ミコト/早川隣

日記帳です。書きたいことを書きます。主に文房具/ノート/読書記録/ドール/創作/TRPG/思ったこと考えたこと。好きなことを見つけたら見つけただけ書いていきたいです。アナログ人間。

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最近の記事

社会人になって世界の彩度がガタ落ちした

 職場と家を往復して、できるだけ傷つかないように息をし、眠る。  それだけ。  生活も趣味もとにかく省エネに済ませるために、「日々の潤い」的なものから順番に人生から追い出され、結果的に心がカサカサの砂漠になる。  社会に出て数年。  気がつけば、視界の大半を占めるのはアースカラーを通り越してカラーピッカーの左端にぴったり張り付くような色ばかりだ。  学生生活を「人生の夏休み」と称する理由は、きっと多くの社会人がわかっているだろう。  とにかく刺激がたくさんある。  金がなく

    • 三行日記(2024.10.06)

       数日前から精神の調子がおかしく、どうにか知人に助けてもらって若干安定がとれたように思う。明日から仕事頑張れるかわからないけど、メンタル最悪の波からは抜け出せたような気がする……かな?

      • 【読書記録】「残穢」小野不由美著

        ようやく読んだホラーの傑作  久々に読書記録をつける。  このところ有休消化の影響もあり映画鑑賞も読書もここ数年で稀に見るほど時間を割いていたけれど、とにかくインプットする方に引っ張られて感想を認める方に目を向けられないでいた。  しかし、ちょっと今回に関しては書いておかねばならないエピソードがあるためしたためておこうと思う。 『残穢』小野不由美著 思い出したことがある  今回は読書の記録というよりは本作にまつわる思い出の話だ。  これは大学時代の話である、  その頃

        • シーリングスタンプをはじめました

          実は昔から好きだった  はじめました……とは言ったものの、実はシーリングスタンプを触ったのは初めてじゃない。  一番最初に触ったのは確か……4〜5年前。文具ブームが始まったりレジンが流行ったりした片隅に、こっそりとシーリングスタンプが置いてあったのだ。  なにしろ無類の新しい物好きなので、するする吸い寄せられてスターターセットを買った。  それを眠らせてしばらく経って、気がついたら「空前の」と言っていいほど激しいシーリングスタンプブームが来ていた。 出戻り、そして沼  

          【読書記録】「サエズリ図書館のワルツさん2」紅玉いづき著

          アナログに還りたかった  最近傷つくことが多い、と思っていました。  おそらくSNS疲れの側面もあるだろうし、職が変わることへの不安やそれに伴う忙しさもあってのことでしょう。  信じるべき人のことを信じられなくなったり、この世の全てが自分に銃口をむけているような気分になったり、理由は色々思い当たりますが……とにかく少し、ここのところの自分はおかしい、と。  そのおかしさをうまく調律するために、まずは本を読むことにしました。  私は元来、本の虫です。歩きながら本を読んでいて、

          【読書記録】「サエズリ図書館のワルツさん2」紅玉いづき著

          仕事を辞めることにした。

           仕事をやめようって思ったのは入社して2週間目なことだった。  歓迎会で手酷いセクハラ(といっても言葉でとどまるものだった)を受け、「こんなやつが出世できる会社やべぇ」と思ったのだ。  その後も1週間に1回くらい「やめてやる!」と叫びながらも惰性で勤務を続け、もう結構な年数になる。  コロナ禍真っ最中、本当にダメになった。  コロナ禍の影響で事業が片っ端から潰れていき、時間を持て余すことが増えた。  転職しよう、と本気で奮起したのは後にも先にもこの時だけだったように思う

          仕事を辞めることにした。

          金継ぎ体験をしてきました!〜クリエイターズマーケットにて〜

          年2回の楽しみ、クリエイターズマーケット  突然だが、私はいわゆる「ハンドメイド品」が大好きだ。  クリエイター個人のイマジネーションが感じられる手作り品は眺めているだけでも楽しいし、既製品より割高でも手にしたいと感じる。  そんな私の年に2回の楽しみ。それがクリエイターズマーケットである。  簡単に言えば手作り品オンリーのフリーマーケットだ。今回も時間があったため、6月23日にお邪魔した。  普段はなにかお目当ての品があって、それを購入したら少し見て回って帰るのだが、

          金継ぎ体験をしてきました!〜クリエイターズマーケットにて〜

          推しV紹介させてくれ〜今酒ハクノ様編〜

          Vtuberが好き  突然だが、私はVtuberが好きだ。  Vtuber自体がそんなにアングラな存在でもなくなった感があるので「Vtuberとは」みたいな話は省くけれども、まあ一言でまとめるなら「動く絵をアバターにした配信者」だと思ってもらえれば(少なくともこの文章を読む分には)困ることはないだろう。  この世に星の数ほどいるVtuberを全員見ているわけではもちろんなく、片時も目を離さず活動を追っているのは数人だ。  その数人は私のいわゆる「推し」であり、できることなら

