仕事での気遣いのコツ③仕事の依頼方法
営業、企画、コンサルなど、いろんな立場で営業したり、されたりしているなかで、上司に怒られながら、実体験をもとに積み上げた、仕事上でのちょっとした気遣いのコツを紹介していきたい。今回は、仕事の依頼方法について、見ていきたい。
他のチームや他部署など、利害が完全に一致しない人に、依頼をしなければいけないケースも多く、ここで、衝突が起こるケースも多い。他チームや他部署への依頼について、スムーズにいく方法を見ていきたい。
ポイントとしては。以下3つになる。
①Content(内容)
・・・依頼したい内容
②Context(背景や意味合い)
・・・依頼の背景や目的など
③Channel(誰に、どう伝えるか)
・・・誰に(どの会議に)、どのタイミングで、どのように伝えるか
それぞれ、詳しく見ていくと
①Content(内容)
依頼したい内容を伝える。ここでは、以下のSMARTを意識して伝えるとよい。
Specific(具体的な内容) 誰が読んでもわかる、明確で具体的な表現や言葉でつたえる。
Measurable(測定可能な内容) 依頼の内容を定量化してわかりやすく伝える(できない場合は定性的でもよい)
Achievable(達成可能な内容)希望や願望ではなく、依頼がな現実的内容な内容にする。
Related(全社目標に関連した)依頼する内容が、会社の目標に関連する内容になっていることを伝える。
Time-bound(時間制約がある)その期限を設定する。
②Context(背景や意味合い)
依頼の背景や、目的を伝える。「なぜやるのか?」「何のためにやるのか?」について、丁寧に説明をする。急いでいるとわすれるので、ここは忘れずに伝えたい。ここを伝えないと、依頼を受けた側は、ただの作業者になってしまい、主体的な動きは期待できなくなってしまう。
③Channel(誰に、どう伝えるか)
他部署のメンバーに伝えるのか?マネージャーに伝えるのか?部長に伝えるのか?また、どの会議で伝えるといいのか?組織のレポートラインや役割を理解したうえで、伝えよう。
メンバーに伝えたけど、後でマネージャーが「聞いてない!」と足元をすくわれたり、部長に伝えたがメンバーは「部長から話が下りてきていないので、わからない!」みたいなことはよく起こる。例えば、マネージャーにひとこと「この内容をこうゆう目的で、依頼したい、メンバーと話をさせてもらいたい」といって、メンバーと具体的な話をしたりと、しっかりと依頼を実行して結果を出してもらうように依頼をしよう。
他チームや他部署への依頼のゴールは、しっかりと他チームが実行して、アウトプットしてもらうことにある。依頼をしただけでは、仕事の半分も終わっていないので、しっかりと必要なフォローはして、アウトプットまで責任をもって取り組もう。