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レッドハットの歴史について

みなさんこんにちは!あかいハットです!
突然ですが、レッドハットってRed Hat といえば、どういうイメージを持たれてますでしょうか。

やはり、オープンソース、Red Hat Enterprise Linux というイメージが強いではないでしょうか。

実はレッドハットは今年で30周年の会社でして、Linuxだけではなく30年間でいろんな買収や OSSを開発して、お客様と一緒にクラウドファーストに取り組めるOSSを中心とした数多くの製品群と、実現を支援するサービスを提供しています!

そこで、レッドハットのイメージがLinux OSだけの会社だと思っている方向けに、レッドハットの歩み(歴史)について、簡単にご紹介します!
ぜひご一読ください。


1993-1999 〜誕生〜

Red Hat® Inc. は、ある小規模事業主が技術会議で 1 人のギークと出会ったことから始まりました。
そのギークとは Marc Ewing (マーク・ユーイング) で、ノースカロライナ州ローリーの自宅で自作の Linux® ディストリビューションのハッキング、デバッグ、CD 上での実行に没頭していました。
そして事業主とは Bob Young (ボブ・ヤング) で、コネチカットの自宅でコンピュータ用品のカタログ販売業を運営していました。Linux への関心が高まっていると見て取った彼は、Ewing の CD を商品として取り扱うことにしました。その売上量があまりにも多かったので、彼は Ewing と手を組むことにしました。こうして 1995 年に Red Hat Software が誕生し、Young は CEO になりました。

2000-2006 〜箱入りのLinux製品〜

長年、Red Hat Linux は箱入りの製品として販売され、小売店では Microsoft Windows や Lotus Notes のそばに並べられてきました。
他のソフトウェア企業と同様、Red Hat Linux も約 6 カ月ごとに新しいバージョンをリリースし、顧客が新機能を求めて新バージョンを購入してくれることを期待していました。
開発モデルは革新的であったものの、ビジネスモデルはそうではなかったのです。

2001 年、Red Hat は主な収益源である箱入りの Red Hat Linux の提供を停止しました。
それに代えて、オープンソースへの信頼を改めて確信した Red Hat はサブスクリプションベースで販売されるエンタープライズ・エディションを導入しました。
Red Hat Enterprise Linux は、世界で最も要求の厳しいデータセンターで使われる、Red Hat の主力製品になりました。

無料で利用できるコミュニティ版の Red Hat Linux オペレーティングシステムは、Fedora という新しい名前で開発とサポートが継続されました。
当時の CEO で精力的なオープンソース・エバンジェリストであった Matthew Szulik (マシュー・ズーリック) は、Red Hat はテクノロジー業界における変化を活性化させると考えました。

そして 2006 年、後に Red Hat のビジョンとなるこの言葉を構想しました。
21 世紀を代表するテクノロジー企業になり、自分たちの行動を通じてコンテンツとテクノロジーの民主化を継続的に進めることにより、社会機構を強化する力となる。

Red Hat Enterprise Linux が成功を収めたことで、Red Hat は安定的な成長を遂げ、他のオープンソース・コミュニティに投資および参加することになりました。
このようなコミュニティからは新しいテクノロジーが生み出され、Red Hat はさらなる機能を追加し、ポートフォリオを拡大しました。

2007-現在 〜オープンソースからオープンソースウェイへ〜

2007 年、Jim Whitehurst (ジム・ホワイトハースト) が Red Hat の社長兼 CEO に就任しました。
2009 年、彼は新たな協調的な企業理念を掲げ、Red Hat はオープンソースだけでなく、The Open Source Way (オープンソースウェイ)、つまりオープンソースの方法論が持つちからにも熱意を注ぐことを表明しました。

お客様、開発者、パートナー企業の懸け橋となり、オープンソースの手法で優れたテクノロジーを創り出すこと。
2012 年、Red Hat はオープンソース・テクノロジー企業としては業界で初めて 10 億ドルを超える収益を達成しました。
2019 年、Red Hat と IBM は史上最大規模のソフトウェア企業買収により、合併しました。

この動きは、オープンソース・イノベーションをさらに多数の組織に広げ、真の選択肢とアジリティをもたらすハイブリッドクラウド・ソリューションの要求を満たすように拡張しようという Red Hat の取り組みの後押しとなりました。合併後も Red Hat が Red Hat であることには変わりなく、このブランドを常に導いてきた価値観と理念を指針として、独立した子会社として運営されています。

25 年以上にわたる Linux の実績、コンピュータエンジニアリングにおける経歴、業界ビジョン、ビジネス上の手腕を身に付けている Hicks は、
お客様およびパートナーとの協力により次世代の IT 問題をオープンソースで解決するには適任と評価されています。

最後に

25 年以上の時を経て、Red Hat は自宅を拠点とする小規模ビジネスから世界をリードするエンタープライズ・オープンソース・ソリューションのプロバイダーへと成長しました。
現在、フォーチュン 500 の 90% 以上の企業が Red Hat を利用しており、Red Hat の製品とソリューションは世界中で信頼されています。

Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux の革新的な基盤から始まり、
ハイブリッドクラウド・インフラストラクチャ、ミドルウェア、アジャイル・インテグレーション、クラウドネイティブ・アプリケーション開発、
管理および自動化ソリューションなど、先進的な IT のフルスタックにまたがる広範なポートフォリオを構築しています。そしてそのいずれも、オープンソースの手法で作られています。

参照記事:https://www.redhat.com/ja/about/brand/standards/history

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レッドハット株式会社
谷 喜博
ytani@redhat.com
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