自信、確信、「両想い」
昨日、アイディアがめちゃくちゃ溢れまくって、興奮して推し民(※1)に伝えた時のこと…
(※1…推し民間人のこと。つまり、アイドルではなく実社会で好きな人のこと。)
自「どう?凄ない!?」
推「凄い…」
自「やろ?笑 さすがに惚れるやろ?笑」
推「えっ笑(赤面してる)」
自「いやー、さすがにこのアイディアには惚れざるを得ないな笑。推し民は、間違いなく僕のことを好きになってるな」
推「何回言うんですか笑」
自「どう?」
推「尊敬しています」
自「僕のこと好きやろ?」
推「…はい」
自「僕も推し民のことが好きです」
推「…いや、私の方が好きです」
自「いやいや、僕の方が好きです」
推「私の方が好き。だって私の方が前から好きですから」
自「えっ…?」
推「そういうことです」(そんなことある?)
自「…今はまあ、大変な時期やし、落ち着いたら、物理的に密になりましょう」(何言うとんねん。)
推「…はい(赤面してる)」
自「今は、ソーシャルディスタンスを保ちましょう」(何急に真面目ぶっとんねん。最初の「凄ない!?」の勢いはどこ行ってん。ただのクールガイやないかい。)
推「あー、行きたいところとか、食べたいものとか、いっぱいありますね!梅田とか難波とかで散歩したのも懐かしい」
自「そうやなあ。ほんまに楽しかった。あの頃はもう既に推し民のことが好きでした。一緒にいてめちゃくちゃ楽しいなって思っていました」
推「私も、再生紙85%さんと一緒にいたら、自分は常に笑ってるな、って思っていました。その頃から、私ももう好きになっていました」
自「そんなん言うてくれてめっちゃ嬉しい…。僕は、推し民といたら、何故か口が勝手に動いて面白いことを言えるねん笑。どうやったら笑ってくれるかなって、たぶん動物的な勘が働いてる笑」(めちゃくちゃ語るやん。)
推「いつもありがとうございます笑。」
自「こちらこそ、いつも笑ってくれてありがとう」
推「自然と笑っちゃいます笑」
自「改めて、推し民のことが好きです」
推「私も、再生紙85%さんのことが大好きです。笑」
自「あ!負けた!『大』好きって!」
推「大、大、大好きです笑。」(笑顔の破壊力)
自「めちゃくちゃ好き笑。だけど、もう言葉に出来ひん笑」
推「じゃあどうしてくれるんですか?笑」
自「そりゃ…でも、今はソーシャルディスタンスを保とう。」(もはや「Social distance」って言いたいだけやろ。)(感情のままに動かんかい。)(心の奥では泣いてる。)(本当は今すぐにでも抱き締めたい。)
推「落ち着くまで、待ちますね」(いやいや、セリフの一つ一つの重みと可愛さがヤバい。)(ニヤ止まらん。)(マスクがあって本当に良かった。)(必死に顔面を整える。)
自「それまで、楽しいことを沢山考えて過ごしましょう。じゃあ、また」
推「うん」
ナースステーションへと戻る推し民間人を見送り、再生紙85%は、サージカルマスクを外した。
ー 完 ー
あとがきにかえて
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