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【YMS】イギリス就活奮戦記①~立ちはだかる障壁編~

「イギリスでの就活は大変」

という話はよく聞きます。

同じくYMSでイギリスに来ている日本人の方のブログなどを見ていると、その大変さがよく伝わってきます。
同じ語学学校に通っていた日本人の友人も、イギリスで就活をしていた時期はかなり病んでいたのを覚えています。

そして今度は自分のターン。

実際のところどうなのかというと、めちゃくちゃ大変です…。

一体何が大変なのか

今回の記事では、私がイギリスでの就活に際して感じた障壁(ハードル)について紹介したいと思います。


第一障壁:英語


まず何と言ってもこれに尽きます。

イギリスの会社はもちろん、日系の企業であっても

「ビジネスレベルの英語」

を要求してきます。

「ビジネスレベル」とは何ぞや?

という突っ込みをしたくなるところではありますが、リスニングやスピーキングがままならない私にとって、ビジネスレベルの英語力がないのは一目瞭然です。

また、どのような企業、組織であっても、コミュニケーションやスピード感というものは大切です。
上司や同僚とうまくコミュニケーションがとれないと、チームや組織の仕事に支障をきたしますし、英語を聞き取れずに聞き返したり、英語の文章を作成するにも辞書を引きながら文を書くのでは、それだけでタイムロスが生じてしまいます。

円滑にコミュニケーションをとれるという段階になって初めて、ビジネスの舞台に上がれるというような感じでしょうか。


第二障壁:ビザ


次に、私のビザのステータスも、就活にあたって一つの障壁になっています。

私のビザはYouth Mobility Scheme(Tire 5)という種類のビザで、イギリス国内で最大24か月の就労が認められています。

しかし、私はその24か月のうち、すでに7か月を消費しているため、ビザの残存期間は約17か月。

日系の転職エージェントの方の話によると、日系企業への就職を目指す場合は、ビザの残存期間が1年半(18か月)以上ないと厳しい。とのことでした。

とくにこのYMSは、ビザの更新・延長ができないため、24か月滞在した後は、否が応でも日本へ帰らなければなりません。

やはり、長く働くことが求められる本格的なビジネスの場では、2年間(あるいはそれ以下)という期間の制限がある人よりも、永住権のある人など、ある程度長い期間働ける人を採用するというのは、想像するに難しくないでしょう。


第三障壁:スキル、経験


最後に、イギリスの就活で特に重要になってくるのが、スキルと経験です。

イギリス企業に限らず、日系企業の求人を見ても、応募要件に書かれているのは「~の経験がある方」だとか、「~に関する知識を有する方」といったものばかり。

私のスキルや経験はというと、、、

日本の大学の法学士
日本の地方公務員6年

以上、

ここイギリスでは、日本の法律の知識や、日本の公務員としての経験は、ほぼ役に立ちません。

日本でも「公務員はつぶしが利かない」なんてよく言われていますが、私はまさにその例を地で行くような状況です。笑

とは言え、公務員だからと言って、全く役に立たないかと言われるとそういうわけではなく、人事の経験や経理(簿記)を扱ったことがある経験などは役に立つようです。

ただ、残念ながら、私はそういった経験は持ち併せていません。

かろうじてCV(履歴書)に記載したのが、

Microsoft office / Word / Excel / Powerpoint

…何もないよりはマシでしょうか。


まとめ


11月の頭頃から始めたイギリスでの就職活動。
当初、自分にもできることはあるだろう、と気楽な気持ちで構えていたのですが、求人に何十件応募しても、返事はほぼ返ってきません。

CV(履歴書)を変えてみたり、応募する職種の難易度を下げてみたり、色々と試してはいるのですが、現実の厳しさを実感させられているところです。

正直、これほど厳しいものとは知りませんでした。

でも、これも公務員辞めてイギリスに来たからこそ分かったこと。

「いいよなー、公務員は楽で」

という人の気持ちも少しわかった気もします。

誤解のないように申し上げると、公務員も大変です。
ただ、大変さの種類が異なるというか、次元が異なるというか、一緒に考えてはいけない大変さだなと感じます。

だからこそ、

「公務員は楽でいいよなー」

なんて簡単に言ってはいけませんし、同様に、

「楽だと思うなら公務員になればいいじゃん」

なんて言うべきではないと思います。

話がそれてしまいましたが、今の私にできることは、工夫しながら求人への応募を続けることのみ。
とりあえず、まずは自分にできることを見つけたいと思います!

果たして私は2年間無事にイギリスで生活することが出来るのでしょうか…!?

今後の私に乞うご期待。笑



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