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「EQ こころの知能指数」を読み終えた

ダニエル・ゴールマンのEQを読み終えた。
最近、読んでた本でEQに関して学ぼうと思い、最初の原点にたどり着いた。

アメリカの心理学者であるピーター・サロベイ氏とジョン・メイヤー博士によって提唱された言葉です。

文庫本で買ったけど、なかなかのページ数だったけど個人的に刺さる部分多くサクサクと読み終えることができた。

響くところ多くて付箋貼りまくりだった。

どんな読者がターゲットか

文字通りこころの知能指数について書かれてる本です。
心に余裕がないと人に強く当たったり、余裕がなければ物事がうまくいきません。

IQはある程度遺伝子的要素が強い面があり、伸ばしづらいです。しかし、心の知能指数は訓練で伸ばすことができるようです。

そのため、こころの知能指数をあげてより良いチームづくりや仕事面がスムーズに進めていきたいと思ってる人向けの本だと思いました。

こころの知能指数が低いと思ってる自分にとってはバイブル本でした。

他人に対して怒ることはあまりなくなったけども、家族や子供に対してはまだまだだと感じてた。

まずは自分が気になったところをまとめてみました。
書き足りたいのところは、どこかでまたnoteで深掘りしていきたい。


情動とはなにか。

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ

アントワーヌ・ド・サン = テグジュペリ 
星の王子さま  

まずは第一章で、でてくるのは 情動についてです。
情動とは、怒り・驚き・悲しみ・喜びといった感情で急激で一時的にでてくるものです。
耳や目といった感覚器官から得られた情報から脳が反応します。
そこで取られる行動や主観的な感情といったものが現れることを情動といいます。

情動の知性とは、衝動をコントロールしたり他人の心の奥にある感情を読み取る能力だったり人間関係を円滑に処理できる能力も当たる。

情動の知性の能力が高いと、仕事においても家庭においてもうまく物事が進む。

これに似たところで空気読めない人という言葉がある。
自分は空気読めない人というのが、若い頃から言われることが多く、その場を考えないで発言などして、それが失言になったりすることもしばしばあった。

情動の知性を理解してコントロールできればもっと違った方向へ進むことができたのかなと感じた。

EQではこの情動がキーになってくるようです。

肝心なことは目に見えないってことだ。職業病だけど、エラーログとか目に見えるものしか信じれない人です。

もう少し心でみれるようになることが大人になれる一歩か。

EQとはなにか。

感情を適切に管理して利用できる能力のEQ。
果たして自分はできているかというと疑問がある。

若い頃よりも今の方が感情の起伏は抑えられてるはず。。。
大人になれよ。ってよくいうあれだ。

たぶんEQが高い人は高校生とか学生時代にもいた。
その人がいるとなんか大人がいるんだって安心があった。

たぶんそれがEQが高いという感じだろう。

仕事でも同じか一個下でもなんか年上みたいで落ち着いてる人は見てきた。
自分の憧れでもあるのかなと。
当時は戦場を生き抜いてきたんだなと思ってたけど、言語としてEQという言葉をしった。

だから、目指すための適切なスキルをいま学ぼうと思ってる。


仕事以外の家庭やプライベートにも必要な能力

チームのメンバーやいわゆる他人と呼ばれる人たちには、一定の気遣いみたいなのがあり心のフィルターは誰しもあると思う。

しかし、一度家に帰ればそこは子供や妻など、いつもの顔ぶれ。そういうプライベートな環境でもEQは大切だ。

本書でも子育ての方法やその後の子供の人生においても統計(どのような人生を歩む)みたいなのが出てくる。

だから、EQをあげたいと切に思ってる。

自分自身が高い知能指数を出せれば、子供への接し方も変わり結果として子供の将来にも影響を与えることができると信じてる。

チームメンバーには?

ではチームメンバーにはどのように接していけばいいだろうか。

自分はどちらかというと我が強いほうだ。
こういきたい!って思う方向に舵取りしたくなる航海士もしくは操舵手タイプです。

ただ、長年社会人してると「自分が思うようにはならない」ってことに気付く。

それは組織にはいろんなタイプの人の集団の集まりだ。

その中でこーいきたい!って思うと社長やるしかない。ただ自分のわがままで経営はできない。

ただやりたいだけではだめで、賛同や同意が組織を動かす。
チームに対しても同じことが言える。

だから、心の余裕、人の話を聞き相手と合わせる力にはEQが高ければ高いほど上手くいく。

本書でも書いてた学歴が高ければ高いほどいい仕事ができるとは限らない。
必要なのはEQ力。調整力と心の余裕がうまく動くのだろうと感じてる。

自分は、チャレンジ精神のみで難しいほどに燃えるなって思うタイプだからやりたいこと推すことが多い。
そこをすこし抑えつつ、相手の話を聞くことを大事にしていきたい。ここが重要だと思う。まず話をきけ。ってこと。

