2023.4.27-5.1 サウジアラビア~概要編~
はじめに
浦和のACL決勝!ということでサウジアラビアに行ってきたので自分の記録として書いてみようと思います。(そもそも論で2022年12月のヨーロッパ旅行の話題をまだ書けていないので、そちらも早めに書こうと思います。と思っていたら既に半年が経過してしまった…(;´Д`))
今回は家庭内の調整(というか交渉)などで、航空券手配などの準備が遅くなってしまったので、諸々の手配を始めたのは3月末からでした。なので昨年の決勝進出が決まったあと早々に予約を始めた方々、決勝相手が決まった直後に予約なされた方々に比べるとやや割高かなという印象です。
実は12月のヨーロッパ旅行でちょっとしたトラブルに遭遇してしまい警察沙汰になってしまったので、海外行くのちょっと怖いなどうしよう、と思いながら準備をしていました。
<旅程>
■4月27日(木)
00:05 羽田発 → 06:20ドバイ着(EK313)
ドバイ観光:ゴールドスークなど→ドバイモール。
18:35 ドバイ発 → 19:35リヤド着(EK817)
■4月28日(金)
リヤド市内観光:キングダムセンタータワー → マスマク城 → ショッピングモール → キングダムセンタータワー(展望台)
■4月29日(土)
ホテル周辺散策(アルファイサリアなど) → アルヒラル vs 浦和@キングファハド国際スタジアム
■4月30日(日)
Edge of the world → 市内観光
21:25 リヤド発 → 翌00:35 ドバイ着(EK818)
■5月1日(月)
07:50 ドバイ発 → 22:35 羽田着(EK312)
☆旅程の立て方
これまでサウジアラビアへの渡航歴を振り返ったときに、往路は有給いただいて少しゆとりのある日程にしようと考えました。復路については、どのみちずっと仕事は休みなので急いで帰国する必要はないけど、それなりに帰ってこれればよいかなと思って計画しました。
2017年は試合当日の深夜入り、試合後そのまま空港直行して出国だったり、2019年も試合当日の深夜入り、試合後は宿泊して翌日夕刻には出国の旅程で体にはとても無理をしました。さすがに体力が衰えたいま、試合当日の深夜リヤド入りはとても厳しいだろうということで、遅くとも金曜着を考えました。出国は余裕があるのでと考えていたところ、ありがたいことにEdge of the Worldツアーのお誘いをいただいたので、ツアーに参加した後余裕のある日程で帰国を検討しました。
<事前準備>
航空券
昨今の自分の体力を考えるとトランジットはできれば1~2回で行きたいなと思っておなじみskyscannerで検索。昨年SFC修行した結果(というか遠征しただけ)、めでたくスタアラゴールドになったのでできればスタアラが良いな~と思いながらもなかなか価格に見合うフライトがないので断念しました。
候補としては①フィリピン航空、②スリランカ航空、③エティハド航空、④エミレーツ航空、⑤カタール航空、⑥トルコ航空あたりが出てきました。 ①②はとても安いので魅力的でしたが、①フィリピン航空は2019年の方々のお話で機材のシートピッチがやや狭いこと、座席のモニターがないことを聞いていたので避けました。
②スリランカ航空は帰りの観光なんかも含めて最後まで悩みましたが、コロンボでの50分乗り換えができる自信がなかったのでやめました笑。
リヤドで話をさせていただいた方では、この航路の方がちらほらいらっしゃって、発着が遅れたけどリヤド行きが待っていて20分でトランジットできた話を聞いたので、これでもよかったのかな~と思っています。
③④⑤⑥は時間と価格のみの比較検討で、結果的に自分が検索してた時は④エミレーツ航空が価格が安かったのでこれにしました。金曜日にリヤドに入ることを考えて木曜夕刻~夜の出発を考えていましたが、自分が検索していた時はなぜか00:05の便しか出てこなかったので、それに決めました。
00:05の便だと水曜の退勤後に慌ただしく空港に行くことになるのでちょっとリスク有で避けたかったけれど、仕方なくこれにしました。結果として無事に水曜日は退勤したし(半ば強制退場w)、木曜日中にはリヤドに入れたので、日程的余裕ができて良かったのかな!?
