
デジタルトランスフォーメーションジャーニーを読み終えた
やっと市谷さんのデジタルトランスフォーメーションジャーニーを手にとって読み終えた。
たぶん市谷さんの本、あとは「いちばんやさしいアジャイル開発の教本」を読めばコンプリートかな?いつか読みたい。(積読中)
市谷さんの出版された本を一通り読みおえてアジャイルに対しての用語だったり伝えたい言葉に一貫性があってよりアジャイルの知識が深まった。
出版順には読んでないけど、同じ単語は何度も出てくるので繋がってる印象を感じる。
今回読んだ本はコロナが始まってから出社されてるので、より組織やアジャイルのやり方も今の現場に落とし込みやすいと感じました。
図解での説明も多く、イメージしやすいのも良かった部分でした。
とくに今アジャイルを目指してるから、フィットしたい部分たくさんあったし、思うこともたくさんあったので書き留めておく。
この本の構成
この本は、第5部にわかれています。
そのなかで、自分が気になった・メモしたところをピックアップしてまとめました。
デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーを始める前に
業務のデジタル化
スキルのトランスフォーメーション
ビジネスのトランスフォーメーション
組織のトランスフォーメーション
デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーを始める前に
序章からDXを始めるまえに理解しなければならないことがまとめられている。
DXは、企業や人によって解釈は様々です。
自分が思ってたDXと他の人と会話した時に感じたことはある。
ここでは始める前に、日本国内の企業の現在地点について書かれててた。その中で自分が残ったのは人材流動性という課題や日常化した消耗戦がよかった。
レガシー環境はとくに感じたことはたくさんある。
知識の保全が組織の課題と認識されて、運用化できればシステム自体の透明性は保つことができる。だから技術が古くなるとは、ドキュメントやら知識の継承がとまった状態だと感じた。
この言葉とくに響いた。いまできてないところだから、知識の保全を認識できるように行動してる。
別の問題して、人がやめたひ体制が変わったりして、長期にわたって体制を維持できなくなる問題も課題としてある。
いろいろなプロジェクトをみてきたからわかるが、体制が維持できてないのはよくあることだ。
熟練度が人によってさまざまで、属人化することもある。
とくに今自分は初心者🔰な状態でプロジェクトに参画してる。これから熟練度を上げていかなければならないが、言語化することを意識的に行ってる。透明性を維持できるようにしていかなければ、チームにとって良い風は生まれない。
その人しかわからない技術。体制の固定化は難しい。
だから「人材は流動する」という事実は受け入れなければならない。
終身雇用は崩壊してる今は、人材の流動できる新規参入者をどのようにオンボーディングして受け入れて継承させていくのかが重要になる感じてる。
だから次にスムーズに受け入れていくための仕組み化を実施していきたい。
組織文化のレガシー化という言葉も良かった。
レガシーかどうかは判断はしてないが、従来のやり方で今まで通りではいけない。よい文化も時にはあるが変化していかなければ、チームは思考する機会がなくなる。常に疑問にもって変革することをやっていきたい。
デジタルトランスフォーメーション・ジャーニーを描く
新しい取り組みをしようとすると必ず「これまで」のあり方と「これから」のあり方で衝突が起きる。
自分はなにかを始めるときに、「これまで」で抑え込まれたりボトルネックになるのが、すごく苦手なタイプです。
だから、これまでどう打破すればいいのか常に考えてしまう感じです。
ここで説明されてる これまで1.0 と これから2.0 という表にして比較するのがわかりやすかった。
とくに変化を求める自分にとって論理的に比較するようなところは行っていきたいと感じました。
業務のデジタル化
日々の業務を変えていくという組織のこれからを変えるというとすごく大きなイベントごとになって結果時間がかかるものになる。
そうしたことでデジタル化がうまく進まず、結果非効率な業務が長く続くようでは、組織のこれからを変えるにはパワーを感じて次のアクションでパワーダウンしてしまう。
だから小さく改善・改革が必要で、ただ目の前の改善だけではなくどう変えていくためのロードマップは必要になる。完了の定義を小さくすることが必要だと常に思ってる。小さい改善を繰り返すして進むことを意識していきたい。
スモールスタートと言いつつゴール(完了の定義)が、大きいとチームにとっても組織にとってもよくない傾向を感じる。
