2021.8.23 私と共に死ぬタイプの音楽


創作をしなかったら日記を書くシステム、3日目。
坊主と並んだので途中で止めるなら明日だな。
今日はまあまあ長い。



音楽をよく聴く日だった。

昔からジャニオタな上に思春期はボカロ全盛期だったから、日頃から国やジャンル問わず色々聴いてはいるんだけど、セトリの聴き返しと特定のアーティストの楽曲digが同日に行われたせいか今日は妙に「めっちゃJ-POP聴いた」という気持ちになっている。

ということで今からAwesome City ClubとNEE、あとちょっとジャニーズの話をします。
この2アーティストの名前を並べると自分の音楽の趣味がいかに雑食か実感するな。支持層の年代は被るかもしれないけど属する界隈が絶対違うでしょ。



8月9日に中野サンプラザホールで行われたAwesome City Clubのワンマンライブに行った。

こんな時期に!?と思われるかもしれないので虚空に向かって弁明すると、彼らはシティポップをメインにやっているアーティストで、時勢がどうであれ観客はノってもそこまで激しく動いたりはしない。私のように一人で来ている人もかなり多い。ホール自体の列の間隔も広いし、一席ずつ間を空けて座るため半径1~2メートルぐらいに人はいない。だから感染の危険性は低いと判断したので行った。あとチケットの直前の払い戻しができない。

オーサムは最近、映画「花束みたいな恋をした」のインスパイアソングである「勿忘」(わすれな)をきっかけに色々音楽番組に出たり、今の月9のオープニングに「夏の午後はコバルト」が使われたりしている、多分ネクストブレイク枠のバンドだ。映画に関してはPORINさん(青髪の女性ボーカル)が演者として出ていて、映画内でもオーサムの過去の曲がめちゃくちゃ使われている。


私が好きになったのは4年前、Youtubeのおすすめに突如出てきたからだ。その当時はメンバーは5人いた。といっても当時(というか今年に入るまで)はライブに行けるような財力は無く、古参の人たちの言う「5人時代の空気」みたいなのはさっぱりわからないが、Spotifyが年末に作ってくれる私がよく聴いたアーティストランキングでは4年間常にTOP3に入っている。

4年間行きそびれてきたが初めて生で見るオーサム。ありがたくもビビるぐらいの神席で、3人を肉眼ではっきりと見ることができた。まあまあ近いスピーカーを通して聴く爆音の2人の声とモリシ―さんのギターにホール中が包まれて最高だった。ライブ用の小編成アレンジのチェロやバイオリンのハマり具合といったらない。生で聴く「またたき」からの「勿忘」は鳥肌モノだったし、初期曲である「Lullaby for TOKYO CITY」をアンコールに使うのはエモが極まっている。落ち着いた曲ばかりではなく「夏の午後はコバルト」→「GOLD」→「アウトサイダー」の流れや「Don't Think,feel」→「今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる」→「STREAM」の流れなどアガる曲も多くて楽しかった。


長く書きすぎたな。今日はこのライブのセトリの聴き返しをしていました。好きな曲2つ貼っておくんでよろしくお願いします。めちゃくちゃ好きなのに半数ぐらい「ボーカル両方主旋律です」みたいな曲だから全然ヒトカラできないアーティスト、Awesome City Club。



次はNEEの話。

毎週日曜日の22時は二宮和也のラジオを聴くために5分前ぐらいからbayFMを流している。21時台にやっている番組はFMラジオのイメージそのまま流行ってたり流行りそうだったりそろそろ発売する音楽を流しているのだが、昨日はHey!Say!JUMPの「群青ランナウェイ」が流れていた。

とりあえず聴いてください。


私の知ってるジャンプじゃないけどなんかめちゃくちゃすごい曲じゃない!!!!?何!!!!!!?

こんなにドン刺さりしたのいつぶりだ、というぐらいの刺さり方をした。先輩である嵐のオタクなので、あとジャにのちゃんねるの影響もあり山田涼介を筆頭に茶の間ぐらいには知っているし、最近は色んなアーティストに楽曲提供されてるらしいのは知ってたけど、まさか今こんな感じとは。これ以上先へ行くと完全に「オタク」になりライブに行くようになってしまうので押し留めている状態が続いていたが、危うく一線を踏み越えそうになった。

あとこのMVもオタクが好きな要素が詰まりすぎている。狐面に追われるって何?2000年代初頭の個人ブログみたいな特設サイトで考察の余地のある情報を流してプロモーションしたり、先の見えない一本道やループに閉じ込めたり、確実に取り込もうとしてきている。私を。

全く関係ないけど自分の一番良い魅せ方を知っている男が好きなので冒頭の伊野尾慧がタイプすぎるのもいけない。ループに絶望している山田涼介もタイプ。


この曲を聴いて、どこかギターの音作りとかイントロのフレーズの感じとかサビの音の重なり具合に聴き覚えがある、と思って調べてみたところ、これはNEEというバンドのくぅさんが提供した楽曲だった。NEEは1曲だけ知っている。Spotifyがおススメしてきたからなんとなく聴いたらかなりツボだった「不革命前夜」である。


そりゃハマるわ~!

これで「NEEの曲は刺さりやすい傾向にある」と判明したので今日の午後はずっとNEEの曲をdigっていた。ボカロで育ったのでこういう曲はずっと好きだ。今のところ「ボキは最強」と「第一次世界」が好きです。



オーサムとNEE、やっぱテンションが全然違うな。


嵐もこんな感じでボカロ出身アーティストとかが作る嵐っぽくない「最近の流行り」の曲が聴きたかったな~と思ったけど普通に休止前最後のシングルが米津玄師提供だったな。米津のしっとりした曲って嵐が歌うと嵐っぽさ出るんだもん。嵐っぽくない曲もカップリング曲には結構あるけど、こういう心地よい不協和音があるような曲はあんまりなかった気がする。



昨日は死んだ夢を見た。正しくは「死んでいた」夢。

初七日の最終日、死んだ日から六日経って再度現世に降り立ち、親類縁者なんかに挨拶回りに行くという話だった。私のことを覚えていて相当悲しんでくれている人だけに触れられ、私が触れたらその人だけ私が見え、言葉が交わせる。自分が完全に「自分が死んでいる」ということを理解していたのもそうだけど、言葉を交わせた友人がちゃんと悲しんでくれていたことに加え、ほとんど話したことのない同じ学年の人が「(私)さん亡くなったんだって」「え~そうなんだ」と会話しているのを透明な私が横で聞いていて、その「あまり関わりのない人の訃報」の温度というか、後に引かない悲しみのある空気感が異様に生々しかった。

夢の中で通りすがって見かけた街の映画のポスターに、「主題歌:あいみょん『(何らかのカバー曲)』」と書かれていた。確かそれは六日前までは嵐が歌う、同じアーティストの別の曲のカバーが主題歌になっていたはずだった。私は二宮和也だったのか似たタイミングで彼も亡くなったのか知らないが、「まあ変わるのもしょうがないか、4人だしね」と思ったのを覚えている。そのカバーを聴いてから死にたかった。未練の温度感をリアルにするのをやめろ。

ちなみに私は体育の授業のマット運動の最中に首の大事なとこをやったことで死んだらしい。ダサいが、私ならやりかねない。

起きたときの「生きてる…………」という気持ち、大切にしていきたいな。


明日も生きて文字が書けたらいいね。


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