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営業や開発が最大限のバリューを発揮するために、世界一のオペレーションを作るー読むカジュアル面談 荒井喬碩ー

(本記事は、2022年8月にインタビューした内容をもとに編集しています。)

こんにちは!「読むカジュアル面談」シリーズでは、カジュアル面談や一次面接に登場する担当者の人柄や日頃考えていることを面談前にご理解いただけるよう、一問一答形式で自己紹介させていただきます。

今回は、横断BizOps本部でBizOps部を率いる荒井 喬碩(あらい たかひろ)さんにインタビューしました。

1. 荒井 喬碩はこんな人です

今の仕事

私が所属しているBizOps部は、「MFBC全体の経営課題を解決に導き、事業全体の成長を強力に推進する」というミッションを掲げて、マネーフォワードビジネスカンパニー(MFBC)の横断的なオペレーション構築や事業企画を担当しています。

具体的には、各本部が現場で使用しているツールの運用や活用方法の検討、データ分析や営業リストの作成、営業戦略の立案などを行っています。また、経営企画的な仕事としては、予算や売上の配賦などにも関わります。PL責任を持つ各本部と横断的に連携する部署です。

メンバーは、私を含めて4人の主務メンバーと、4名の兼務メンバーがいます。

職務経歴

大手Web企業で営業推進とコールセンター業務を、学生時のアルバイトを含めて2年ほど経験した後、2019年4月にマネーフォワードに入社しました。

2.私がマネーフォワードに決めた理由

転職のきっかけ

直接の原因は、前職の上司と喧嘩したことです。当時、私はコールセンターの部署にいて、上層部から組織に求められていたのは、問い合わせの応答率100%でした。しかし、100%を目指すには到底人員が足りない状況だったんです。

人員不足の背景について直属の上長には報告を上げていたにも関わらず、その上の上層部にはそれが伝わっておらず、ただただ目標の未達成を追求される日々でした。そして、上司に改善を求めた結果、喧嘩になってしまったのです。

役職が上の人であろうと、臆せず意見を言うのは、この頃からあまり変わっていないです(笑)

ズバリ、決め手を一言で!

もともと好きだったFintech領域の企業に絞って、転職活動をしていました。

その中でマネーフォワードを選んだ理由は、ほかに面接を受けていたベンチャー企業と比べても、一番カオスな会社だと思ったからです。2019年当時も、成長スピードに組織体制が追いついていない感じが、面接でも伝わってきました。

面接で、「荒井さんは、陰キャ・ 陽キャどっちですか?」「友達何人います?」と役員の方に聞かれたりして、ちょっと他の会社と違う感じがしたんですよね(笑)

カオスな分だけ、入社したら何でも経験できそうだ」と思ったんです。

私はミドルオフィス系の職種を経験してきたので、専門性はあまりないんです。ゼネラリストとしてのキャリアをさらに積みたかったので、多くの経験ができる環境を求めていました。

入社時の所属は、営業戦略の部署だったのですが、状況によってはその後、営業になるかもしれないし、開発サイドに行く可能性もある、営業企画にも関われるかもしれないと、幅広い経験ができそうな環境に魅力を感じました。

3.マネーフォワードに入社して

入社してギャップを感じたり驚いたりしたことは?

誰よりも売上にコミットしているはずの代表の辻さんが、一言目に「ユーザーフォーカス」を口にすることに、まず衝撃を受けました。

お客さんを一番に考えている人がトップにいて、多くのメンバーが事業成長をミッションとしつつも、「お客さんのために」という意識を強くもっている。そのことに、入社当時も今も変わらず、新鮮なうれしさを感じます。

マネーフォワードの好きなところ

自分自身の働きやすさではなく、事業成長を考えて仕事している人が多いところです。自分のキャリアを、事業成長と重ねて考えている印象があります。

組織面でいうと、依然としてカオスなところが好きです。私が入社したての社員数が少ない時代もカオスでしたが、人と組織が拡大していくスピードが速すぎて、今も整理が追いついていない部分が多いと感じています。こうした組織の状況を俯瞰し、整備していくのが当部の仕事でもあります。

4.大切にしていること

仕事のやりがい

私たちの仕事は、すぐに着手しないといけない急ぎの仕事も多くありますが、中長期を見越した仕事も多いです。半年後におそらく必要だから、今から時間をかけて準備しておかないといけないプロジェクトがあります。そのため、オペレーションを整えたときには誰からも何とも思われないのですが、半年後に「先を見越して、やっておいてよかった」と思えるんです。

