存在しないアニメのキャラクターソングを作ってもらった話
皆さんは『フォロワー!』というアニメをご存知だろうか。
『フォロワー!』とは、可愛い女の子たちの日常を描いた学園もの、と思いきやちょっぴり不穏な匂いも漂う、一部で人気を博す深夜アニメだ。
私はそのアニメを愛好する一人として、専用のTwitterアカウントを設立して同士の人々と交流及び二次創作を行いつつ、楽しくオタク活動をしている。
タイトルで明かしているので早々にネタばらしをしてしまおう。
このアニメは存在しない。
事の発端は2020年3月頃。
ある一人の「フォロワーのアニメが見たい」という発言を皮切りにして、私を含むその方の相互フォロワーを中心に広がった「フォロワーの出てくる存在しないアニメ」の妄想が『フォロワー!』の始まりだった。
その半年ほど前に「フォロワーからイメージをもらって自分を女子高生化する」という旨のタグが局地的に流行していて「キャラ設定」の土壌は完成していたのもあり、存在しないアニメ『フォロワー!』は妙に成長した。その結果、「存在しないアニメの外堀を埋めることでアニメの実在性を高めていくオタク集団」という大規模な集団幻覚を見る集まりがここに誕生してしまったのである。
界隈が発生して1年。同じ幻覚を見ている人間は100人に近い。どうしてそんなに大きくなっちゃったんですかと叫びたくなるところだが、正直こう言うしかない。真面目にやってきたからよ。オタク活動を。ねっ?
というのも、何故か異様にクリエイティブな性格のオタクがめちゃくちゃいるせいで、2020年4月段階で既にOP曲が完成していた。5月にはMMD、手描きMV、公式HPなどができている。その後も公式のブラインド販売(の体の)グッズや同人グッズに同人誌など、公式非公式を問わない様々な発展があった。Pixivにも「フォロワー!」というタグを検索すると絵や小説が複数見つかる。
ちなみにトップのロゴは おさかな ( @osakana_desuga ) さんの作品だ。
時雨 小夜さん推しの しぐ ( @flwr_sigu ) さんのありがたいまとめ。時雨小夜さんは生徒会書記である
この勢いは今でも続いている。とりあえず5クールは続いている。そろそろ2期が放送されるはず ( という幻覚を見ている )。
そんなある日、2021年2月初頭。
リアルの友人であり『フォロワー!』のオタク・国塩 ( @tanosh_i ) 氏と私は、フォロミュ ( フォロワー!の2.5次元ミュージカルの略 ) の話を身内垢で朝から2時間ほどぶっ通しで行っていた。
読まなくていい
この幻覚を見ていて、私は思った。
推しの個人曲が聴きたい。
推しの歌声が聴きたい。
推しの自語りソングで鼓膜からも狂いたい。
歌詞や曲調で公式の推しの解釈を知りたい。
カラオケで推しの曲入れたい。
非オタの友達に「この曲何?いいね」って言われたい。
推しの曲で高得点取ってTwitterに写真載せたい。
推しのミュ曲が聴きたい。
推しの個人曲。ミュ曲でなくてもいい。
ミュはまだしもキャラソンは絶対に全員分あるな。
よし。 作るか、キャラソン。
【準備/作詞】
行動力だけがあるオタクらしい勢いでキャラソン制作を決めたが、キャラソンを作るには思いの外手間がかかる。
とりあえず最低限必要なのはこの四点。
・キャラを理解した歌詞
・キャラのイメージに合う歌
・そのキャラっぽい歌声 ( 声優がいないので )
・なんかそれっぽい完成度
これだ。どれも絶対に外せない。
今回キャラソンを作るのは、私の推しであり私が『フォロワー!』で唯一著作権を有する女、葛城 朱 ( かつしろ あかね )。
※『フォロワー!』はその誕生経緯からだいたいのオタクがそれぞれ平均一人キャラクターを生み出すようになっている ( ただみんな「自分は一切公式とは関係ないこの女のオタクです」のスタンスで生きている )
こういう話をすると私の中にいる厄介なオタクが早口で「いや朱はアニメキャラだからお前とは関係ないんだが?著作権を有するとは?」と言い出すが気にせず行こう。
作画監督による設定資料 ( 左・右上が葛城朱 )。
作画監督も国塩という名前だが、フォロミュの話をしていたオタクの彼女とは別人格である。
右・右下はジェーン・スミスという国塩が生み出した女性。
楽曲制作依頼の際に改めてまとめた設定。
以前から親交のあったフォロワーさんからいただいた私・赤褐色のイメージに私の趣味をぶっ込んだ結果できたのが彼女。「創作において死ネタを好む」をアニメキャラとして落とし込むとこうなるんですね。