エミレーツ航空の往復で¥325,260(諸税込)でした。
公式サイトからの予約が最安値だったので公式からの予約。予約してすぐに座席が選択できるのはとてもありがたかったです。(全フライトで窓側座席を確保!)
宿泊
基本は集合場所のホテルが楽だなと思いつつ、予約するころにはかなり高くなってしまっていたのでさすがに3泊することはやめて、試合日ではない日の1泊は近くのホテルにしました。
■4月27日(木)1泊:アロフト リヤド (Aloft Riyadh)
¥14,147(380.74SAR。レート 1SAR=¥37.159)
■4月28日(金)~ 2泊:ホリデイ イン オラヤ (Holiday Inn Olaya)
¥42,258(JTB経由。朝食付。これでも調べた中では当時最安値でした。)
超結果論だけど、室内のきれいさや価格を鑑みると全てアロフトで宿泊しても良かったのかなと思いました。集合場所のホテルからは徒歩圏内ですし、夜遅い時間でもさほど治安の悪い地区ではなく歩けると思いました。(近すぎてUber呼ぶのはめちゃくちゃもったいない!)
ちなみにホリデーインオラヤで僕が滞在した部屋はテレビが作動しなくてフロントに相談しました。しかも「すぐに行く!」と言われて1時間たっても来ず、電話で再度依頼したら来てくれました。。。適当すぎる笑。しかも技術者ひとりでは解決できず、ふたりがかりでようやく配線などを直してようやくテレビを見るこがたできるようになりました。
過去、広州遠征では工事中の部屋に通されたり、アブダビでは入った部屋に別の人がすでにいたりしましたが、海外のホテルは色々とありますね。(あってほしくないですが…。)
ビザ
2017年はビザセンター、2019年はHIS様にお任せでしたが、今回は完全に個人手配のため、自分でビザを申請しました。Twitterで有識者の方が紹介していただいた下記の動画がとても分かりやすかったです!ありがとうござました!
¥19,482(534.98SAR。レート 1SAR=¥36.418)
サウジアラビア観光ビザ(E-ビザ申請手順)
通信
ahamoなのでサウジアラビアは対応国。UAE(ドバイ)は対象外なのですが、UAEは入国時に1GBの無料Simが配付されるため、日本で出発前にwi-fiを借りませんでした。
ドバイでは入国時に配付されたsimが問題なく使用できました。1日観光なので1GBあれば容量は十分、通信も途切れることなく使えました。ドバイ空港はFree wi-fiもあるので便利ですね。
しかしながら、リヤドのキングハーリド空港では着陸直後こそローミングできていたのですが、入国審査のあたりから全くつながらなくなりました。Uber呼べないリスクは今後も不安だったので結局空港のSTCで5GBのSimを購入。特にアクティベートの必要もなく、すぐに使うことができたので便利でした。5GBもいらず2~3GBもあれば十分でした!
¥3,182(86.25SAR。レート 1SAR=¥36.904)
保険
クレジットカードの保険もあるので加入するつもりはなかったのですが、少し保証が異なる部分があるようだったので検討。いろいろと調べているうちに、結局びびって出国の数日前にエイチエス保険に加入しました。
¥2,960
移動用のアプリ
Uberは前回から引き続きインストール中。移動はUber一択。事前にしらべていたら、サウジアラビアはBoltのほうが便利、みたいな記事を拝見しましたがUberで十分だと感じました。Boltを使った方いらっしゃいますかね?