          推しV紹介させてくれ〜今酒ハクノ様編〜

          発見しました、運命の1本〜万年筆〜

          万年筆、再熱。  先日、ガラスペンへの憧れをしたためた。  これでもう大丈夫……と思いきや、むしろぐつぐつと欲求は煮詰まるばかり。ついでに万年筆も気になってしまった。  いてもたってもいられず、翌日現金を握りしめて東急ハンズの文具コーナーへ。ショーケースの中をじぃ……っと見つめてきました。  ガラスペンもいいけど、試し書きができないのがネックだな……と思って(先日コメントで試し書きはした方がいいと教わりました。ありがとうございます!)、万年筆をメインに検討。  やはり

          発見しました、運命の1本〜万年筆〜

          物欲の話〜憧れのガラスペン〜

          どうも、物欲魔人です。  私は物欲魔人であり、コレクターである。  数多の趣味を持っているが、そのほとんどが「物を欲しがる系」や「ものをコレクションする系」だと声を大にして言えるくらいの物欲魔人だ。  ドールは可愛いお洋服を買い集めるのが好きだし、宝石蒐集はコレクションが肥太ることに幸福を感じる。文房具はノートやシールに費やした金額を計算するのも恐ろしいくらいだし、読書だって読むのも好きだけどすでに持っている本の表紙違いや装丁違いにときめいて何冊も買ってしまうのだ。  

          物欲の話〜憧れのガラスペン〜

          映画「岬の兄妹」感想と解釈〜彼らはいつ間違えたのか〜

           先日、映画「岬の兄妹」を観た。  元々気分が落ち込んでいたので、とびきり胸が悪くなるような映画を求めてチョイスしたのだが、どちらかというと「社会の問題を浮き彫りにされて鬱になっている暇もない」という感想だった。  それはそれとしてこの苦しさを数日引きずる人がいるというのも理解はできる。  ということで、感想と解釈をダラダラと述べていこうと思う。  あくまで素人の無責任な言葉であることをご理解の上、お付き合いいただけたらと思う。  ※当然ながらネタバレのパレードになるため

          映画「岬の兄妹」感想と解釈〜彼らはいつ間違えたのか〜

          三行日記「マイノリティ」

           様々な方面で自分はマイノリティであるという自覚はあるけれど、発信するにはどうにも躊躇う。エンタメにするには同環境の誰かにも、過去・現在・未来の自分にも失礼なような気がして。

          三行日記「マイノリティ」

          3行日記「興味」

           唐突にUTAUに興味が出てきた。歌うのが苦手なので声だけサンプリングしていろんな歌を歌えたら嬉しいよねという気持ちだ。それはそうとして録音用の機材が一切ないので使用が1回きりになっても悔しくならないお値段でマイク探す。

          3行日記「興味」

          手帳について考える

           私は文具マニアであり、言葉を書くのが好きである。普段からノートを一冊持ち歩き、考えたことを日々記録している。  しかし、ここのところどうにも引っかかっていることがあるのだ。  私の手帳、見返すのに向いていない。  せっかく書き連ねた文章。  できるなら見返したい。時々とてもいい発見があったりするし、諸々の出来事を書き捨てにするのはちょっと勿体無い。  ということで季節外れの手帳会議開催である。 手帳に求めること ・雑記帳  いまのノートの使い方。感じたことを全部書

          手帳について考える

          人付き合いの難しさと、ある種の解放

          人付き合いって難しいね(今更)  私は人付き合いが嫌いなわけではない。  インターネット上においてのみではあるが、初めましての人とお話するのも嫌いじゃない。  けれど、それにしたって最近人付き合いでつまづくことが多くなった。  おそらくここ数年でネットで人と関わることが圧倒的に増え、多くの人と関わるようになったことが理由じゃないかと考えている。  自分に原因がないとは思わない。むしろ大いにあると思っている。  いらない一言を発してしまったり、変な隙を見せてしまったり。  お

          人付き合いの難しさと、ある種の解放

          もうひとりの私〜スーパードルフィーについて〜①

          ドールが好き  私には数多の趣味があるが、そのひとつに「ドール」がある。  ドールとは、いわゆる球体関節人形だ。  読者の中には「いい年してお人形なんて……子供じゃあるまいし」と思う人もいるだろう。  確かにやっていることは子供のお人形遊びと変わらないように見えるかもしれない。しかし「ドール」は今まで関わってきた趣味の中で最も「大人の趣味」だと思っている。主に金銭面で。 私のドール観  私はドールが好きだ。  私にとってドールは「もうひとりの私」であると考えている。

          もうひとりの私〜スーパードルフィーについて〜①