見出し画像

(2)日本版帰化試験問題 第59問

【アメリカ市民権試験問題】

■第59問 ヨーロッパ人が来るまで、アメリカには誰が住んでいたか。

(答) アメリカ・インディアン、アメリカ原住民。

【帰化試験問題】

★第59問 日本が国家として成立して間もない頃、日本列島内に住み、朝廷

と対立したとされる集団をひとつ挙げよ。

(答) 蝦夷、熊襲、隼人。

【解説】
 アメリカは移民の国だが、その前にはもちろん、原住民が住んでいた。彼らをヨーロッパ人がインド人だと思ったから、インディアンと呼ばれるようになった。だから今では、そのように言うことは「政治的に正しくない」とされている。
 日本の場合、事情は大きく異なる。というのは、日本列島に大陸から人々がやってきた頃、原住民(縄文人)はいたはずだが、どんな民族だったのかは、時代が古すぎて、正確に知る由はない。また、アイヌだけが先住民だったという証拠などどこにもない。
 という訳で、アメリカ版をベースに問題を考えるのがコンセプトなので、ここは、『古事記』『日本書紀』に登場する、まつろわぬ人々の呼称を問うことにする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?