大容量定番のガッシャブルムを買った話
大容量定番のガッシャブルムを買った話
やまにちは。赤い女ライダーまっつんです!
今回は登山ザックガッシャブルム(80-100L)を購入した話をしたいと思います。
UL時代に逆らって古典的大型ザックを買ってしまいました。
山と道を背負うUL女子勢に「ガッシャーが許されるのは、大学生山岳部までだよね!」とか罵られたい…というわけでは無く、、
自分は荷物は減らすタイプですが、ギアが多くなったり大型山行に備えてと言うことで。
でももう少し鍛えないと30kg以上は今の私には荷が重い(荷物だけに)。
「ガッシャブルムってどんなザックなの?」
頑丈、でかい、安いの3拍子揃ったザックです
以下ガッシャブルムのことは「ガッシャー」と記載します。
つくりはとてもシンプルで強い山の男が持つ武骨なザックです。
石井スポーツの「パイネ(PAINE)」が作っていますが、アライテントライペンの「マカルー」のOEMでほぼ同じような感じです。
マカルーは背負ったことがないですが、そちらの方が背負い心地が良いという話も聞きます。
デザイン性は皆無で袋みたいな感じなので、見てくれは「ダサい」と言われても反論はできないです。
昨今のおしゃれザックと比較するとそこは何とも言えないですが、、個人的にはカッコイイと思います。
ザックを背負える人間というのは間違いなく「強い」ので、強い山屋がカッコイイという感じもある気がします。まあ不要に重いものを持つことが褒められたこととは思えませんが。。
ちなみに公式の容量は80L-100Lとなっていますが、他のメーカーと比較しても容量が大きいように感じます。一部では「容量無限」などと言われています。
具体的にはグレゴリーのデナリ100よりは確実にものが入りますし、モンベルのゼロポイントの110と同じかそれより入るように感じます。
またシンプルであるがゆえにサイズのわりに軽いというのもあります。
グレゴリーの100Lは3kgですがガッシャーは2キロ少しほどでしょうか。
人が入るのではないかというくらいです。
「ガッシャブルムと言えば大学山岳部」
過去に年末年始の新穂高からのアプローチで黒ガッシャー集団にすれ違いましたが、あれはどこぞの大学の山岳部だったのでしょう。
ガッシャブルムと言えば大学山岳部の伝統のイメージです。
嘘のような話ですが、古典的かつ伝統的な山岳部は今でも女子でも30kg、男子なら40kgほどの歩荷訓練を必ずしています。
そのような古典的なトレーニングの上に先進的な登山があるわけですね。
伸びに伸びたガッシャブルムは優に彼らの背丈を超えていました。
ガッシャブルムは写真で見るとただのデカいザックなのですが、実物を見るとかなりの威圧感、そして黒色ガッシャーにはカッコよさと禍々しさがあるように思います。
実際でデカイですが、かなり横幅もがあって荷物を詰めてみるとすごく「おデブ」な見た目になります。最近のシュッとしたザックとは雲泥の差です。
でも縦の長さもかなりあるのでバランス的には悪くないです。
大学山岳部の皆さんがガッシャーを背負って腕組をして列をなしてゆっくり進行していく姿はまさに山岳部(だから山岳部なんだって)。
この間別の場所で見たガッシャーは紫色でしたが、ザックの表面に「山本」みたいにでかでかとマジックペンで名前が書かれていたりして。
ちなみに良く腕組をして山を歩いていたりするとたまに「偉そうにしてるの?」と聞かれることがありますが、あの歩き方が一番楽なのでそうしているだけです。
荷物が重いと、腕を組んでゆっくり静かに歩きます。
重い荷物でガシャガシャ歩くと簡単に膝や腰をやってしまいますので、できるだけ疲れないように静かにバランスよく、そのために腕を組んで歩くという形は一つの歩き方ですね。
ポールをつくと上半身がぶれてしまうので荷物が重いと、辛いこともあります。
自分の下半身にすべてをゆだねて、体をできるだけブラさずに歩く、省エネ歩きです。
もちろん個人差はありますし、ラッセルの時はそうも言ってられませんが…。
極度に思いザックはで厳しいラッセル時は一旦放り出して空荷でトレースを付けたりもします。
「どうしてガッシャブルムを買ったの?」
このような巨大なザックのシルエットはアルパインスタイルとは程遠い感じはしますね。
どう考えても登攀やスピーディな行動は不可能です。
私はアルパインスタイルの速攻型の山行をやることが多いですし、社会人として週末本チャンのクライミングでは基本的に速攻型の山行をせざるを得ません。
ではなぜあんなでかいザックを買ったのか?
単純に長期山行で今のザックでは容量が足りなかったためです。
冬の長期山行や海外の大型山行でのベースキャンプへの荷揚げに使えるかなと導入してみました。
夏に使うことはないので、使うのはしばらく先になりそうです。
「あんなでかいザックのザックカバーってあるの?」
ちなみにあんなでかいザックのザックカバーはあるのか?と思うかもしれませんが、私はザックカバーを付けません。
内部で防水対策をします。
ザックカバーをかけたところで背面が露出しているので、レインウェアをつたって雪や雨により基本的にザックは濡れてしまいます。
ですので、絶対に濡らしてはいけないものはザックの中で、防水のスタッフザック等を使って濡れないようにします。
ちなみに絶対濡れてはいけないものは保温着やシュラフ、グローブ類ですね。その他のギアは濡れても構わないのでそのままです。
ザックカバーは乾かさなければいけないものを増やすだけなので、使わなくなりましたし、もう売っちゃいました。
「ガッシャブルムのデビューは?」
おそらくしばらくありません。
無雪期はほぼ使う必要がないですし、今のところ今年の年末の大型登山を想定しています。
個人的にガッシャブルムを使うのは
・登攀要素が少ない縦走系の長期全装型山行
・ベースキャンプ設営&アタック型の山行
でして、まあなかなかない機会ですよね。
もちろん時間と仲間さえいればいつでも行きたい内容の山行ではありますが。
「あとがき」
そんな感じでガッシャブルム購入記でした!
今後こんな感じで、ノートを書いてみようと思います。主にTwitterの深堀や書き溜めた文章で公開できていないもの、私の不断の考えていることで記録しておきたいもの、等です。もし気になったらチェックしてみてくださいね。
質問などのリクエストも長文になる場合はここでノートにしてみようと思います。モノによってはブログにも投稿するかもしれませんが、個人的にブログは結構凝った記事にしたくて、今はそのリソースがないのでとりあえずまとめて公開したい内容をノートにしてみますね。
ジャンルは基本的には山に関連することですが中には私の私的な内容もあるかもしれません。
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