例えば、「マネーフォワード クラウド」のユーザー情報は、つい最近まで詳細な企業情報がわからない状態でした。社内のデータベースには、Web上から入力いただいた事業者情報しかなかったんです。

法人ユーザー数が増加してきたいま、お客様企業情報がわからないと、ユーザー分析もままならないので、法人番号での名寄せプロジェクトを開始しました。こういった、プロダクトをまたぐ取り組みは、多くの関係者との調整が必要なので大変でしたが、プロジェクト開始から1年弱の期間をかけて、無事に名寄せを終えることができました。

開始当時は手探り状態でしたが、結果的にユーザー企業の傾向を把握できるようになり、その成果を見届けられたことは、感慨深かったです。

マネージャーとして心がけていること

メンバーによく伝えているのは、「作る人(開発)や売る人(営業)へのリスペクトをもつこと。自分たちの役割は、両者のコミュニケーションを取ることだ」と伝えています。

極端に言えば、開発と営業がいれば会社は成り立つわけですが、その間のコミュニケーションを円滑に進めていくために私たちの部署があります。

私は前職時代に「事業企画系の職種は年収の3倍以上の成果を出さないと存在価値がない」とよく言われていました。そのマインドは今も大事にしていますし、自分たちは直接お客様に価値を届けられないので、実際に接している人の助けになる動きをしていきたいと考えています。

どんな組織にしていきたい?

ビジネスカンパニーの売上や、お客様が感じているプロダクト価値を継続した上で、どうしたらより大きな事業成長やより良いお客様への価値提供をできるのかを、メンバー一人ひとりが経営者視点で考えられる組織でありたいと思っています。

ミッションは、「世界一のオペレーションをマネフォで作る」です。営業や開発が最大限にバリューを発揮するという視点を忘れずに、横断的に事業を俯瞰してベストなオペレーションを作っていきたいと考えています。

5.これからみなさんとお話ししたいこと

カジュアル面談で教えていただきたいこと

「親しい友人や家族から、どう言われることが多いですか?」と質問することが多いです。自己認知と他者認知を聞いて、その方がどんな人なのかを理解したいと思っているからです。

また、仕事の特性上、俯瞰力や課題解決力のある人を求めているので、生活のちょっとした課題をどう捉えているのかも気になります。それによって、物事を冷静に見ている人なのか、自分以外のさまざまな視点で物事を捉えられる方なのかを知りたいです。

横断BizOps本部  BizOps部で働く魅力

やるべきことがいくらでもある状況なので、カオスを楽しめる人には非常に楽しい仕事です。マネフォには、一定規模の組織が事業成長を目指すときにぶつかるたくさんの課題が存在しています。そのため、ビジネスにおける課題と直面したい、解決したいと思う人にとっては、とてもいい経験ができると思います。

当部はカンパニーを横断する組織だからこそ、ステークホルダーが多く、調整も多いのでハードな面もあります。しかし、横断組織だからこそ、自分たちの仕事が事業の成長に大きく寄与するやりがいも感じられます。

例えば、以前は複数のプロダクトをバンドル販売するしか手段がなかったのですが、個別プロダクトで導入ができるように課金基盤を改修しました。

ビジネス側のプロジェクトオーナーとして、過去の課金方法の見直しや、販売管理ツールから自動でプロダクト利用開始できる仕組み作りの整備も実施。開発、バックオフィスから、営業まで全てを巻き込むため、本当に大変でしたが、MFBC全体でのインパクトが大きい施策でした。

このように、事業成長への影響が大きい仕事をできることが、やりがいにつながっています。

どんな方と一緒に働きたいか

横断組織で関わる人が多いからこそ、合意形成のためのコミュニケーションが必要な場面も多くあります。誰か一人を説得すれば終わりではなく、多くのステークホルダーそれぞれと粘り強く調整していくことが必要です。

大変なこともあるのですが、大変さを楽しめるのは、賢くて根性のある人だと思うんです。事業に大きなインパクトを残せる仕事に粘り強く向かっていける方、大変さを楽しめる方と一緒に働きたいです。

編集後記

いかがでしたでしょうか?横断BizOps本部は、2022年2月にできたばかりの部署で、組織としてもこれから強化していくフェーズですし、とにかくMFBC各本部からの大きな期待を集める集団です。

BizOps部を率いる荒井さんに、ぜひ面談の場で今後の事業展望や仕事のやりがい・醍醐味など、何でも聞いてみてくださいね。

BizOps本部では、一緒に働く仲間を募集しています!