マネジメントで陥りがちなワナ②「期待する成果」

マネジメントの相談を受けていると、よく、「部下が思い通りに動いてくれない」、「いつもズレたアウトプットをしてくる」などの相談をもらう。マネジメントをしていて、メンバーの業務の管理に苦労している方も多いのではないかと思う。前回は「指示の仕方」をテーマにしたが、今回は、「期待する成果を明確にする」をテーマにしたい。


会社でよく発生する、上司と部下の認識のズレは、上司が「期待する成果を明確にしないこと」に起因しているケースも多い。上司が「抽象的なアウトプットの依頼」を部下にするとどうなるのだろうか?


部下は、自分の解釈で、アウトプットを出してしまう。そうすると上司は、否定する、修正することになる。この時、部下は、「最初から言えよ!」「全然、上司はわかっていない!」となってしまう。また、上司も「あいつは仕事ができない」「全然、わかっていない」となってしまう。


これが続くと、部下の行動は鈍くなり、なるべく仕事を受けない、決まった仕事だけしていればいいや、となってしまう。こうなるとお互いに悪循環になってしまう。


もし、こんな事象が発生していたら、部下の動きが悪かったら、まずは自分が期待する成果を明確に部下に伝えていなかったのではないか?ということを疑ってみよう。


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