40 子供の褒め方 41 認めて欲しい 42 ポッドキャスティングの時代

◆ 40 子供の褒め方
子供には、二つのタイプがあります。
・新しいことにチャレンジすることが好きな子供
・新しいことにチャレンジすることに臆病な子供
これには親の褒め方(育て方)が影響しています。
・子供の「頭の良さ」を褒めると、チャレンジしない子供になる
・子供の「努力」を褒めると、チャレンン  ジする子供になる
「頭の良さ」を褒められると、「いつも頭の良い子」でいなければというプレッシャーが働いて、「失敗したくない」と自制してしまい、ストレスを抱えます。
「努力」を褒められると、「今」の自分を受けいれてもらう喜びが溢れ、どんどんチャレンジするようになります。
好ましい褒め方の事例。
「ずいぶん長い時間、一生懸命に宿題をやっていたようだね。集中して終わらせることができてえらいぞ」
「この絵、きれいな色をたくさん使って描いてあるわ。色の使いかたのことを話してくれる?」
「この作文には、きちんと自分の考えが書かれているね。あたらしい角度からの見方が感じられる」
「心をこめて弾いてくれて本当にありがとう。ピアノを弾いているときって、どんな気分なのかしら?」
               キャロル・S・ドゥエック 
               スタンフォード大学教授

◆ 41 認めて欲しい
「だれもが、目に見えない看板を首からさげ手人生を歩んでいる。その看板には、『大事にされているとかんじさせて』と書かれている。
            メアリー・ケイ化粧品オーナー
                   メアリー・ケイ 
マネジメントの本を読むと、「人をマネジメントするときに、もっとも有効な手段は、認めることだ」と書かれています。人にやる気を起こさせる、モチベーションをあげるにも、「認める」のが一番いいと訴えています。
一時、ブームになったコーチングも、ベースに、「認める」というスタンスがありました。
「認める」
「認めてほしい」
人は、認めてほしいと願って、自分ばかりを主張しようと躍起になっているのかもしれません。
「認めてほしいだって?いったい、何を認めてほしいというんだい?」
自分を振返ると、「認められていない」という不平、不満はあるものの、「自分の何を認めてほしいのか」を、さらりと言える人が少ないのにびっくりします。
もっと自分をオープンにしてみませんか?
もっと自分から人を認めてみませんか?
もっと自分を認めてくれた人に感謝の言葉を伝えませんか?

◆ 42 ポッドキャスティングの時代
今、時代の様相は30年前とは大きく変わりました。さらに、この10年の変化は生活スタイルの根本をかえてしまうほどでした。
昔は、「情報過多」「情報の氾濫」が叫ばれました。今は、もうそれに抗うことは到底不可能です。
そんな中で、お客様は、自分の好きな時に、自分の好きなスタイルで、自分の好きな情報だけを取り出しています。
マスメディアがつくりだしたイメージに扇動されることなく、自分で、「好き」なブランドを選んでいます。買ってみたら、とても使い心地がよかった、自分にぴったりだったなど、「安心」「信頼」などをキーワードにブランドを選んでいます。「気分」が重要になっているのです。この現象をポッドキャスティングと呼びます。
すでに私たちの脳に刻み込まれた歴史あるブランドに対する「安心」「信頼」が栞となって、変わらずにそのブランドを支持している場合もあります。
「昔」を知らない若い人たちは、自分の体験と味わった気分で選択をしています。それがたまたま古くからの歴史をもっていたという感じです。以前のように、メディアを使い、多大な宣伝費をかけてブランドを告知するやり方は、もう古くて、今は、一人のお客様の「個」の体験がネットなどを通じて、あっという間に拡散し、共感者がつながり、ファン層がうまれます。
ブランディングのプロセスが大きく変化しました。現場のスタッフの役割もかわり、「販売」する人から、「ブランド」を伝える人になり、お客様の買物を楽しい時間にできるコンシエルジュのような人が求められます。

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