他にも「裏設定」はあるものの、それは公式に明言されておらず、本編の描写を踏まえてオタクたちが考察したものが界隈の共通認識となっている状態です。というところまで設定です。そのためここでは割愛します。
かわいいですよね。かわいいのでいっぱい貼りました。
前述の通り、キャラソンの歌詞にキャラ理解は不可欠。でもたかが同人作品にそんなちゃんと向き合ってくれる人もそういない。報酬以上に一定の名声が確約できるビッグタイトルならまだしも、タイトルも大きくない ( 大きいという幻覚は見ている ) 上に予算もあまりない状態でキャラ理解のある歌詞を外注するのはリスキーだ。
彼女を一番理解しているのは誰だ?
私だわ。
私が書くしかない。
以下、歌詞を考える私 ( サブの鍵垢につき垢名は伏せています ) の苦悩する様子の一部をご覧ください。
※「気付く」「気付かない」みたいな話はほぼ『フォロワー!』の専門用語みたいなものなので気にしないでください。解説に3ツイート分ぐらいの文字数を要するやつです。
30分でだいたい「視え」た。
そういう才能の存在があるのではないかと考え始める速度だ。想定外に自己肯定感が高まっていく。
最終的にこの要素を入れることになった
大枠はその後1~2時間、寝かせた後の若干の手直しを含めて2日かかった。半年前に深夜テンションで作詞の公募に投げた以来、人生2度目の作詞にしちゃ上出来だろう。
ありがとう、アイドルマスターシャイニーカラーズ。
( 完成した詞は楽曲にてご確認ください )
【作編曲】
詞ができたら次は曲だ。
「曲先」という作曲→作詞の方法もあったし私の技術的な意味でも不可能ではないんだけど、仮歌などの都合上「詞先」という作詞→作曲の流れで行うことにした。
曲作りは未経験だ。葛城のためにもちゃんとした人に作ってもらうべきだろう。公式で発売されるやつ ( という設定 ) だし。
そんな親心もあり、今回は smooth ( @BeatShu ) さんにお願いすることになった。
軽いご相談を経て打ち合わせ。
彼女のキャラクターらしい曲調を考えた時に「ピアノ中心のジャズ風ポップス」だな〜と漠然と思っていたので、こちらからはそれだけを伝えた。
ほぼ丸投げみたいなものである。
楽しそうだね
そんなこんなで待つこと4週間。
1番までのデモが到着した。
聴いた。
良すぎる…………
当時の大暴れの様子。これはごく一部のツイート
時系列は下から上だけど逆でも大して変わりません
聴いた瞬間に広がる、解釈の宇宙。
しかもその解釈は一致しているときた。
すごい。めちゃくちゃすごい。
このときは確認用に作っていただいた1番のみのデモで、この後もフルサイズのメロディのデモ、そして完成版のデータと続くのだが、毎回毎回良かった。サブ垢で暴れた。
最後は悟りを開いた。表現のオタクっぷりよ。
私自身ジャニーズやラブライブ、アイマスなどのアイドルジャンルに加えボカロや邦ロックもそれなりに通ってきたので、少なくとも「販売されてるレベルのJ-POPっぽさ」はだいぶわかっているという自負があるんだけど、聴き慣れているそれらと比べても遜色ないクオリティの楽曲が届いてひっくり返った。
オーダー通りのオシャレな楽曲かつ、彼女の落ち着きと盲目的な熱がそれぞれちゃんと両立して存在するトラック。朱という名前の通り、黄昏時を彷彿とさせる色味すら感じさせるメロディー。まさに「キャラソン」。
これが存在するアニメのキャラソンだったら印税をお支払いできるのに。むしろ存在するアニメでも地上波では日の目を見ないであろうキャラソンにするにはもったいない。シングルの表題曲として発売したいぐらいだ。サビもすごいキャッチーで耳に残るし、もっと目立つ曲になってほしい。
smoothさん、ほぼ丸投げにも関わらず葛城の設定資料を見て最高の楽曲を作ってくださって、本当にありがとうございました。おかげで救われました。
【歌入れ】
楽曲が完成したら歌を入れるターンになる。
成り行きだが高校時代にバンドでボーカルをやっていた経験があるため私が歌ってもいいかなと思ったが、「推しのキャラソンをリピートするとそれほど上手くもない自分の歌声をリピートすることになるのは精神的に無理だ」と感じたので止めた。よくそれでボーカルやれてたな。
ということで外部からボーカリストさんを探す。
このアニメに声優はいないため ( 本編がないから )、「葛城朱の歌声」を探さなければならない。
めちゃくちゃ大変じゃん!?!!!??
