犀の角

20代前半は海外旅行にはまり、都内の格安ゲストハウスに暮らしながら世界各国を旅行。26歳でキックボクシングを始めて、30歳でプロキックボクサーに。現在は引退し編集プロダクション勤め。過去に登った山の回顧録や旅の記録を写真と共に。

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20代前半は海外旅行にはまり、都内の格安ゲストハウスに暮らしながら世界各国を旅行。26歳でキックボクシングを始めて、30歳でプロキックボクサーに。現在は引退し編集プロダクション勤め。過去に登った山の回顧録や旅の記録を写真と共に。

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  • 明日、どこへ行こう

    自由に好きな時に旅を。 かつて訪れた当時の写真からセレクト。 旅気分を味わえる写真をお届けします。

最近の記事

路上のパフォーマー

    • 【明日、どこへ行こう】サラエボの大工と心を通わす

      • 【明日、どこへ行こう】祈ることの純粋性

        • <燕岳>雪が残る急登を越えた先に望む圧巻の大パノラマ

          5月の連休に日帰りで「北アルプスの女王」と呼ばれている燕岳(標高2763m)に登ったときの回顧録。 ◇ 長い急登を越え、展望が開けた場所に出ると、いよいよ燕岳頂上が間近に見えてきた。燕岳頂上の天を突くその山容は端麗な姿であった。「やっとだ」目標を捉えると、進む足に力が戻ってきた。時計を見ると朝の6時に登り始めてちょうど5時間が経過していた。 ここに至るまでの道中も常に風に抵抗しながらの歩みであったが、ここではさらにいっそう強烈な風が身体を打ちつけてくる。5月とはいえ燕岳

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        • 明日、どこへ行こう
          20本

        記事

          【明日、どこへ行こう】ガウディ建築の真骨頂

          【明日、どこへ行こう】ガウディ建築の真骨頂

          それでも花々は輝きを増す

          神奈川県の不動尻は、見頃を迎えたミツマタの花が辺り一帯を埋めつくしていた。まん丸くて何とも可愛らしい姿だ。宝石を散りばめたような美しさにすっかりと僕は心を奪われた。 連日ウクライナ関連の痛ましい映像がニュースで流れてくる一方で、こんなにも美しい花がひっそりと森の奥で咲いている。この両極端の世界は何なんだろうと思わずにはいられない。破壊は身近にあり、争いと争いの間に今があって、いつこの平穏が壊されてもおかしくはない状況なのだ。 今、一生懸命その生命を全うしようと可憐に咲くミ

          それでも花々は輝きを増す

          【明日、どこへ行こう】音と光が寄り添う広場@ポーランド

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          【明日、どこへ行こう】ニューヨークでボクシング

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          【明日、どこへ行こう】バルセロナの路地裏

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          <赤城山>雪に包まれた山で童心に帰る、初めての雪山登山

          1月の休みを利用して赤城山へと行ってきた。赤城山は群馬県のほぼ中央部に位置していて、標高1828mの黒檜山を主峰に、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳で構成され、日本百名山のひとつに数えられる。今回は初めての雪山登山。どこを登るかいくつか選択肢があったが、雪山入門の山としても人気のある赤城山に向かうことに決めた。必要な道具類を買い揃え、コースを下調べして、抜かりがないように準備して当日を迎えた。 ●出発の朝日が昇る前に家を出た。時刻は5時30分。起きてすぐに山の

          <赤城山>雪に包まれた山で童心に帰る、初めての雪山登山

          【明日、どこへ行こう】ベトナム人バイカーのバランス力

          【明日、どこへ行こう】ベトナム人バイカーのバランス力

          <槍ヶ岳>最後の梯子を登った先に見た剥き出しの大地

          この目の前の梯子を上れば登頂達成だ。見上げる梯子の角度は、ほぼ垂直といってもいい。梯子の上にはだだっ広い青空が広がっている。最後の梯子の数は31段。登ろうと決めてから読んだガイドブックに書いてあった。たったなのか、そんなになのか、登る前は、前者であったが、今見上げると後者の気持ちだ。とてつもなく高く、長く見える。 槍ヶ岳の標高は3,180m。日が昇る前にふもとを出発し、すでに6時間以上歩き続けている。酸素の薄さもあり、一歩一歩の足取りは重たくなっていた。 槍ヶ岳、最終地点

          <槍ヶ岳>最後の梯子を登った先に見た剥き出しの大地

          【明日、どこへ行こう】巨大都市、東京を眼下に望む雲取山

          日帰りは少しハードであった雲取山登山。振り返り、登ってきた道の長さに驚く。当たり前のことだが進めばいつかは目的の地へと行ける。疲れたら止まって休んで、そして進んで、しんどくなったらまた休めばいい。ちょっと、ほんのちょっとでも進めたらそれだけで十分だ。かれこれ5時間は歩いたか。頂上に着いた時の達成感は大きかった。東京に暮らして20年弱。東京で「一番高い場所」にやっと立つことができた。(東京・雲取山)

          【明日、どこへ行こう】巨大都市、東京を眼下に望む雲取山

          【明日、どこへ行こう】はるか遠くに感じたモナコ

          フランスのニースからモナコへ短時間で行けると知り、世界の大富豪が集まるモナコとはどんな国なのかと一日だけ入国してみた。モナコというだけで、走る車はみんな高級車のように見えたし、レストランに入っていく人々は綺麗に着飾った上品な方達ばかり。それとは真逆にくたびれたジーンズに薄汚れたシャツという軽装の自分。場違い過ぎたと、どんどんいたたまれない気持ちになってきて、早々にモナコを後にした。(モナコ)

          【明日、どこへ行こう】はるか遠くに感じたモナコ

          【明日、どこへ行こう】どっちに進むも決めるのは自分自身

          【明日、どこへ行こう】どっちに進むも決めるのは自分自身

          【明日、どこへ行こう】遊び心満点の椅子が並ぶチェコの街角

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