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スキ@短編小説 シュトルム『おもかげ』

書くこと困ったので、自己紹介の延長で自分の好きなものを「スキ@自己紹介」シリーズとして、一つずつ紹介しようと思う。小説だったり音楽、食べ物、場所だったり。第1弾はドイツの作家テオドール・シュトルム(1817-1888)の短編小説『おもかげ』を紹介する。

本作は一言で説明すると、「死んだ女の子を思い続ける青年の話」である。とても短い小説で、文庫本で5ページ程だ。しかし、詩人でもあるシュトルムの簡素できれいな言葉で書かれ雰囲気のある作品である。特に、女の子と青年が庭先で話している場面の静かな温かさは何度読んでもいい。それと、この話はとてもイメージが浮かびやすいところも気に入っている点だと思う。

と、ネタバレにならないように気を付けるとなかなか書くのが難しい。引用も入れようかと思った。しかし、この小説は全体の雰囲気が好きで一つの名文といったものは見つからなかったので止めにした。




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