めちゃくちゃ大変だった
結局、『フォロワー!』を知らないオタクの幼馴染たちすら総動員させてまで探る事態になってしまった。
私側からいくつか具体的な候補を挙げていたとはいえ、「イメージとしては早見沙織や田村ゆかり ( キュアアムールやひぐらしの梨花 ) の方向性なのだがそれは喋り声の場合であって、歌声は同じ方向性のままそんなにアニメっぽい声質ではなく大人びた感じの……」とエアろくろをひたすら回していたのによく付き合ってくれたと思う。言ってる内容も相談する理由もキモオタ×キモオタで最悪だ。アニメっぽい声質ではなくっていうのは明らかに私の趣味だし。
しかもこんなにイメージを語っておいて「やっぱり違うのかもしれない」と言った。最低の顧客をやっている自覚がある。立場次第では殺意を抱かれるだろう。
だが集ったのは歴戦のオタクであり優しい友人。
奇跡的に「この曲で出てるこの感じ、葛城朱じゃない?」となる歌声の持ち主を発見した。
ということで、紫村 花澄 ( @kasumi_shimura ) さんに依頼することに。
紫村さんのYoutubeチャンネル←どの動画もすごく良いので是非。歌唱力の高さは勿論のこと曲に合わせた声色の変化が巧みで凄い。
紫村さんには「盲目的な願望のある、大人びた少女」としての歌声をお願いした。
「キャラクターソング」である限り付きまとう、私の脳内にだけある知らん女の声を再現しなければならないボーカリストさんへの逃れられない申し訳なさに苛まれながら、音源が届くまでの日々を過ごしていた。存在しないアニメというだけでこんなに罪悪感を抱くとは思わなかったな。
そして数日後。
音源が到着した。
葛城朱
ヤバ〜〜〜〜〜〜〜〜
罪悪感を吹き飛ばすものが届いた。
葛城朱ではないがめちゃくちゃ葛城朱だった。
歌が上手いのも紫村さんであって葛城ではないが、このボーカルトラックに関する話をしようとすると不思議と主語が葛城朱になってしまう。
葛城朱が心の裡で燃やす情熱と願望が成就した瞬間への強い憧憬、芯の強さ、大人びた雰囲気に隠しきれない幼さ、時折見える年相応の僅かな色気。特に何か彼女について語った訳ではないのに希望通りの歌声をいただけてすごく良かった。
紫村 花澄さん、ビジョンは明確な割に指示は具体性があんまりない依頼にも関わらず快く請けてくださり、そしてハイクオリティな歌声をいただきありがとうございました。おかげさまで延々とリピートしています。
【ミキシング/マスタリング】
さて、音楽に素人の皆さんは、この「ミキシング」や「マスタリング」という工程をどのぐらいご存知だろうか。
私は1cmぐらいしか知らない。
「なんかこれやると良くなるらしい」ということしか知らない。
軽く調べたところミキシングは楽器やボーカルの音のバランスを調整して一つの作品にする工程で、マスタリングは再生機器や媒体 ( CDや動画サイト ) の違いによる曲の印象の変化を減らす作業、らしい。やると良くなるのは合ってる。
やると良くなるならやらねばならない。ボーカルとトラックを合わせる作業は絶対必要だしミキシングは必ずやるべきとして、マスタリングはステレオスピーカーとスマホで聴き比べてみてやらなくても正直聴ける気がしたが ( 耳が素人なので )、妥協をしてはいけない。
だって普通に販売してるCDはマスタリングしてるから。
マスタリングをしないで公開する手も考えた。
でも。
公式はそんなことしないから。
公式はそんなことしないから。
公式は、そんなこと、しないから。
