30代未経験からホワイト企業への転職
未経験の場合、そもそも志望動機を捻り出すのが難しい
「今、販売の仕事をしてるけど、IT業界に転職してみたいな。でも未経験だし志望動機をどう言えば良いのか分からない。」そんな風に思っている人もいるのではないでしょうか。
採用担当者は必ず志望動機を聞いてきます。
現職(前職)と志望する職種の繋がりが薄い場合は特にそうです。
そうは言っても未経験だし志望動機を捻り出すのは難しいものです。
最初からぴったりの仕事に就く必要はありません、理想に近づきさえすれば大丈夫です
例えば、販売職をしているあなたが、IT業界に転職してWebマーケターになりたいとします。
Webマーケターになるためにスクールに通ったり本を読んだりしながら、自分でできる範囲で学んだとしたら、採用担当に熱意は伝わりやすいでしょう。
しかしながらそれでも採用される可能性は低いでしょう。未経験というのはそれだけハードルが高いものです。
でも諦めないで下さい。
ストレートにWebマーケターになれなくても、まずはIT業界の営業として転職した後、その会社の中でWebマーケターの適性をアピールし、チャンスを作って異動すれば良いのです。
ITのような若い会社が多い業界や少人数の会社は本人のやる気次第でいろいろな仕事を任せてもらえる場合も多いです。
まずは興味のある業界に入ってしまって、それから希望の職種に異動できるように頑張っていきましょう。
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志望動機はストーリー・必然性が大切
なぜこのような2段構えが必要なのでしょうか?
それは、志望動機にはストーリー・必然性が必要だからです。
「なぜ販売職のあなたがIT業界に転職してWebマーケターになりたいのか?その中で特にうちの会社を志望する理由は何か?」この問いに対する必然性のあるストーリーを考えなければなりません。
現職(前職)とかけ離れている職種に就きたい場合、なかなか必然性のあるストーリーを考えにくいものです。
一方、販売をやっていて、IT業界の営業職に就きたい場合はどうでしょうか。
販売と営業は似ている部分も多いので、きっと自分なりの必然性のあるストーリーを作ることができると思います。
話は逸れますが、販売をやっていたけど、一見遠く見える事務職につきたい場合は、簿記の資格を取得したり、自分の性格がきっちりしていて正確に物事を進めるなど具体的なエピソードを話すこともできると思うので、職種が離れていてもストレートに転職できる可能性があります。
しかしながら、販売からWebマーケターなど、専門的でかけ離れている職種への転職の場合は、ストレートに目指すよりは、2段階で考えるのがスマートです。
面接ではスキルだけを見られているわけではない
未経験からの転職と言うと、「難しそうだな、スキルも経験もないし」、と考えそうですが、そうではありません。
30代前半くらいまでの場合は、未経験でもポテンシャルを見てくれます。
また、30代半ば以降は実務経験ありきにはなってきますが、スキルだけを見ているわけではありません。
スキルはもちろん大切ですが、「スキル=仕事の用が足りれば良い」のです。
会社は優秀な人材を採用したいのはもちろんですが、そうは言ってもスキルだけで判断されるわけではありません。
人柄が良い・分かりやすいことが大切
スキルだけで見られていないとすると、どこを見られているのでしょうか?
それは人柄です。
人柄が良くて分かりやすいことが大切です。
見落としがちなところではありますが、採用担当者は自分一人だけで採用・不採用を決めているわけではありません。
ほとんどの場合、採用担当者の上司や会社の上層部と共に判断しています。
そのため、採用担当がその上におすすめしやすい人柄・分かりやすい性格であると良いでしょう。
具体的には「清潔感がある」「笑顔が多い」「アピールするだけでなく人の話もよく聞く」「仕事に対して熱意がある」「雰囲気が社風にマッチしている」「コミュニケーション能力が高い」などの特徴があるとおすすめしやすいものです。
40代以降は、仕事の実績や成果だけではなく、敵を作らない謙虚な姿勢を心がける
30代前半までは未経験でもポテンシャルを見てもらえる可能性が高いです。
30代半ばからは基本的に実務経験ありきではありますが、近い職種の場合は未経験でも転職できる場合もあります。
しかしながら、40代以降は実務経験が求められます。
人手不足な業界はどんな年代でも未経験歓迎ですが、ある程度人気の業界は実務経験が求められると言って良いでしょう。
そんな実務経験ありきの40代が陥りがちな罠は「自分の成果や経験に自信を持ちすぎることです。」
40代以降は「経験があって当たり前、成果が出ていて当たり前、役職があって当たり前」です。
40代以降に必要なのは謙虚な姿勢です。
例えば、40代の男性が事業責任者として面接を受けるとしましょう。
もちろん彼は、そのポジションに足る能力・経験があります。
そのため、その事業部の課題やその改善策など具体的に挙げ、実際に入社したらそれを実行する能力もあります。
それでもなんだかんだ理由を付けて不採用にされてしまうわけです。
そのわけは、面接担当者の脅威になってしまうからです。
責任者ポジションの面接の場合、その1つ上か2つ上の役職の人が面接を担当することが多いと思いますが、あまりにも自信があってゴリゴリ仕事しそうな求職者だと、後々自分のポジションを脅かす存在になるのではないか、と思われてしまうのです。
そのような損をしないためにも、40代以降の方には謙虚な姿勢が求められます。
「成果が出たのは運が良かった」「周りのみんなが協力して働いてくれた」など、本心からそう思える人間性が求められます。
仕事の実力は少し話せば正確に分かるものです。
アピールしなくても伝わる内容はほどほどにして、謙虚な姿勢で面接に臨み、敵を作らないことを意識しましょう。
面接は1に人柄、2に志望動機です
周りを見てみても、志望動機を考えることや面接が苦手な方、スキルはあっても警戒されて不採用になってしまう方など多い印象です。
「そこに山があるから登るっていう理由はOKなのに、そこに会社があるから入りたいじゃ駄目なの?」と言われたこともあります。
志望動機が考えられないことや、スキルがあっても警戒されてしまうのはとてももったいないことだと思います。
一方、自分のことを振り返ってみますと、あまり面接で苦労したことがなく、ピアノ調律師からWebマーケターに転職したりと、かけ離れた職種かつ、完全未経験の転職にも成功しています。
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「自分がやりたいと思った仕事に就く」みんながそうなれば良いなと思って、面接のサポートを仕事にしたいと考えました。
転職で必要なのはスキルだけではありません。
「1に人柄、2に志望動機、3にスキル」です。
特に30代の場合は人柄や志望動機が大切だと感じています。
面接対策を通して、その人の人生が豊かになるサポートがしたい
面接対策は転職のためだけにするのではありません。
コミュニケーションを磨くことによって、その人が人生のあらゆる面で良い人間関係を築き、豊かな人生を歩むきっかけとしてサポートしたいと考えています。
私は面接サポートの仕事の他に、結婚相談所の経営もしています。
日々いろいろな会員様を見ていると、コミュニケーションで損しているなと思うこともあれば、コミュニケーション能力が高いなと感じることもあります。
具体的には若くて美人でも笑顔がない・性格がきつい・お相手の方を値踏みしているような雰囲気があるなどの特徴があれば、男性と結婚を考えるような深い関係になることはなかなか難しいです。
その一方、はじめましての女性とお話しする時に「緊張しますね~、何話せば良いか分からないですね~」と言うことを繰り返しながらも、笑顔で雰囲気良く進めていって、交際に発展、あれよあれよという間にご成婚という方もいます。
コミュニケーション能力を高めることで、ご自身が手に入れたい人生を手に入れる。
そのお手伝いができれば嬉しいです。
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