[完全版] 原稿用紙の使い方 - おもに ヨコ書き -
れどぺん!志望理由書メンター(@RedpenKouko)です!
「原稿用紙の使い方」シリーズが、アクセストップを独走中です。「1記事で完結してくれよ」というニーズにお応えして、[完全版]を作成しました。
この記事では、おもに「横書きのルール」を取り上げます。その理由は、入試の出願書類がほぼすべて「ヨコ書き」だからです。(ただ、基本はタテ書きも同じです!)
それではいきましょう!
※ 指定用紙に題名不要・名前は指定欄に
その前に……。
出願書類については、「タイトル」は書類の一番上に大きく書かれているでしょう。氏名記入欄もあることが多いです。指定された場所に必要事項を記入します。
その場合、
タイトル・氏名は字数に含めません!
指定用紙の1行目から本文に入りましょう!
● 原稿用紙の大原則
✅ ひらがな・カタカナ・漢字は
(「っ」「ゃ」「ァ」など小さい文字も含む)
1文字につき「1マス」使う
✅ アルファベット(英字)は
大文字は1文字を「1マス」使う
小文字は2文字を「1マス」使う
✅ 数字は
1ケタは1数字を「1マス」使う
2ケタ以上は2数字を「1マス」使う
✅ 読点(、)、句点(。)、カッコ(「」)など記号は
1記号につき「1マス」使う
● " 記号 " の特別ルール
🔺① 行頭(=原稿用紙のみぎ端)に書かないものがある
🔺② 行末(=原稿用紙のひだり端)に書くものがある
[参考] 原稿用紙の使い方(縦書き)
縦書きのルールは小学生向けのページが丁寧でわかりやすいです。
ここではZ会 作文クラブ「ゼロから学ぶ 作文の書き方 > 原稿用紙の使い方」ページをご紹介しておきます。
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■ 段落のはじめ方(空白)
段落の最初は「1マス空けて」から始めます。段落が変わる時は「1マス空ける」です。空白は、段落スタートマークだと覚えましょう。
段落は必ず分けてください。400字でも分けましょう。
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文字編
■ 小さな文字 : 「っ」 「ゃ」 「ゅ」 「ょ」など
小さな文字は「1文字1マス」です。例外はありません。句読点は記号ですが、小さな文字は立派な「文字」です。
カタカナ語の小さい「ァ」「ィ」「ゥ」「ェ」「ォ」も「1文字1マス」で書きます。
〈 CHECK! 〉
原稿用紙の右端に
小さな文字が来たからといって、
2文字を1マスに入れないこと…
■ 英字・アルファベット : 大文字・小文字
英字・アルファベットは、大文字・小文字で原稿用紙の使い方が変わります。
✅ 大文字は「1字1マス」
✅ 小文字は「2字1マス」
NPO,NGO,IMFなど省略された言葉はすべて「1マス1アルファベット」。
英文を引用する場合は、要注意です。ほかには「cm」なども「2字1マス」となります。
また、英単語と英単語の間のスペース、コンマ(, )やピリオド(. )は、「1/2マス」か「1マス」で表します。
■ 数字 : 1ケタ・2ケタ・小数点(. )やコンマ(,)
数字は
1ケタなら「1数字1マス」です。
2ケタ以上なら「2数字1マス」になります。
小数点の「. 」や位取りのコンマ「, 」は「1/2マス」、助数詞となる「%」記号は「1記号1マス」ですが、「cm」は「2文字1マス」です。
例: | は、マスの境界を表します。
|23|7 |件|の|応|募|が|あ|っ|た|。|
|1,|00|0 |回|繰|り|返|し|た|。|
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記号編
■ 「!」 「?」 「…」 は使わない
改まった書類では、組織名やチーム名、アーティスト名などの固有名詞を除き、ビックリマークやはてなマークなどの記号は使いません。
どんなにびっくりしても、疑問に思っても、余韻を感じてほしくても「!」「?」「…」を使うのは、フォーマルな書類では認められていないということです。
■ かっこの基本 : かぎ・二重かぎ・丸かっこ
かっこには、始まりと終わりの2種類があります。始まり・終わりそれぞれ1マスを使います。
縦書きと横書きで向きが変わります。(縦書きは、はじまりのかっこが「┐」、おわりのかっこが「└」ですね。横書きは向きを図のように変えます!)
引用する箇所にかぎかっこ(「 」)が使われていたら、内側のかっこを二重かぎかっこ(『』)に変更します。
■ 記号の連続(1) : 読点( 、)とかぎかっこ(「 )
■ 記号の連続(2) : かぎかっこ(「 )とかぎかっこ( 」)
読点の後ろにかぎかっこ、かぎかっこの連続など、それぞれ「1記号1マス」です。
■ 記号の連続(3) : かぎかっこ( 」)と句点( 。)
終わりのかっこ(工学系分野では「かっこ」を逆さ読みして、「こっか」と言うそうですよ!)と句点は考え方が2種類あります。
自分でどちらかルールを決めてかまいません。ただし、書いている文章の中で、ルールが混ざらないよう統一させましょう!
〈かぎかっこと句点の考え方〉
案1:句点は書かない。終わりのかっこだけ書く。
案2:句点を書く。終わりのかっこと句点を1マスに入れる。
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記号の特別ルール編
読点(とうてん 、)・句点(くてん 。)は基本「1マス」使います。ただし用紙の右端(つまり、行の最後)に句読点が来た場合は、最後の文字の隣に読点・句点を添えましょう。
🔺① 行頭のNG
用紙の左端(つまり、行の頭)に来てはいけない3記号です。
行の最初、つまり1マス目(罫線なら左はじ)には、句読点を打たないというルールがあるからです。
「テン・マルは、最初に来ない」!
🔺② 行末のOK
どうするかというと、用紙の右端(つまり、行の最後)にまとめます。
書く場所は、マスの中でもマスの外に出ても、OKです。
文字の近くであれば、線と重なったり、線の外側に出てもOK。
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文字数カウント編
志望理由書や自己推薦書で、もっとも大事な「文字数をどう数えるか?」を最後にまとめておきましょう。
数え方のルールは簡単です。
! マスを数える !
1個の文字・記号が、1マスに入っていたら、1文字
2個の文字・記号が、1マスに入っていたら、1文字
⭕️ " 文字数カウント " の特別ルール
実はこの数え方のルール、最後の最後でルールが変わります。
✅〈文字カウント特別ルール〉✅
最後の最後の句点( 。)だけは
はみ出してはいけない
これ、上は文字数ぴったりで、下は文字数オーバーになります。
本当に、これだけは注意してください!
別のところから1文字分、なんとか削りましょう。
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以上、総集編でした!
もし「これどうなの?」と気になるものがあればTwitterのDMでもこの記事にコメントでもしていただければうれしいです!
不安を吹き飛ばして清書しましょう!
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