楽曲の制作依頼をする直前からのこの執念のせいで、財布に住んでいた慶応大創設者に追加で動きが生まれた。後悔はしていない。給料日に支払った君。私の口座に24時間も留まれなくてごめんね。
ということで、この作業はパレコサウンド ( @PaletteRecord ) さんに依頼した。
個人的に「葛城朱のキャラソン」と思わず普通に聴いてもめちゃくちゃ良い曲にしたいと思っていたので、潰れない程度に全体的に音圧を上げてもらいつつ、楽器の音にも広がりがある感じにしてもらうよう、またピアノの音にも存在感を持たせるようお願いした。
他にも、「ハモリなし」として歌唱を依頼した後に研究がてら聴いたシャニマスのソロ曲のだいたいにハモリパートがあったので、慌ててハモリの制作も依頼した。参考にシャニマスを使いすぎている。葛城もそろそろアイドルになるのかもしれない。
ハモリパートを除いたこれらの要望は「キャラソン」や「葛城朱」の解釈というより私の趣味だ。
私が計画の全てを司っている。全てが私の掌の上だと思うと心地が良い。多分私に権力者は向いていない。
要望とパラデータ ( 各楽器がそれぞれ別々に収録されたデータ ) を渡して待つこと約1週間、音源が到着した。
いよいよこれが楽曲として最終形態、完全版となる。
これが、宇宙。
今まで見ていた解釈の宇宙に奥行きが出たことで、より一層視界がクリアになった。
今までの宇宙は管制室で画面越しに見ていたが、宇宙飛行士として初めて船外に出た、みたいな「宇宙」に対する実感が一気に感じられた。なんだか二次元から三次元に、平面が空間になったようなことにより衝撃のようなものを覚え、なんかよくわからないけどちょっと泣いた。
LとRではっきりと何の楽器がどこで鳴ってるかわかる。めちゃくちゃ楽しい。要望したのもありピアノが比較的わかりやすいが、ベースなどの重低音に関してもそれぞれがかき消されることなく主張しながらもバランスよく調和している感じがする。
作編曲終了時点の2MIX音源で既にわりと各楽器の調整がされており最低限以上のものが完成されていたし、意図してそれ以上の調整はしないでいただいていたのだが ( エンジニアさんにパラMIXをお願いすることを考えていたため ) 、もしマスタリング作業の存在を知らなかったらこの凄さに気付けなかったのだろうかと思うと本当に運が良かったなと思った。
今月頭に見た某映画の発言への理解を実感として得た。やはり音楽を片耳イヤホンで聴くべきではない。
パレコサウンドさん、良い楽曲を最高の楽曲に昇華していただき本当にありがとうございました。お仕事に対する学びも得られてとても良い経験でした。
【動画】
さて、楽曲は完成した。あとは公開するだけだ。
といってもTwitter上にそのまま音源を載せるのは味気ない。
動画を作り、それをYoutubeに投稿したい。
アニメMV。MMD。一枚絵とその差分に歌詞を表示する。などなど様々な方法があるが、動画制作の経験はムービーメーカーしかない ( しかも気が付いたら開発終了していた ) 私にはどれも難しい手段だ。そもそも絵が描けないし。
予算オーバーは確実だけど誰かにお願いして作ってもらうか。素材だけ頼んで自分で頑張るか。
そんなことを考えながらなんとなく開いたYoutubeの、おすすめされていたとある動画が目に入った。
すぐ国塩に連絡した。
実際に送ったもの ( 字が汚いのはご愛嬌 )
そう。
試聴動画である。
端役のキャラソンにアニメMV?
