デザイナーを目指しているなら知っておきたい。今、注目が集まるUIデザイナー・UXデザイナーという職業 vol.3【クライアントワークを行うデザイナーの働き方】
「デザイナーを目指しているなら知っておきたい。今、注目が集まるUIデザイナー・UXデザイナーという職業 vol.2【インハウスデザイナーの働き方】」に引き続き、クライアントワークに関わるデザイナーの特徴を詳しく紹介していきます。
はじめに
前回はUI、UXデザイナーが働く環境によって働き方に違いが生まれることと併せて、インハウスデザイナーの働き方についてお伝えしました。
自社事業
自社のプロダクト開発を行い運営もを行います。こうした自社事業を行う会社を「事業会社」、自社事業に関わるUIデザイン・UXデザインを行うデザイナーのことを「インハウスデザイナー」と呼びます。
クライアントワーク
他社(クライアント)のプロダクトの開発やwebサイトの制作などを行います。こうしたクライアントワークを行う企業のことは「受託会社」「制作会社」と呼ぶことがあります。
クライアントワークを行うデザイナーの働き方
今回は、一般的にクライアントワークを行うデザイナーの働き方を以下3つの特徴に沿って説明していきます。
1.スピーディーに複数のプロダクト・サービス開発を経験する
2.様々な業界のビジネス課題・文化に触れる
3.ユーザーだけでなくクライアントとも向き合う
1.スピーディーに複数のプロダクト・サービス開発を経験する
クライアントワークを行う企業のデザイナーは基本的に複数の案件に携わることになるため、1つの業界やビジネスに限らず様々なプロダクトのデザインを経験することができます。
2.様々な業界のビジネス課題・文化に触れる
様々な業界に触れるクライアントワークで、デザイナー自身がこれまで出会ったことがない独自の文化・価値観・信念、コミュニケーションにおけるルール等と直面することが多くあります。クライアントワークを行うデザイナーであれば、こうした業界独自の『当たり前』を理解することがとても大切になってきます。
3.ユーザーだけでなくクライアントとも向き合う
事業会社で働く場合、滅多に現れない“クライアント”という存在はかなり特殊だと言えるでしょう。クライアントワークにおいて、クライアントと向き合うデザイナーの姿勢は意識するべきとても重要な要素です。
クライアントワークを行うデザイナーは、企業や業界あるいは世界全体を見据えるCEOや事業責任者レベルの人とコミュニケーションをとることも考えられます。こうした高い視座をもつ人達の壁打ち役としての役割が求められる場合、デザイナーは、彼らと同じ目線で会話をすることができなければいけません。
クライアントワークを行うデザイナーに求められるスキル
クライアントワークを行うデザイナーは、クライアントの事業に対する理解を深めながらプロジェクトの一員としてクライアントと同じ熱量を持ってデザインに取り組む必要があります。
UI、UXデザイナーとしてのテクニカルスキルはもちろん大切ですが、何よりプロダクトに関して学習や共感することで、様々な課題を自分事化して考えられるようなスタンスが大切になってくるでしょう。
さいごに
今回までの全3回に渡ってUI、UXデザイナーという職業に関するnoteを書かせていただきましたが、UI、UXデザイナーとして働くイメージを掴んでいただけたでしょうか?デザイナーとしての就職を考えている方のキャリアを考える手助けができていればと思います。
もし、これまでのnoteで紹介した内容の他にも知りたいことがあれば、直接デザイナーの方とお話しすることを強くおすすすめします。みなさんがどんなデザイナーになりたいのか、働くことへのイメージが鮮明になってくるはずです。
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