13 グループ討議 14 ロールプレイング 15 ゲーム・トレーニング

◆ 13 グループ討議(ディスカッション)
1.グループ討議の特徴
①自ら討議に加わり決定したことは、押しつけによるものではなく、自律的なものとして受けいれられる
②メンバーの自主性、自発性を高める
③討議を通じて、他者の考えを知り、広い視野を得る
④討議のプロセスで、問題意識が高まり、自己啓発を促す
⑤メンバーのレベルに添った討議が展開されるため、満足感が得られやすい
⑥人間的な関係が深まり、仲間意識、チームワ-クを促進させる
2.進め方
①テーマなどの準備 導入インストラクショ ン
②グループ構成 奇数構成 7名を上限
③実施 課題提議のインストラクション
④発表 発表と相互フィードバック
⑤まとめ 講師から講評、フィードバック
3.ディベート(進化版)
①メンバーが慣れてきたら、相対する「立場」に分かれて、自分たちの主張を戦わせるディベートも可能
②自己の主張と、相手を論破する意見のまとめという二つの側面からアプローチができる
③普段見過ごしている「視点」「気づき」の発見につながることが多い
*注意 ディスカッションは、メンバーが、「気づく」段階までを目的にする場合と、「答え」を導く場合によって、時間配分が異なってくる。後者では、十分な余裕と集中を途切れさせない工夫が必要になる

◆ 14 ロールプレイング
1.ロールプレイングの特徴
①マナー、基本所作など実際的な動き方を身につけることができる
②「知っている(わかっている)」と、「できる」の違いを理解させる
③自分の行動が他者に与える影響を知ることができる
④自分の態度、行動の問題に気付かせる
⑤他者の立場、気持ちを理解する機会になる
2.考慮すべきこと
①演技を伴うため、相当の場所と時間が必要になる
②効果が出るまで、繰り返しのトレーニングが必要になる
③慣れてくると、「惰性」になり、真剣味がなくなる
④表面的に「上手に」こなすことに気を奪われる
⑤個々の能力、コンディションを見極めて、フィードバックをする
3.手順
①目的、場面を設定する
②役割を決める
③演技を検討する
④修正点に留意して、再演技をする
⑤結果を検討する

◆ 15 ゲーム・トレーニング
1.ゲーム・トレーニングとは?研修の場に、ゲームによるある種のシュミレーション的状況をつくりだし、その中でメンバーに体験学習を促す方法
2.ゲーム・トレーニングの特徴
①メンバーに無用な緊張感を与えずに参加させることができる
②リアルな体験を通じての学習になり、受容れやすい
③組織行動など、複雑なシステムを単純化して行える
④メンバーがゲームを通じて、相互交流を深められる
3.フォードバック同じゲームでも、伝えたいことによって、フィードバックの視点が変わる。インストラクターは、「何」をつたえたいのか、はっきりと示すこと

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