オンライン授業は巨大な社会実験
今日は専門学校の、週に一度の登校日。初めてリアルに生徒さんたちと対面しました。緊張した(笑)。今までzoomの小さな画面の中にいた人たちが、目の前にいる!ああ、実在していたのね、当たり前だけれど…。(;'∀')
生徒さんたちに聞いてみました。「オンライン授業とリアル授業、比べてみてどう思う?正直なところを聞かせて!オンラインの方が性に合ってるというか、意外と良かったみたいな人はいる?」手が挙がったのは、クラスで一人だけでした。
じゃあ、逆にオンラインよりリアルの方が良いと思う理由は?と聞くと、「自分は弟や妹と一緒の部屋で、そもそも部屋も狭いし、授業中集中できない。教室の方が絶対いい!」という意見。なるほどなー。
今朝の日経新聞によると、東大は全授業をオンラインで実施し、駒場キャンパスの経済学の講義では、1000人もの学生がzoomを通じて出席するという、前代未聞のことが起こったという。しかも、チャットによる質問や学生間の議論が盛り上がったりもしたのだと。
私が担当する専門学校2年生は、就活の真っ最中。今日は小テストをしたのだけれど、名前の欄の字に、おばさんはついつい反応してしまう。「字が綺麗、汚いじゃないよ。例え字が汚くても、真剣に丁寧に書いた文字は人にちゃんと伝わる。逆に言うと、いい加減に書いた文字は相手にどんな印象を与えるかな?考えてごらん?」そう説教したくなる。
だけどオンライン化して、手書きの書類が全て無くなったら?綺麗な字で誠意を示すとか、そもそもナンセンスだよね?アフターコロナの就活は、そういうことなんじゃないの?結果が全て。字が綺麗とか、丁寧とか、そういうプロセスは意味がない。(かどうかは、分からないけど。(;'∀'))
駒場キャンパスのエビデンスが、早く欲しいと思う。オンライン授業とリアル授業で、習熟度の差はあるのか?その授業に、「対面」は必要ですか?
良い悪いは別にして、先生も生徒も試されてると思う。巨大な社会実験の渦中にいるんだと。リアルとオンライン、それぞれの長所短所。ミックスするとなったら、そのベストミックスはどの辺り?手探りしていくしか無いんだろうなぁ。
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