令和4年度 早稲田大学 新思考入学試験(地域連携型) 入学試験要項
れどぺん!志望理由書メンター(@RedpenKouko)です。
今日は、6月9日(水)に公開された早稲田大学・新思考入学試験(地域連携型)の入学試験要項を取り上げたいと思います。(受験生は、必ず大学の公式情報を確認ください。何かあっても当方は責任を負えません!)
〈PDFはコチラ〉
実は現職時代に最も困った時が、生徒の志望校・志望入試形態は決まっているのに、前年度の情報がわからず、準備を始められなかったことです。
何について、どれぐらいの文字数を書くのか、見通しが立つだけでも全然違います。もちろんガラッと内容が変わる時もあるので要注意ですが、情報があるだけでもやはり違うものです。
塾に通っている人しか情報にアクセスできないのは、やはり違うと思うので、少しでも財産として残していけるよう、これから2022(令和4)年度入試の情報を残していきます!
新思考入学試験について
2018(平成30)年度に新設された、まだ新しい入試スタイルです。
グローバルな視野と高い志を持って、社会的・文化的・学術的に地域へ貢献する人材を育成・輩出することを目的とします ※。
● 社会的 = 広く地域社会全体を視野に入れた
将来の貢献 (官民、分野等は問いません)
● 文化的 = 地域文化の重視
● 学術的 = 専門教育・高度な研究成果の活用
※学習・研究・経験を活用し、地域の発展に貢献すること。
※将来の進路を強制するものではありません。
・これまでの学習や当該地域での経験を踏まえて充分に培われた「地域へ貢献」する意識を持つ者であ れば、出身高校所在地や居住地は問いません。なお、地域性を重視し、全ての都道府県からの受け入れ を目標とします。
・早稲田大学への “単なる入口”ではなく、入学後の教育やキャリアとも関連付けることを目標とします。そのため、本入試での入学者には、自身の所属学部の学修のみに限定されることなく、本入試入学者向けに設置した演習科目「地域連携演習」やその他関連科目、地域でのワークショップ、インターン シップ、ボランティア等正課外プログラムへの参加、学生稲門会での活動、各地の校友の協力を得た出 身地域での体験プログラム等への参加を推奨し、大学は全面的にバックアップします。
募集学部
新思考入学試験では、対象学部が複数にわたっています。また、学部併願は不可、学科併願も不可です。(出願後の志望学部・学科の変更は認められない)
✅ 法学部
✅ 商学部
✅ 文化構想学部
✅ 文学部
✅ 人間科学部(人間環境科学科・健康福祉科学科・人間情報科学科)
✅ スポーツ科学部
出願期間
2021年9月15日(水)~ 9月27日(月)【締切日消印有効】
※ 郵送のみ受付
1次選考
書類審査(出願書類を総合的に審査)
出願書類(すべてA4 片面)
1.出願書類チェックリスト : 必須 : 様式1
2.入学志願票 : 必須 : 様式2
3.出願資格を証明する書類 : 必須 : 指定様式なし
4.課題レポート : 必須 : 様式3
5.活動記録証明書(任意) : 任意 : (書式自由)
課題レポート:課題
本入試は、グローバルな視野と高い志を持って、社会的・文化的・学術的に地域へ貢献する人材の育成・輩出を目的としています。
その目的を踏まえたうえで、以下の5点について所定用紙へ項目別に記入してください。
1 どのようなことを地域の課題と考えているか
2 志願者自身がその課題があることを意識したのはなぜか
3 その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか
4 当学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか
5 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか
※ 必ず所定用紙をA4用紙に片面で印刷してください。
また、記入した分量が3枚以内に収まる場合であっても、4枚目まで必ずつけてください。
この「項目別に記入せよ」というのは、「1」がどこから始まるのかわかるようにせよ、という意味です。
書き方は指定されていませんので、例えば、
● 項目の1文字目の前に「1」等と番号を付ける
● 項目の始まる前の行に「1どのようなことを地域の課題と考えているか」等と番号と課題名を付ける
読みやすさを工夫しながら、「どの項目が、どこから始まるのか、パッと見てわかる!」を目指しましょう。
課題レポート:書式
言語:日本語(楷書、算用数字で指定あり)
記入手段:
手書き(黒ボールペン) ⭕️
PC 等で別途作成して印刷したものを切り貼りする(のり付け)など ⭕️
※ 氏名欄のみ、必ず自筆(=手書き)
※ 指定の枠線内に、必ず収めること(はみ出し厳禁)
書類サイズ: A4
印刷方法: 片面
枚数: 4枚 (4枚すべて、印刷&提出)
行数: 20行/枚 ( 合計 80行 )
5項目あるので、単純計算でも1項目16行、後半の③〜⑤に重きを置くとして、前半①・②で10行、10行(1枚目)、③・④・⑤でそれぞれ20行(各1枚)を目安に配分するかな。あとは内容に応じて、柔軟に変化させたいところ。
地域連携型というテーマ
ユニークな入試制度となっている新思考入学試験ですね。
グローバルな視野と高い志を持って、社会的・文化的・学術的に地域へ貢献する意識を持った学生を求めます。すべての都道府県からの受け入れを目標とし、入学後は所属学部の学びに加え「地域への貢献」をテーマとした全学共通の活動を行うことで、当入試出願に至った志を入学後の学びにつなげる「高大接続」型の入試制度です。
47都道府県から地域貢献に燃える学生を集め、共に学び、そしてまた(将来のどこかのタイミングで)地域へ戻って活躍してもらうことを想定しているのでしょう。地域への関心の高さが大事になりますね。
「すべての都道府県からの受け入れを目標」としている以上、関東近県よりは他地域の方が有利なのでしょうか(県別合格者の統計があれば教えてください)
ポイントとしては、課題レポートで取り上げる「地域の課題」と「志願学部での学び」との関連性は重要です。
法学部なら法律関係、商学部なら広くビジネス関係など、後半の学びたいこととの一貫性を持たせるためにも重要なチョイスとなります!
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ちょっと調べただけでも、合格体験記などありましたので是非参考にしてみてください!
やはり天下の早稲田大学、情報がたくさんありますね!
どうか納得のいく志望理由書、自己推薦書が書けますように!
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