渇愛。
昨日たまたまテレビをつけたら「アナザースカイ」をしていて、そこに出ていた私より年下の俳優がパリに行っていて「渇愛」の話をしていた。
「渇愛」と言う言葉を初めて知ったけど、
その俳優が話している内容が共感でき、
私より年下がこんなことを考えているのか、
とめちゃくちゃ尊敬をした。
「渇愛」とは、
喉が渇いて水を求めるように愛を求めること
(Wikipedia先生たちから意味を拝借。笑)
人間は愛を求め続けていて、それが輪廻で続くということ。
とにかく、昨日のアナザースカイがめちゃくちゃ良かったから見てみて欲しい。まだTVer配信してるし、TVer見れなかったらこの記事とかもみてほしい。最近のアナザースカイは放送を記事化してくれてるのも嬉しい。30分の放送時間で放送できなかった行った場所やストーリーも記事になってて、本当に良い。大人になったからわかる。こういう番組って今の自分に刺さる。
◼︎アナザースカイ 板垣李光人 パリ
欲にまみれることを前向きに捉えて、欲は自分らしさそのものだとその俳優は言っていた。
だから彼は、その欲の発散方法として絵を描くんだとか。絵を描くことは楽しいことではなく、インプットしたことが溜まってしまうと腐っちゃうから、吐き出しているんだと。その絵が放送で出てくるんだけど、まぁ何とも不気味な絵で、こんな綺麗で人生上手く行ってそうな人でさえ、色々と考えて悩んでいるんだ、と気付かされた。
そんな私も、自分が自覚しないうちに「渇愛」という欲が出てきているのだと思う。
愛を求めて恋人がめちゃくちゃ欲しいってわけでもない。
でも、愛を求めている。
それは、「この私を肯定して味方でいる人」を求めていると最近自覚する。
今、訳あって地元の山口と会社がある熊本の2拠点生活をしていて、何人かにその事情を話をした。
そこでの反応が完全に二つに割れたのだ。
1つは、
「大変だろうけどこれからも仲良くしよ!」
2つめは、
「大変なんだね…(大変そうだから距離を置こうか…)」
まぁ、自分の自意識過剰かもしれないが、2つ目はそんな気がしたのだ。
つまり、この2拠点生活で
「この私のことを本当に思ってくれてる人は誰なのか」をめちゃくちゃ考えさせられた1ヶ月だった。
後者は私のことを思ってはくれてるんだけど、何だかモヤモヤしている。現に、私が大変な状況だから気にして誘いが減った。
私からしたらそうじゃないんだよな〜
と言う気持ちになっている。
むしろ今は大変な時期だからこそ誘って欲しい。時間は有限だし、今が1番若いんだし、正直楽しいこともないと遊び以外のことがキツすぎて病みそうになる。だから遠慮せずに遊びに誘って欲しい。
そんなことを思った時点で
「あ、自分渇愛してるわ…」と気づかされた。
自分のことを理解して欲しい、自分のことを考えて欲しい、と愛を求めていたみたいだ。
何だかめちゃくちゃ難しいな…と思う。
とにかく今の自分の判断軸は、
「私を大切にしてくれる。私を求めている。私以外に代わりがいない。」の3つ
この3つを見て地元の山口と会社がある熊本をどちらを優先すべきかをとても考えている。
熊本には申し訳ないが、
今はこの3つを比較すると山口の方が高い。
だから、地元に帰ろうと思う。
喉が渇いて水を欲しくなるように愛が欲しい、
となった時に愛をくれるのは、
今は山口だと思う。
それは家族だったり、地元の友人だったり、以前お世話になった人たちだったりする。
人生って難しい…
これが正しいのかもわからないけど、
今の私がどっちかを選べ、となったら
そう言う選び方しか出来ない。
熊本を離れるのは悲しいけど、
良い思い出としてこの地を去れたらいいな。
有限な熊本での日々を大切にしていきたい。