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ナポレオンの兵隊の4分類から海外ビジネスの人材配置を考える

Web広告の専門家Koseiです。

今日はマネジメントについてのお話です。

ナポレオンの兵隊の4分類というものをご存知でしょうか?
ナポレオンはこの法則を用いて、アウステルリッツの戦い(1805年)では、数的劣勢にもかかわらず、オーストリア・ロシア連合軍に大勝しました。

イエナ・アウエルシュテットの戦い(1806年)では、プロイセン軍を壊滅させ、わずか6週間でプロイセン王国を征服しました。

ナポレオンの戦略は、単純な数の優位だけでなく、戦力の質と集中、そして適切な戦術の選択が勝利につながることを示しており、これはランチェスターの法則が示す原理と多くの点で一致しています。

この論理を海外ビジネスの人材配置に当てはめてみる

通常こういったものはアンケート調査をやってみたりして、その人の特性を見極めるようなアプローチをすることが企業内では多いですが、そんな事をせずしても、見極める事ができます。

この論理は戦争時代のものなので少々言葉が強いですが、これを海外ビジネスの人材配置に当てはめてみると、配置のイメージが湧きやすくなります。

ナポレオンの兵隊4分類

  1. やる気のある有能

  2. やる気のない有能

  3. やる気のない無能

  4. やる気のある無能

この4つに分けて戦っていたそうです。

それではそれぞれの特徴を解説します。

兵隊4分類の特徴

やる気のある有能

  • 特徴: カリスマ性があり、失敗してもくじけない

  • 役割: 前線の指揮官や軍曹に適している

  • 現代での応用: 集団を率いるリーダーとして活用される

最も成果を上げる可能性があるためリーダーや指揮官、管理職に起用したそうです。

海外ビジネスで当てはめると、現地法人の立ち上げ責任者などに適しています。

やる気のない有能

  • 特徴: 効率的に仕事をこなし、パターン化や標準化が得意

  • 役割: 幹部、軍司、戦略担当などに適している

  • 現代での応用: 業務のパターン化・標準化を行う役割に適している

やる気のない有能は、如何に楽に仕事をやってのけるかを考えるため、こういった思考を要する職務に起用したそうです。

海外ビジネスで当てはめると、市場調査、法務担当などに適しています。

やる気のない無能

  • 特徴: 能力もやる気もないが、与えられた職務はこなす

  • 役割: 前線に送り込んで使い捨てる

  • 現代での応用: 業務前線での役割に適している

現代でいうと、決められた仕事を最低限こなす。創意工夫を全くしない指示待ち方の部下の事を言います。ナポレオンは彼らを最前線へ送り、使い捨てる傾向が合ったそうです。

また、厳しい監視下の元で指示通り動く人材として起用したそうです。

海外ビジネスに当てはめると、データ入力、在庫管理などに適しています。

やる気のある無能

  • 特徴: 判断力も行動力もないが、自分勝手な判断で行動してしまう

  • 役割: ナポレオンは「今すぐ殺せ」と言ったとされる

  • 理由: 組織に多大な不利益をもたらす可能性があるため

  • 現代での応用: 無駄なコストとして認識される。

やる気のある無能は、やってはいけないところで大声を出して、叫んでしまったりするため、戦略自体を台無しにしたりする可能性があるため、ナポレオンは「今すぐ殺せ」という捉え方をしていたそうです。

これは海外ビジネスにも当てはめる事ができませんので、担当させない。
ということが妥当な人事配置になります。

大事なことは

大事なことは、リーダーの出来でこの組織の成果が決まると言うことであり、
リーダーをマネジメントする、あなたの能力も問われており、リーダーの力を更にパワーアップできるようにアドバイザリーができる人でなければいけないと言うことです。

なぜなら、リーダーはあなたの管理下の元で働きます。
そのため、あなた以上のことは基本的にしませんので、あなたの価値観の最大値が、リーダーの最大の伸びしろであり、それが天井になります。

あなたがリーダーを管理しようとして、天井を低く作ってしまえば、底に触れないようにリーダーは振る舞いますし、天井を高く作れば、もっと高く飛び上がろうとします。

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