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言葉シリーズ・2 どこか似てる言葉五選

八月もいよいよ終わり近づき、まだまだ暑い日が続きますが、どことなく暑さはマシになっている気がします。ですが、まだまだ熱中症にはお気を付けください。

さて、今回は言葉シリーズ第二弾『何気に似ている言葉五選』になります。このお題の通り、似ているようで似てなかったり、でも似てたりと悩ましい言葉、それでも誰かに訊くのはちょっと馬鹿にされそうで嫌だ。

そんな、悩める皆様の役に立てる(事を願っての)言葉になります。

『なおざり』と『おざなり』

こんな発言を聞いた事ないでしょうか。『~に感けて〇〇をなおざりにした』とか、『準備をなおざりにしている』など、使ってみたら大人な発言出来てるような雰囲気は出ます。

ですが気付いた人はこんな悩みを抱いたのではないでしょうか。『なおざりとおざなりってどっちが正しいんだっけ?』と。この二つは、意味としては”いい加減”で同じですが、細かくは違うので使い所が変わってきます。

『なおざり』……いい加減なまま何もしない、ほったらかし。『おざなり』……いい加減に済ませる、手を抜いて済ませる、その場しのぎ、です。もっと分かりやすく例えると、なおざりは何もしない。おざなりは一応、行動はする。

何事も、真剣に誠意をもって取り組んだ方がいいですよね。

『一挙一動』と『一挙手一投足』

単語を見るだけで、何かの技か、武道の心得のような印象が……(;一_一)

この二つは大まかには同じ意味ですが、当然違いはあります。四字熟語とことわざじゃん。って言いたい方もいるとは思いますが、あえて流させていただきます(;^ω^)

『一挙一動』……一つ一つのちょとした動作、振る舞い。『一挙手一投足』……僅かばかりの労力、一つ一つの”ちょっとした細かい”動作。

要するに動作全体を指すものか、さらに細かい所の動きまでを指すかの違いです。

『顧みる』と『省みる』

こういった種類の単語は多いですよね。全く違う漢字なのに読みが同じなもの。両方とも”かえりみる”と読みます。だけど意味が異なります。

『顧みる』……過去を振り返って考える。後ろを向いて見る。気に掛ける。『省みる』……振り返りよく考えてみる。

それぞれ、”回顧”や”反省”等で単語が使われます。似ていても振り返る点が違うから使用には注意が必要です。

『インフルエンサー』と『インフルエンザ』

この単語が二つ並んで意味を問われると、”歌のタイトルと病気”と言ってしまいそうになります。ですがここでは言葉自体の意味を説明します(`・ω・´)ゞ

『インフルエンサー』……周囲や世間に影響のある人。『インフルエンザ』……1918~1919年に大流行した”スペイン風邪”。名称は幕末にオランダから入って来た。

インフルエンス(influence)……意味は”影響”ですが、それぞれの語源の由来となった単語です。”influencer”と”influenza”になります。

影響を与えるなら、インフルエンサーのほうがいいですね。病気はなりたくないです(;一_一)

『遜る』と『謙る』

またも登場、違う感じ、同じ読み。ですが意味はほぼ同じ単語。一体どういうことなのでしょうか?

『遜る』……人に譲る、卑下する、ひけを取る。『謙る』……控えめにする。へりくだって人にゆずる。

ほぼ同じ意味です。常用漢字として”謙る”が一般的に使用されています。”謙るwith遜るの謙遜”は、へりくだり効果絶大ですね。ちなみに、謙遜の意味は、控えめでつつましい態度です。

まとめ

今回紹介しました言葉も、日々の生活で使用できましたら幸いです。執筆活動をしている方々のお役にも立てれば幸いです。

また次回の言葉シリーズもよろしくお願いします。

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