【社員インタビュー#5】人事部長 相河斗夢
毎日自分に二日酔い!どうも人事部長のTOMです!
自分で自分の記事を書くのは自分語りみたいになるので、
今回は代打でこの男を指名します。
どうも!MountainBullアルバイトスタッフ時代、常連さんだと思って挨拶しに行った男性がなんと副社長の一茉さんでめちゃくちゃびっくりした経験のある子龍です!
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
今から約500年前に活躍した戦国武将武田信玄が残したとされる和歌です。
信玄は「人」の力の大切さに目をつけ、その個性がいかんなく発揮できるように人事を重視していた武将であり、それが伺える逸話や資料が今日まで多く伝わっています。
MountainBullには人事部長として相河斗夢(以後トムさん)が在籍しています。
トムさんには面接や面談、研修などでほとんどの社員やアルバイトスタッフが顔を合わせたことがあると思いますが、実際「トムさんってどんな人?」「MountainBullにとって人事って何?」と思っている人も多いのではないでしょうか?
今回はトムさんにお時間をいただき、気になるその部分のお話を聞いてみました!
基本プロフィール
名前/相河斗夢(あいかわとむ)
生年月日/1994/8/3 28歳
出身/神奈川県大和市
趣味 /料理、メイドカフェ、カラオケ
経歴 /2017年4月大学卒業後、人材系の会社に新卒社員として入社。
2019年9月にMountainBull入社。
現在は「新宿3丁目ふじ屋」をメインとして現場に入りながら
人事部長として新卒、中途、アルバイトの採用・労務・総務・教育研修、全店のシフト管理およびなど人事全般を担当
頑張ればなんとかなる
穏やかな男。
僕から見たトムさんの印象だ。
個人的見解になるが、その人の表情に仕事への姿勢が現れると思っている。
普段は陽気で明るい皆のムードメーカー的キャラクターであるトムさんだが、仕事の話になると打って変わってとても穏やかかつ落ち着ついた目で相手のことをまっすぐ見据えるのだ。
そんなトムさんの目が僕には静かな闘志が青くメラメラ燃えてるように見える。
まずはそんなトムさんの思考の根底を形作っている原体験を聞いてみた。
ートムさんは会社の中でも仕事量・責任ともに重い社員の1人だと思います。
ありふれた言葉で恐縮ですが、常にストイックに仕事に打ち込むトムさんのベースとなる経験を教えてください。
「昔からずっと頑張っていない自分が嫌いだった。
高校までの話で言うと今の自分のベースにあって
一番頑張ったのはサッカーかな。
中学生の頃は地元神奈川のあるサッカークラブに所属していて、
入団当初チームは1軍から5軍まであって俺は3人しかいない5軍(笑)
監督やコーチにも見られないくらいの底辺からスタートだったんだけど
とにかく頑張っている姿を見せるしかないと思って、
一番早く来て走り込みして、一番遅くまで残ってまた走って。
『こんなに頑張ってます!』ってウザイくらいアピールしてた笑
そしたらある日、5軍の俺が急に1軍に抜擢されて、
そこからは3年間レギュラーとして試合に出ることが出来た!
チームも神奈川県優勝っていう結果を残すことができたんだ。
『とにかく頑張ればなんとかなる』
そんな風に思ったし、
今思えばそれが最初の成功体験だったかな!」
TOM meets MountainBull
ートムさんは大学時代にMountain Bullの「町田ダルマ酒場」でアルバイトをされていましたね。
大学時代が結果的にトムさんの人生のターニングポイントになった訳ですが、そのときのトムさんはどのような想いで大学時代を過ごしていたのでしょうか?
「アルバイトにはかなり打ち込んでた!
大学2年の頃には扶養を超えちゃうくらいに
速水もこみちの影響で料理男子に憧れて、アルバイト経験は飲食業一色。
とっぴーさん(現MountainBull海外事業責任者 早川晃央)に誘って頂いて、町田ダルマ酒場のオープニングスタッフとして働き始めた!
アルバイトが楽しくてそっからは働きづめ。
おかげで学業は二の次だった、お父さんお母さんごめんなさい。
講義中もどうやってお客様を満足させようかとか、その日の賄いの献立とかバイト先のことばっかり考えてた。
毎日とても充実して楽しかったけど、
俺の人間的な成長はそこで一時的に止まってしまったんだ。」
2億の投資。利益はゼロ。
ートムさんは大学をご卒業後、新卒社員として就職する訳ですが、当時はどんな働き方をされていたのでしょうか?
