の多肉たち

セダムはマンネンクサ属の多肉植物で、
”万年”と名がつくくらいなので、雑草扱いされるほど
どこにでもある多肉植物で、属で捉えると全世界のどこにでも生えている
多肉植物ではあります。

種類によっては、街路樹などの植え込み、河原、
目に見える茂り切った雑草の足元にもいたりします。
しかし、やはりそこはグローバルな視点で変わったものを育てたいのです。

2020年11月手に入れた多肉たち

そもそも多肉植物が何かわかっていない2020年の秋。
とりあえずセダムから勧める人と、
好きな多肉を集めりゃいいじゃんという人のどっちの専門家さん?の
意見も参考に買い求めた多肉たち。この中で今も生き残っているのは
一見尖ったシマシマのハルオチア”十二の巻”だけという事実。

そういえば、エアプランツは枯れてないな。

この写真の中でさえ、グラプトペタルム属の秀麗とエアプランツだけしか
生き残っていません。

あまりの可愛さに愛が止まらないけど.…

一番のお気に入りの埴輪っぽいアラントオイデスと銀月も、
現在が3代目。毎年枯らしてしまっているけど諦めきれないのです。

花が咲いたこともあったねぇ

セダムはベランダに向かない

本来生命力が強いはずのセダムですが、
ベランダでは一番育ちにくい多肉といえます。
それは特に外気温が34度を越えてくると、
葉に蓄えた水分が熱で蒸れ始め、外気温が35度を超えると
ベランダはそれ以上に厚くなってしまうため
一瞬で全滅するデッドラインに入ってしまうのです。

基本的には、晩夏に買って、翌年の7月まで楽しんでさようなら
というのがお決まりのコース。

言うことなしの可愛さ

それでも、多肉の可愛さを存分に楽しむことはできるので、
良いのかなぁ。

見様見真似で寄せ植えにもしてみた。
日光が少なくて徒長する。
これが多肉の徒長の舞!

その他に、セダムは思ったよりも太陽光を好むようで、
参考書の通り、直射日光が当たらないように育てると、
あっという間に徒長してしまいます。

そんなセダムを枯らさずに育てるには、
小さな鉢ではなく、大きめの鉢に植え、
まず、根が蒸れないよう厚めの鉢を選ぶこと。
土は養分が好きなので培養土と、
土の温度が上がりすぎないように、
多肉の砂を最低でも1:1にすると、枯れにくくはなります。

今年は冬からリフォレスターで再生した土を使っていますが、
リフォレスターの土は何対何という配合もしていなければ
鉢底石も使っていません。
基本的に、鉢の内側にフェルトの袋をかましているだけです。
ですが、やはり、セダムも枯れにくくなっています。
それは、微生物が土の中で呼吸することを利用し、
フェルトを通して空気の入れ替えをしているためで、
今のところ枯れている多肉は出ていないので
リフォレストした土は、セダムにも合うようです。

2021年の春の光景

とはいえ、全世界に蔓延るセダム。
それだけに育て方にも個性があって、
まだまだ最適解には到達できそうにありません。

できれば、もっさりセダムの寄せ植えを目指したいのだけれど、
朝鮮はまだまだ続きます。





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