2021年梅雨。某日曜日。
「すまない、今パスタを茹でているんだ後にしてくれないか。」と言ったのは世界の終わりとハードボイルドワンダーランドだったか、それともねじまき鳥クロニクルだったか。まあ、出典の確かさは今重要じゃない。
ともかくこのセリフは僕の胸に深々と刺さった。
いつか僕がパスタを茹でているときに電話がかかってきたらそう返そうと決心したんだ。でも今僕の手元にある電話はとても進化してしまってハンズフリーでなにも支障なく会話できてしまう。不審な女性から電話がかかってきたってもうあのセリフを言うことは