怒りを静める方法

怒りは誰しもが持ってる感情。
それを静める方法について2通りある。

  1. 怒りの発端となった理由をもう一度問い直す。
    怒りが発生してから早ければ早いほど表出する前に抑えることができる

  2. 散歩する。あたりの静けさで気持ちが反省できる

よくある散歩は自分もよくやる。
問い直すに関してはかなり時間がかかるほうだ。

怒りを収まるまで長さが心の知能指数と関係してるのだろうと感じた。

だからこの抑える力が必要。ただストレスをかかるのは人にとっても身体にとっても良くない。

そのストレスを人ではなく自己解決できる発散をみつけなければならないと感じました。

子供に対してもよくある怒りは日常茶飯事だ。
なぞにキレられたりすることもある。相手にとっては怒りだけど、受け止めるための心の広さが必要なんだろうと思う。自分はここが弱そう。

不安のはたらき

人は誰しもが不安を持ってる。それは大小限らずある。

どのように不安を軽減できるかが書かれていた。

  • リラクセーション・テクニックを毎日練習する

  • 不安を喚起する思考に積極的に立ち向かう

リラクセーション・テクニックはいくつかある。深呼吸だったり瞑想だったり運動など様々だ。

自分が一番自然体になれる状態を行うテクニックのことをいいます。
趣味の時間なども一つのリラクセーション・テクニックにです。

自分にとっては園芸をやったり読書をする時間が一番リラックスできる状態です。

マインドフルネスみたいなことを毎日行うことで不安を解消していけると思っている。

この情動の自己認識(自分のことを知る)と健康状態を維持組み合わせることが軽度の不安神経症を起こす神経の活動にブレーキをかけることができるようだ。

休日はゆっくり休み。普段と仕事のことを忘れて趣味や瞑想や運動といった部分に時間を使うことが良いと感じている。これはここ数年意識している。

エンジニアの場合、不安は抱えやすい。
現場仕事みたいなところがあるから、悩んでることがたくさん出てくる。(人間関係以外でも。。。)

だから、パソコンから離れて休日を楽しみたい。


共感のルーツ

共感とは、情動の自己認識のうえに成り立つもの。
自分の情動に心を開ける人ほど、他人の気持ちも理解できる

人間の感情は言葉よりも言葉以外のしぐさで表現されるほうが多い。

リモートワークで会議となれば音声がほとんどで言葉かけのみが多い。

声のトーンとかで共感を得るのは難しさはある。

だから必要に応じてカメラをオンにしてしぐさや身振り手振りで愛嬌をだすことは大切なことだと思う。

ただ常にカメラをオンにしてしゃべらないときも監視されてるのはストレスが溜まる。

だから必要に応じて共感を得たければリアルにあったりカメラをオンにしたほうが良いと考えてる。


批判の極意

批判とは会話があれば、必ず起きる可能性がある。
どのように批判をするかが言い方一つで相手の取り方は変わってくる。

この本では、ソフトウェア開発の現場で批判した部長の一言からはじまってる。

どこにでも起きる。自分も経験したことあるし、上長が何を言ってるのか?ってよくあるケースです。

上長に限らずだけど、フィードバックは慎重に伝えて意図をちゃんと明確に話すことが必要だと思う。

あのソフトウェアや企画は糞だとか強い話で伝えてしまうと部下やメンバーは萎縮してしまう。

適切なフィードバックが相手のモチベーションを下げないことが必要です。

自分も感じたことを難しい言い回しせずに、直接的に伝えてしまうことがあるから気をつけたいと感じた。

知った中であれば、強くても良いだろう。しかし、仕事においては知らない人と仕事をするわけで相手を立てつつ会話や言い方を考えて行動しよう。

とくに上長になる人は部下を持つことがある。そしていろいろな部下と1on1なり仕事を教え仕事を依頼する立場だ。だから批判も慎重に相手をきちんと見極めなければならない。

組織のIQを高めるEQ

情報に付加価値を与える作業で生産性を高める仕事が増えてる。

これは90年代の本だから書かれてるのだろう。いまは三分の一以上がエンジニアやマーケターだったり、さまざまなだがそこには知識を使っての労働がほとんどだろう。

ピータードラッカーの「知識労働者」という言葉を作った。

とくに昨今ではAIを使った生産性高めた知識労働者も増えている。時代は常に進化してる。

ピータードラッカーが、知識労働の場合「個人ではなくチームがワークユニットになる」といったとおり、ソフトウェアの業界でもチームがポイントになる。

グループIQとは

複数人が協力し合って仕事をする場合に発揮される能力や才能の集まりのことを言います。

イエール大学の心理学者ロバート・スターンバーグと助手のウェンディ・ウィリアムズがグループ間に力の差が生じる理由を研究し、その結果にもとづいて提唱した言葉です。

グループがどれだけの目標を達成できるかはグループIQがどれだけ高いかで決まる。

知能テストの平均ではなくEQの高さで決まる。

言語能力、創造性、共感能力、技術力とさまざまな能力が集結する。

組織においても同じことがいえる。

とくにアジャイルをするチームにおいては、EQが高ければ高いほど円滑に目標を達成できると感じた。

チーム全員がどのようなタイプなのかもっと知らねばならないと思う。

まとめ

感情のコントロールが求められる。大人になれよって言葉が頭から終始残る📕だった。

EQは努力が高めることができる。
自分との戦いではある。

EQが高まれば、新しいチャレンジや任せられる仕事も増える。
プライベートにおいても仲が良い夫婦を維持ができる。仲が良くなれば子供との関係にも広がる。

まずは自分を高めることにフォーカスして意識していこうと感じた本だった。
定期的に読むと良いと思う。仕事においての思考にも役立つ良書だった。

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