【日記】馬鹿過ぎない？

　良く聞いている曲に、
　シンガーソングライター、優里の、
　『ベテルギウス』がある。

　この曲の冒頭にいつも引っかかる。

空にある何かを見つめてたら
それは星だって君がおしえてくれた

　馬鹿すぎん？

　これはどういうことだ……？
　例えば一組のカップルが、
　丘の上で夜空を見上げてて……。

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　──あれは、なんだろう……。

「どうしたの？  さっきから少しぼーっとしてるけど」

「あの光ってるやつが何か分からなくて」

「あぁ、あれね！ あれはね、星だよ！」

「え！ そうなんだ！ 星って言うんだ！！」

「そう！ 星って言うの！」

「うわぁ！ 星って言うんだ……！」

「私、頭良いでしょ！」

「うん、すごい！ 星って言葉、聞いたことなかった！」

「えへへ！！」

「ふふふ！！！」

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　──ということだろう？？

　日本語学びたてのカップルか？
　何一つ学ばずに生きてきたのか？
　言葉を喋れる乳幼児か？

　さすがに優里も、この歌を歌う時、一度は笑いを堪えたことがあるんじゃないだろうか。

　というか、思いついた時、絶対吹き出して笑っただろう。

　「ほ、星だよ…って。ぶふっ！ 俺、何書いてんだよ……！ ぶははははっ！！！ 面白いから、いっそ冒頭に入れるかははは！」

　という感じだと、私は思っている。

　全体的には凄く良い曲で好きです。