飛行機内用には、長いフライトになるのでアマプラにコナンの映画とAll or Nothing系(アーセナル・バイエルンミュンヘン)を事前にダウンロード。同じくSpotifyも好きなプレイリストはダウンロードしときました。ただ、機内で動画とかを見ると目が悪くなって頭痛になってしまうので、往路は音楽聞いてほぼ睡眠、復路は半分睡眠・半分動画視聴程度でした。
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)関連では、接種証明書とVisit Japan Webはインストール済。結果的に旅程の中で帰国時の制限がなくなったので良かった…。と思っていたら、リヤドの出国時にエミレーツ航空のチェックインカウンターで接種証明を求められたので、意外とインストールしといてよかったです。帰国時もVisit Japan Webから税関用の情報を事前登録できるので帰国後とてもスムーズでした。
■参考までに往路の空港からオラヤ地区までは、だいたい100SAR程度だと思います。
4月28日(木)に空港からアロフトリヤドまでの乗車で98.90SAR(¥3,619:1SAR=¥36.598)でした。
サウジアラビアの高速?みたいなところ車間距離がむちゃくちゃ狭いし、がんがんスピードも出ているので初めは結構怖かったです。遅い車へのパッシングなんかは当たり前でした…。
外貨
可能な限りクレジットカードを使うつもりだったけど念のため事前に両替することにしました。クレジットカードはVISAとマスターカードを準備。外貨両替はぎりぎりになってしまって新宿のトラベレックスで事前予約して¥15,000分だけSARを両替、出発直前に受取。電話で予約できたので助かりました。UAE用には、羽田空港で当日¥10,000分UAEディルハムを両替。
結果的にSARは¥10,000もなくて十分だったし、UAEは交通機関を含めてすべてクレジットカードが使えたので事前の両替は不要でした。今回の旅程でクレジットカードが使えなかったのは、おそらくスタジアムで水を買う時くらいかな?
ホテル近くのコンビニのようなお店も使えるようになってましたね。もしかしたら2019年の時も使えたのかもしれませんが…
前回は盗難対策で紙幣を分散してるのを忘れて100SAR残ってしまいましたが、今回はきっちり計算通り使い切りました!最後プリングルスがちょうどよい金額でした!笑
たびレジ
これは必ず海外に渡航する際は登録しています。特段の重大な内容はなかったですが、試合日への注意喚起はありました。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html (たびレジ)
試合関連
■HISのツアー
2019年のときと同様に、スタジアムに行くにはバス移動が必須とのことで申し込みました。集合場所のホテルとスタジアム往復のバスツアー。どうせおなかがへるだろうということで軽食付きにしました。入場ゲートで大量のペットボトルを取られしまいましたが、軽食の中に小さな水のペットボトルがあって助かりました!!(ツアー価格¥18,000)
その他
■地球の歩き方
たまたま偶然にもKindle版の地球の歩き方『ドバイとアラビア半島の国々』が日替わりセールで安くなっていたので購入しました!あまり見なかったけど、特にドバイでの観光ルート選定とかの参考にはなりました。リヤドというかサウジアラビアのページは相変わらず僅少です。
■変圧器とプラグ
ホテルによってはUSBで直接充電ができそうな気もしますが、一応変圧器とプラグのセットを持参しました。プラグはあってよかったかな。変圧器はなくても大丈夫かなという感じでした。
■服装
基本は半袖Tシャツで十分ですが、自分は冷房に弱いので薄い長袖の上着を持参。それと飛行機内が寒くなることを予想してウルトラダウンを機内に持ち込みました。これが大当たり。エミレーツの機内は乾燥しててとても寒かったです。
観光ビザが取得できるようになり、以前よりある程度観光する外国人が増えたとはいえ、イスラム教徒の国ですのでサウジアラビアの文化風習を尊重して過度な露出は避けるべきだと思います。ショッピングモールなどでは割と外国人女性は露出がありましたが、現地の方はアバヤを着用してる方がほとんどですし。
<総額>
総額 ¥42,289でした。ただし、これは現地での移動(UAEでのドバイメトロ、サウジアラビアでのUberなど)は含んでいません。さらに食事や買い物などは含まれておりませんので、ご参考まで。
<あとがき>
各日の詳細の行動や写真などは別途noteを作ろうと思います。全般としてはもっと早くに準備していれば航空券なんかは安くなったのかなと思います。(同じ時期の予約でもフィリピン航空などを選択すれば10数万円は安くなるのではないでしょうか。)
せっかくならカタールのドーハとか、トルコやスリランカなど行ったことのない国を経由できればよかったのですが仕方ない、また別の機会ですね。
2017年、2019年に次いで3回目のサウジアラビアでしたが、行くたびに国の様子が変わっているのはとても興味深いです。そのあたりは別のnoteに書きたいなと思います。
主目的の試合は興梠の得点で辛うじてアウェーゴールをゲット!出費も大きく、喉はすこぶるやられてしまったけど、最終的にはこのアウェーゴールのおかげもあってホームで優位に進めてACL優勝することができたので、行って良かったです!海外への恐怖心はやや克服できたかな!