OP曲でもアーティストのMV、良くてアニメ版リリックビデオが上がるぐらいなのに?
わざわざアニメMVを公式が作るか?
いやいや。
公式はそんなことしないから。
( ※する公式もあるみたいです )
この妙な拘りによって、結果的に私の懐は救われた ( 動く葛城のアニメMVが見たいという夢は潰えた )。
発売日は4月1日という設定にした。2月中旬の動きだったので、発売は3月末の水曜である31日 ( CDの新譜はだいたい火曜入荷で水曜に出る ) でその数日前から当日に動画公開かな〜と雑な予測をしていて、じゃあ曲の存在自体もこの2人の性格もそれっぽいし発売日は1日ずらしてエイプリルフールネタにしちゃおうよということだったんだけど、私がクオリティを上げたいあまりに想定する日程をめちゃくちゃブチ破ったので、もう「エイプリルフールのネタです」という意味しか残らなくなっている。
ちなみにYoutubeにオススメされたのはアイドルマスターシャイニーカラーズのソロ曲集である。参考にするため履修してないジャンルの動画もいくつか見たが、結局フォーマットもだいぶシャニマスに依存しているような気がする。
本当に何もかもありがとう、アイドルマスターシャイニーカラーズ。次に財布に余裕ある時が来たら課金します。
【完成!!!!!!!!】
それでは、葛城朱のキャラクターソング「Script」をお聴きください。
※概要欄やコメント欄でも色々やっているのでよかったらそちらも見てね!
ご清聴ありがとうございました。
試聴の体ですがこのサイズしかないです。
楽曲完成→ボーカルトラック完成→ミキシング・マスタリング完成の過程で毎日のように当時の最新音源を聴きつつ幻覚を見ていたので、そろそろ「1番終わりと2番終わり ( 間奏の入り ) の繋ぎ方違和感なくて凄いな〜」と思い始めました。2番なんてないのに。
楽曲及び彼女に関する感想や二次創作なども待っています。MVへの未練が断ち切れないので、いっぱいください。
もし皆様のご厚意でFAがそれなりに集まったらこの楽曲で「DAMでボカロ曲入れたときのカラオケ映像」とか作ろうかな。MVじゃないじゃん。
いかがでしたでしょうか。
一般人のオタクが色んな人に外注して楽曲を作ってもらったよということでしかなく、私はただデータを右から左へ送ることしかしていないのですが、ミキシング・マスタリングの知識を得たり「アニメの公式楽曲ってどういう楽器構成なんだろう」「公式のキャラクター解釈をどうやって音で表現しているんだろう」ということを調査するきっかけにもなってすごく良い機会でした。
またデモの状態から当時最新のデータをずっと聴いていたので楽曲の進化の過程が明確になり、「このタイミングでこういう仕事をしている」ということがすごく実感できました。編曲の細部の作り込みなんかは特に聴き応えがあって面白かったです。
著作権と愛を持つキャラクターがいてお金に余裕のある皆さん、ぜひ楽曲を作ってみてください。解釈が深まる上に、よく知らないけど何故か他の楽曲を聴いても耳の性能が上がっていて楽しいですよ。不思議だね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
誰か本編ください。
【おまけ】
フルサイズのデモ音源が届いた直後に、私が個人的にすごく好きなライターさんであるARuFaさんのオリジナル楽曲が公開され、状況の意味のわからなさと2曲の内容の圧倒的な良さで5chまとめアフィブログになった
楽曲制作の最中、こんなことをやっているとは知らないフォロワーさんに私の声で葛城朱のUTAU式人力ボカロを作っていただいていたため、私を勝手にOVA版声優にした。4月は偶然「葛城朱の歌」が2つ出たことになる。そんなことあるんだ。
制作中に私と国塩がサブ垢で述べた言葉たち
( 制作:国塩 )
悪ノリで生まれた制作者インタビュー ( 自問自答 )
まだ続きがある
完成形の音源が来てから2番の歌詞を書くな