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なんだかんだでイギリスで6か月も過ごしてしまった…

驚くことに、イギリスに来てから半年(6か月)も経ってしまいました。

こちらの生活にはすっかり馴染んではいるのですが、英語力の方は、当初思い描いていたようには伸びていません。
新たに言語を習得することの難しさを肌で実感しているところです。

私がこれまで出会った人たちの中には、何か国語も操れる人もいるのですが、一体どうやったらそうなれるのか不思議で仕方ありません。

ただ、少なくとも一つ言えることは、特に東アジア出身の人たちにとって、ヨーロッパ系の言語を学ぶことは、ヨーロッパ出身の人たちが他のヨーロッパ系の言語を学ぶのに比較して難しいということです。

逆にヨーロッパ出身の人たちからしたら、日本語や、韓国語、中国語(北京語、広東語)などを学ぶことは、私たち東アジア出身者がヨーロッパ系の言語を学ぼうとするより難易度が高いようです。

私がよくヨーロッパ系の学生に、日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字の3種類の文字があって、それぞれ、50種、50種、約3000種を覚える必要があると伝えると、だいたいの学生はそれだけで尻込みしてしまいます。

アルファベットだと、大文字26種、小文字26種覚えればよいので、日本語は文字を覚えるだけでも一苦労なのがよくわかります。

一体だれが、こんなにも異なる種々の言語を生み出し、多くの人に話される今日まで発展させたのか、言語の歴史を遡ってみると面白いのかもしれませんね。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、英語力を含めたイギリス生活6か月現在の私の近況を報告したいと思います。


1 英語力

(1)スピーキング

正直に言って、イギリス生活3か月経過以降から成長している気は全くしません。語学学校のクラスのレベルもB1で止まったまま、もう一つ上までは届かないところにいるようです。

○6か月でできるようになったこと
・挨拶
・簡単な質問
・雑談での相槌
・カフェやレストランでの注文
・空気を読まないジョーク

▲課題
・発音
・スピーチをする
・雑談を広げる(日本語でも苦手)
・過去形と完了形の使い分け
・受身
・フォーマルな場面とインフォーマルな場面での言葉の使い分け
・言い回しのレパートリー

それでも、会話の中で使える語彙が徐々に増えてきてますし、語学学校の先生や、ネイティブの友人たちからは、「当初に比べたらかなり上達しているよ!!」と言ってもらえているので、ちょっとずつ成長はしているのだと思います。
当初は本当に英語力0だったので、半年でここまで成長できれば御の字でしょうか。


(2)リスニング

こちらもまだまだ。ニュース番組やドラマ・映画などで使われるクリアな発音はある程度聞き取れるようになってきてはいるのですが、やはりネイティブの人たちの会話は未だに聞き取れません。
特に、女性が早口で話す言葉は全く聞き取れません。リバプールやマンチェスターなどのなまりが強い人の言葉も、ゆっくりしゃべってもらっても聞き取れないことが多いです。

▲課題
・語彙を広げる
・場数を踏む

ゆっくりしゃべってもらっても、言葉の意味や言い回しがわからなければ、聞き取れるはずもありません。この点に関してはひたすらインプットとアウトプットを繰り返すしかないのでしょうね…。
何か効率の良いリスニングのトレーニングがあったら教えてください(泣)


(3)ライティング

ライティングについては、徐々に成長しているという実感です。
というのも、瞬時に言葉を発する必要があるスピーキングとは異なり、自分でじっくり時間をかけて使うべき言葉を考えられるので、きれいな文章を書けるようになってきました。

▲課題
・冠詞(a,an)と定冠詞(the)の使い分け
・語彙
・自然な文言の使い方

それでも、ライティングのテストや宿題で先生の添削を受けると、まだまだいろいろと直されて返ってきます。「日本人は苦手だよね~」といわれるのが、冠詞と定冠詞のつけ忘れや使い分け。1回の宿題で未だに2~3か所は間違えています。
それから語彙はもちろんのこと、文言の使い方にも課題が残ります。文法的には正しく、自分では「完璧」と思って書いた文でも、ネイティブの先生から見たら言い回しが不自然に感じる部分があるようで、修正されることが結構多いです。この点も場数を踏んで、ネイティブの自然な英語に触れる機会を多く作る必要があるのかもしれません。


