「仕事」と「料理」

 先輩と同じようにやっているのに、なぜかうまくいかない。他社と同じ施策をしているけど、なかなか成果がでない。なんて感じたことある方もいるのではないかと思う。食材や設備が一緒でも、「素人」と「プロの料理人」では、圧倒的な味の違いが出る。これは、仕事上で成果が出る人、でない人をいろいろみていて、仕事とも同じだなと感じたので、整理して書いてみたい。

・ゴールイメージ
 料理人が、事前に料理の完成イメージがあるように、仕事でも事前にアウトプットのイメージができているか、いないかは非常に重要だと感じる。これがないと、単に手順通りにしか、進めることができず、環境変化などによる想定外の事象に対応できなかったり、リソースが足りない(例えば調味料が足りない)時などの柔軟な対応ができない。
・段取り
 料理をつくるときも、食材を用意して、下ごしらえをして、料理に取り組む前に、手順がイメージできている。仕事でも、タスクを分解して、どのように進めていくか事前に準備をする費用がある。これができていないと、行き当たりばったりの仕事になってしまい、効率悪くなってしまう。
・タイミング
 料理も調味料や食材を入れるタイミングにより、味が大きくかわってくる。仕事でも同じ内容ではあるが、誰に、どのタイミングで伝えるかなども非常に重要で、タイミングを誤ることで、上手くいくことも、上手くいかないケースもよくある。    
・味の加減
 料理人は、食材の状態やお客様によって、細かい味の調整をしている。仕事でも、同じ内容なのに、伝え方を間違ったために、上手く伝わらなかったり、伝わったりと、相手によって、理解できる内容に調整して伝える必要がある。例えば、役員に伝える場合と、メンバーに伝える場合では、同じ中身でも、気にしているポイントが異なるので、役員には、細かい話よりも事業計画などの数値の話を中心に、メンバーには、手続き的な話を中心など、相手によって伝え方を調整する必要がある。    
 

以上となります。

 単純に知識やスキルを習得する以上に、こういった能力は、仕事で成果を出すために非常に大切で、できるひとは、経験からどんどん学んで成長していくのだと思う。経験が浅い人は、経験を積みながら、その分野で成果の出ている人を良く見て、その人に細かい注意しているポイントなどを聞いて、おいしい料理のポイントを吸収して成長していこう。


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