屋外でAR(拡張現実)体験-13 実践
iOS ARアプリMixAR camを使ってAR体験
今回は、MixAR camで発生する映像動画ARオブジェクトの挙動についてです。
MixAR camは映像動画ARオブジェクトとして現実空間に置けるのですが何故かある方向に配置したARオブジェクトが影になって暗く表示されます。
光源に対して背になるように置いた場合の影は現実的なのですが非常に見づらいことになります。
この挙動がどういう法則で処理されてるのかがよく分かりません。屋外で使った場合、太陽の位置が関係してるように思えるのですが実際にARオブジェクトを配置するとそうでもない場合があります。また室内でも同じようにある特定の方向だけが影になってしまいます。
見え方として特別な3D空間に固定された遠方の光源がありその影の影響を受けてるように思えますが私はエンジニアではないので理解しがたく困った現象です。
そのためMixAR camっでAR体験を作成する場合は本番をする前にあらかじめどの方向に影になるか確認しておく必要があります。
1. 概要
太陽の位置関係でARオブジェクトの表示が変わる。
この実験では、太陽の位置と関係してるように思えるがAR体験をする位置関係で変わってくる場合がある。
-1. 垂直方向に置いたARオブジェクト映像の4面のうち2面は明るく表示。
-2 他の2面は必ず影になる。
-3 地面に水平に置いた場合は必ず明るく表示。
■ARオブジェクト-A
■ARオブジェクト-B
■ARオブジェクト-C
■ARオブジェクト-D
■ARオブジェクト-E
映像1 夕方日が傾いた時間帯に実験
映像2 地面に水平に置いた場合の実験
どうもこの影の現象は、MixAR cam特有に起こるように思えます。
静止画像では影になる現象はありません。あと映像の場合はARオブジェクトの背面に入ると裏側がなくARオブジェクトは表示されません。
AR体験で映像が使えるのはリアリティがあって面白いのですが制約があるので体験する前にそのあたりを考慮する必要です。