【RHEL9】RedHat Enterprise Linuxの最新情報を簡単にまとめました。
みなさんこんにちは。あかいハットです。
夏休みあとの基礎固め…ということで、今回はRedHat Enterprise Linuxの最新VersionのRHEL9についてご紹介いたします。
※記事作成時の2023年9月の情報となります。
最初に、RHELがどのように作られるのかについてお話をさせてください。
RHELを始めとしたレッドハット製品は、基本的にアップストリームファーストというポリシーに準拠して開発されています。
レッドハットは、OSSコミュニティ開発成果を共有することで、他の多数のOSSコミュニティにも影響を与えています。
現時点では、FedoraとCentOS Streamという非商用のLinux distributionが、RHELのアップストリームです。
お待たせいたしました。ここからはRedHat Enterprise Linuxの最新Versionのお話です。
RHEL9は20年の歴史と共に、変わらないRHELの価値と、Open Hybrid Cloud時代のビジネス革新を支援するOSとして発表されました。
主に4つのキーポイントに注力して機能がアップデートされています。
INNOVATE
ビジネスイノベーションを加速する最新のソフトウェア開発ツールチェインを提供します
OPTIMIZE
Webサービスとして実装されたRed Hat Hybrid Cloud Console との連携強化によりハイブリッドクラウドにおける一貫したOS体験を提供します
PROTECT
セキュリティの強化として、暗号ポリシーがアップデートされました。
これにより脆弱なプロトコルやセキュリティ方式が無効化され、デフォルトでセキュアに使えるようになりました。
TRUST
オペレーションの一貫性と安全性の強化についてです
RHEL9ではRHEL Web Console (Cockpit)の機能強化とRHEL System Roles の拡充が行われました。
Red Hat Enterprise Linuxはセキュリティ、信頼性、パフォーマンス、そして本番環境での利用を前提にハードウェア、ソフトウェア、政府機関等からの認定を得た、非常に安定しているエンタープライズ・プラットフォームです。
Red HatはOSSコミュニティにおいて機能改善、バグ修正においてリーダーシップを持って貢献しています。
最新バージョンのアーキテクチャーなど詳しい情報は下記をご参照ください。
Red Hat Enterprise Linux 9.1 リリースノート
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