「前職はある人材系の企業で、営業職として入社した。
入社1か月目は全部研修だったな。
「あなたたちが今月会社に産み出した利益は0円です。しかし我々は今月あなたたちに2億円を投資しました。」
研修最終日に偉い人からその言葉を聞いてハッとした。
アルバイト時代から貰う時給以上の働きをしたい、するべきだと考えていたから。
俺は現場に配属されてからとにかく必死に働いた。
当時の仕事は求人広告をお客様に売る法人営業。
法人営業って一般的に既存顧客と新規顧客への営業の2種類があるんだけど、俺の担当エリアは自社の既存顧客が少ない地域で、新規顧客を開拓する必要がある。
つまり最初から好成績を出すのが難しいエリアだったんだ。
そこでとにかく何もわからないながら試行錯誤しまくった。
自分の写真付きのチラシを配って『とにかく人に困ったら相河まで!』作戦
飛び込み営業
残業してテレアポ
ランチや飲み会もチャンスだと思って、必ず名刺を店長に渡して帰ったり
休みの日も返上して、お客様の所まで訪ねたこともあった。
本当はダメなんだけど時効かな笑
新卒なんて頑張ることしか武器がなかったから、何でもやったね。
入社2年目には行動の成果が実って新規営業に関してトップの成績を出すことが出来た!」
心に立ち込めた暗雲
新卒社員として入社し、泥臭く粘り強い戦いを続けてきたトムさん。そのキャリアパスは何でも卒なくこなす人が歩いていくいわゆるエリート街道ではないかもしれない。
しかし、その努力は周囲の人間の胸を打ち、心に熱い物が込み上げてくる生き方だと思う。
裏腹にトムさんの心には、現実と理想の乖離という黒い雲が漂い出していた。
「入社して2年目。会社の利益構造がなんとなくわかり始めたとき、自分の仕事に対してモヤッとすることが増えてきた。
俺たち営業マンに求められていたのは、求人広告をより高単価で売ること。仮に定価10万円の商品があったとして
「相河さんを信頼してるから全てお任せするよ」
というお客様には10万円で
「他社は5万円の見積もりを出したよ、それ以上ではやらないよ」
というお客様には5万円で。といった具合で
同じ商品なのに異なる価格で販売することに疑問を感じていた。
もちろんそれが営業力なんだけど、
悪く言えば人を騙しているような気がしてきて、
自信を持って提供出来る商品を定価で扱う仕事がしたいと考えるようになった。」
TOM meets MountainBull again
そんなトムさんの元に一本の電話が舞い込んだ。
その内容は「株式会社Mountain Bullに人事が欲しい。人材系の会社で働いているトムと話がしたい」というもの。2019年夏の出来事だった。
「田中さんとかずまさんに新宿で会って話した。
2つ返事でメンバーに加わらせてくださいとお願いした。
昔からアルバイトとして働いていてMountain Bullが商売に対してまっすぐなのは知っていたし、年齢関係なく早いスピード感でどんどん上を目指せる。
前職で色んな業界の方々と取引をさせてもらって,
その中にはもちろん飲食店を営んでいるお客様もいた。
現状、世間の飲食業へのイメージはあまり良いものではないかもしれないけど
彼らが強い信念を持って仕事に臨んでいることがわかっていた。
だからスーツを脱いで飲食業界に転職することへの躊躇いはなかったし、飲食業に誇りを持って働ける自信があった。
自分が選んだ道を自分の力で正解に変えてみせるのは得意だったし。
田中さんはお酒でも飲みながら時間をかけて話すつもりだったんだろうけど、決断が早すぎて逆に拍子抜けさせちゃったと思う笑
大変だったのは入社してからかな。
Mountain Bullには今まで人事部がなかった訳だから、当然仕事も自分で考えて自分で実行しなければならない。
そのために現場に入って色んな社員やアルバイトにヒアリングした。
最初は入社してすぐ人事になって、
新体制が作られていく事でスタッフにも戸惑いがあって、すぐに受け入れてもらえるような状態ではなかったかも。
そんなときは誰よりも頑張って働いて、背中で語るしかない。
徐々に信頼を獲得していけたと思う。
頑張るから俺を認めてよ!っていう今も昔も変わらないTOMスタイルだね笑」
拝啓、どこにも居場所のない君へ。
ー飲食業界は労働集約型の経営形態。
なのでMountainBullは何よりも人の力が大きな武器になると思います。
そんな会社で人事を務めることへのやりがいを聞かせてください!
「人の成長を近くで見ることができることかな!
例えば、高校生や大学生になると初めてアルバイトを始める子がいる。
その子からしてみれば、俺たちMountainBullは初めて出会う親や教師以外の社会人なんだ。
個人的に飲食業界は教育インフラとしての役割を兼ねていると思っている。
そんな場所で頑張って働いて成長を遂げていく過程を見ることは本当に嬉しいし、MountainBullでアルバイトをしていた頃の自分と重なるんだ!
社員に関して言うと、入社当時は頼りなくて大丈夫かな?と思ってた子が成長して店長に昇進する瞬間は感慨深いものがある!
MountainBullはどんな個性でも受け入れる気風があって、ぶっちゃけ採用基準がめちゃくちゃ厳しいという訳ではないと思う!
それはMountainBullには良い人が多くて、どんな人とでも一緒に頑張ってくれるっていうのが既に下地として存在するからなんだよね!
だからMountain Bullにはなんだか人生つまらないっていう子に来て欲しい。
家にも学校にも居場所がない。だけど職場で皆と一緒に働いている時間が
楽しい。ってきっと思ってもらえるから。」
Weigh Anchor
ー最後にnoteを読んでくれている社員やアルバイトにメッセージをお願いします。
「いつも頑張ってくれてありがとう!
Mountain Bullは国内外に20店舗
金曜のピークタイムには同時に100人以上が働いている。
こんなにも大勢の人が今も一緒に戦っていることを感じて欲しい。
人生は航海!
スタッフの皆はMountain Bull号に乗っているクルー!
まだMountain Bull号に乗ったことがない人も
新しい挑戦のためにMountain Bull号を降りる人も
どこかの港で会えることを楽しみにしています!
衣食住のうち「食」に関する職業は一般的に低く見られがちだと思う。
でも人間を作っているのは「食」!
飲食に関わって仕事をすることに誇りを持って欲しい!
これからもがんばろー!」
トムさんは僕とその場に居合わせたとき必ずと言っていいほど新入社員や新人アルバイトの様子を尋ねてくる。
僕に対しても、深夜何の前触れもなく電話をくれては体調を気にして温かい言葉をかけてくれることが何度かあった。
それはスタッフ一人一人を気にかけるトムさんの優しさ、そして責任感の現れだ。
そんなトムさんの背中に密かに憧れているのはここだけの話。
錨を上げよ!
これからもMountain Bull号とトムさんは
まだ見ぬ鮮やかな景色を求めて世界を股にかける航海に繰り出す。
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