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私的 西川さん名曲紹介 その1

突然ですが、西川さんの楽曲で何が好きですか?

世間的に良く知られているのは、HOT LIMITやWHITE BREATH、HIGH PRESSUREあたりでしょうか。ガンダムや戦国BASARAなど、アニメやゲームでタイアップになっていた曲も知名度が高いかなと思っています。

T.M.Revolutionでリリースした楽曲は現時点で100曲以上。abingdon boys schoolや西川貴教名義のリリースを併せると更に増えます。
(abingdon boys schoolや西川貴教名義の活動とは何ぞや?というのは、また書かせてもらいますね。)
TVの歌番組でよく披露する曲やライブの鉄板曲など有名曲は色々ありますが、これだけ曲数が増えてくるとなかなか歌われない曲というのがどうしても出てきてしまいます。でも、その中にも結構名曲があるんですよね。

そこで、ライブなどでもなかなか聴くことができない『私的・隠れた名曲』をご紹介していきたいなと思います。


今回はコチラ!
2004年に発売されたT.M.Revolutionのアルバム『SEVENTH HEAVEN』に収録されている楽曲の中から、私がめちゃくちゃ好きな2曲をピックアップさせてもらいます。

T.M.Revolutionの楽曲は、ほとんど井上秋緒さんが作詞されています。(時々別の方が書かれていたり、西川さんが作詞された曲もあります)
秋緒さんが選ぶ言葉が、私にはすごくハマるんですよね。ですので、歌詞に心を動かされてその曲を好きになるパターンも結構多いです。

今回ご紹介する曲は、アルバムを買ったときは普通に「いい曲だなー」ぐらいにしか思っていませんでした。が、それからかなり年数が経った後に自分の人生上で大きな転機を迎えるタイミングがありまして。その時、久しぶりにこの曲を聴いて……歌詞にかなりグッときました。そして、この曲が大好きになりました。

◯Engraved On The Moon
タイトルを直訳すると「月に刻む」。人が迷い傷つき、挫けながらも前に進んでいこうとする姿を、月の満ち欠けに重ねるように描いた詞が印象的です。曲のオープニングで高らかに鳴り響く鐘の音が心地よいです。
そして、私が最も好きな詞がコチラ。

淋しさや哀しみが ある理由は
痛みが正しくて 感じれば自分に 近付けるものだから

作詞:井上 秋緒

これはねー。本当に心当たりがありました(笑)
その出来事に、その感情に向き合おうとするだけで……何だかモヤモヤする。気持ちがどんよりする。自分の中のどこかが痛む。
何かしらの理由をつけて諦めようとしていること。忘れようとしていること。なかったことにしようとしたこと。でも、自分の奥底で本当は解ってるんですよね。全然諦め切れてないってことに。
そんな心の内をズバッと描いた見事な歌詞だと思いました。痛みは決して悪いものじゃないんですよね。まだワンチャンを諦めていない自分に気づくための、大事な大事なサインです。

◯destined for...
もうね、切ないです。とても切ない恋の歌。
なのに、なぜかとても温かく柔らかい。そんなミドルテンポのバラードです。私が最も好きな詞がコチラです。

何処にいてもいいと 思ったから 与えてくれたから
歩いてゆける 僕なら この痛みの 命じるままに

鮮やかな移ろい 近付いてる 時が奪い去っても
出逢わなければ ならない人に きっともう 会ったんだから

作詞:井上 秋緒

共に過ごす時間は限られていたとしても、出会った事そのものに大きな意味がある。それに気付かせてくれた楽曲です。Engraved On The Moonでも描かれていた通り、痛みは決して辛いだけのものじゃない。私の場合も、本当の自分を知るための大きな大きな手がかりになりました。


この2曲は、「SEVENTH HEAVEN」のアルバムツアーでしか歌っていなかったと記憶しています。久々に生で聴きたいなぁ……。聴いたら泣くだろうなぁ(笑)


いかがでしたか?
こんな感じで、今後もちょこちょこ私的西川さんの名曲をご紹介していけたらなと思います。
本当にいい曲なので、ぜひ聴いてみてくださいね〜♪


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