(4)リーディング

リーディングは着々成長中。
何なら、全ての英語関係の能力の中で一番成長しているのではないかとも感じます。
イギリス入国直後に、英語の小説を買って読み始めたのですが、当初は1日1ページ読むのがやっとだったのが、今では、30分くらいで4~5ページくらいは読めるようになりました。ただ、辞書はまだまだ手放せません。

▲課題
・語彙


(5)語彙

上記でご覧いただいた通り、全ての課題はここに行きつきます。
もちろん毎日の勉強で少しずつ語彙をふやしてはいるものの、まだまだ全然足りません。一度覚えた語彙も使わないとすぐ忘れてしまうので、繰り返いし何度も触れる必要があります。

▲課題
・全て

ひたすら勉強、継続あるのみですね。


(6)文法

こちらも課題は多いです。授業やテキストで勉強する文法の中には、すっかり馴染んで、授業が退屈に感じてしまうことも増えたのですが、まだまだこれまで以上に覚えて使う必要がある文法も多そうです。

▲課題
・過去形と完了形
・冠詞と定冠詞
・動詞のパターン
・前置詞の使い分け
・その他諸々

上記スピーキングやライティングの項で述べたとおり、過去形と完了形、冠詞や定冠詞、といったものから、動詞のパターン、前置詞の使い分け等、課題は盛りだくさんです。
特に、イギリス英語では、アメリカ英語に比べて完了形に重きを置く部分が多く、中高とアメリカ英語を学んできた私にとっては混乱の極みです。
動詞のパターンも複雑です。例えば、rememberという動詞の後に、~ingというパターンが来るか、to+不定詞というパターンが来るかで、文の意味が全く変わってしまいます。また、動詞によっては、finishのように動詞の後に~ingしか使えないパターンや、forgetのようにto+不定詞しか使えないパターンもあり、単語ごとにその使い方を覚えなければいけません。

全く気の遠くなる話です。
一体だれがこんなルールを開発したのでしょうか…。


2 近況報告 ~就職活動はじめました。~


語学学校を終えるまで、あと2か月ちょっととなりました。
そろそろ本格的に貯金も尽きてきたので、次の仕事を考えなければなりません。

入国当初は、ある程度資金にも余裕があったので、心にもゆとりがあったのですが、今となっては資金も資金源もなく、さすがに焦りが生じてきています。

「生活の糧がない状況」というのは、こんなにも心細いものなのか、と文章では説明のしがたい、生まれて初めて感じる得体の知れない不安に苛まれています。

語学学校で一緒だった同じくYMSでイギリスに来た日本人の友人の「仕事探しは早めに始めた方がいい」という言葉にも背中を押され、ストレスを感じながらスマホで仕事探しにいそしむ毎日です。

とりあえず、転職エージェントに登録し、Linkedinやindeed、日本では見たことのないGlassdoorやReed.UKといった就職サイトにも登録して、学校の休み時間や、学校終わりに仕事を探しています。

色々なところへ申し込んでは、授業中にスマホの通知が来るたびにそわそわしています。が、今のところポジティブな返事はありません。(面接にもこぎつけない状況です。)

本当にストレスと仕事探しで頭と心がいっぱいで、最近授業に集中できず、自習の時間も削られています。

イギリス入国当初の私の自信はどこへ行ってしまったのか…。

仕事を得られるまでは落ち着かない日々が続きそうです。
(とは言え、いたって元気ではありますので、ご心配なく!)


さて、本当はもう少し書こうと思ったのですが、記事全体が長くなってしまったので、今回はここまで。

イギリスでの就活の詳細については、また改めて単独の記事にしたいと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!


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