やってみて、駄目ならやめるをなぜ駄目で次はどうするか?を考えて前に進んだり後退したりを繰り返していくことが大切だと思う。なかなか今まで辞めると始めたからやめられないとかはあるけども、やめる勇気もときには必要です。
DXはコミュニケーションの再設計から始める
組織変革再設計にはやることがたくさんある。
ここで重要なポイントになるのが「コミュニケーション」が重要になる。
一番最初に取り組むべき部分だと自分も常日頃も思ってる部分だった。
なぜ?こうなってるのか。堅苦しい報告などから掴めない部分はたくさんある。
「あーそういうもんなのね?」って自己理解や腑に落ちるようなケースもあるが、テキスト文章や一方通行的なコミュニケーションでは解決や組織は変わらない。
結局物事は、自己理解をより深く得るためには「コミュニケーション」は必然だったりする。
だから「対話」だったりがフォーカスされるのだろう。
だから自分のベースには、まずは自己理解や推測だけで進めずに「コミュニケーション」を重要視したい。
とくに会話が少ない環境化では、本当に聞いていいの?って思うことが多々おきる。とくにリモートワークが一般的な昨今だからこそ聞きにくい環境になりガチになる。
テキストから始めて、文章では伝わりにくい部分の肉付けを会話をしていくことを大切です。
とくに分かりづらい仕様やどう作るのか?解像度が低いと何をすればいいのか?わからない状況がエンジニアリングには発生しガチで、会話もあまりしたくないという文化は少なからずある。会話ベースから始めていくことがチームや組織を作りたい。
コミュニケーションのストリーミング化
デジタル化が進んでいない仕事と進んでる仕事には2つの型がある。
ダウンロード型
アナログ利用
オフライン中心
バッチ
ストリーミング型
リアルタイム
オンライン中心
デジタル利用
ダウンロード型は、他者とコミュニケーションとるときに段取りだったり準備が多く発生する。
ここではメールがダウンロード型に属している。
そこは文化や部門によって異なってる感じを受けてる。
自分がいた環境下では、リアルタイムにテキストベースで「今話せますか?」って感じでリアルタイムで状況に応じて使うやり方がフィットする。
ただ会話するだけではなく、決まったことはSlackだったりコンフルなど議事録を取りつつ、整理してアウトプットするように心がけてる。
よくあるメールベースだと「おつかれさまです。xxxです」から始まる。
この社会人になってから、このお作法をずっとやってて最初のころから疑問を思っていた。
なんで会社の人に毎回話すことをメールでは かしこまるような振る舞いで始まるのだろうかと。。
その面倒なワークフロー自体は、不要なものだとずっと感じてた。
アクションするのにワークフローが多いとスピードややりたいこと時間がかかるといった理由でやらなくなる・もしくはやらないように逃げガチになる。
だからSlackやテキストコミュニケーションをもっとライトに使えるような環境が大切だったりする。
あと常時つなげてる環境化は、ほとんどのケースで不要だと私は思ってる。
聞きたいときは、本人にメンションして時間ありますか?とかぐらいがよい。
時間は有限だったりするわけで、人によって今の状況は異なる。
会社でよくある「ちょっといいかね?」みたいなのを作りたいのだろうけど、それ自体が時間を奪ってる。
だから、自分は今大丈夫ですか?とか話したいのだけどこの時間とかどうですか?って切り口をSlackだったりで聞くようにしてる。
いきなり話されても困るのがリモートワークなので、そのワンクッションを意識したい。それがあれば常時接続する必要性もなくPCに余計なメモリを消費しない。
チャットをもっと活用していける文化を作りたい。ただ今の環境だと流れガチになるからそこが課題だと思ってる。
リアルタイム型が良いところは、「全員で、同じものを、同時に見る」ことが出来る点が良い部分は理解してた。
DMは原則禁止(業務外ならいいのでは?とかある)とかはあるのだけど、共有したいことは常にチャンネル内で行うことが「全員で、同じものを、同時に見る」につながる。
まとめ
とくに転職したばかりで、チームカイゼンだったり社内のルールだったりを知る上で、似たような部分に直面している部分が多くあった。
自分の課題なのか。組織の課題なのかチームの課題なのか。今の段階で判断できない部分は現状持っている。
ただ、自分が疑問や課題と感じているところは、少なからず組織の課題の一部だろうと思っています。
この本を読んだことで今できることに活用できることがたくさんあった。(前よりも後退部分はあるけども。。。)
旅と題しているので、アジャイルやDXを進める旅にまた来週から頑張って行こうと思える書籍でした!