飲食店の店長に求められているものって何?
毎日自分に二日酔い!どうも人事部長のTOMです!
リーダーになる前の、成功とは自分を成長させることである。
リーダーになった後、成功とは他人を成長させることである。
「20世紀最高の経営者」と名高いジャック・ウェルチは
リーダーシップについて上のように定義しています。
人事として面接をしていると
入社の動機とその後の将来像は大まかに3パターン程度に分かれます
・飲食が好き、合っているのでとにかく飲食店で働きたい
・将来独立して自分のお店を持ちたい
もう一つが
・ゆくゆくは店長をやってみたい
今回は飲食店の店長に求められる資質とは何なのか
という点について記事を書きました!
リーダーでありマネージャー
オフィスワーク系の管理職と異なる点として
飲食店店長にはより
リーダー的な資質とマネージャー的要素が求められることがあげられます。
分かりやすく下記に定義します。
つまりは、
リーダー=「先導者」「指導者」
マネージャー=「管理者」
であるということです。
個人的な言い換えをするのであれば
リーダー=周囲に良い影響を与える姿勢・人柄を持った人
マネージャー=各種数字を把握、管理、改善する能力・技術を持った人
と定義します。
まずは自身の得意とする部分はどちらの資質で、補わなければならない部分がどちらの資質なのかを分析することが良い店長になるための第一歩となるでしょう。
有能な管理者ではあるが、リーダーとして見た際に無能化してしまうことや
逆に尖ったリーダーとしての資質があるが管理することもされることも苦手であり、対人関係の築き方に問題があるケースも往々にして見られるため
自身の得意だけでなく、不得意に目を向けてみることも分析の上では大事だと考えます。
姿勢→能力
ここは自論になってしまいますが、
スピード感を持って店長を目指すためには、
まずは良きリーダーになることを目標とした方が良いと思っています。
極端で単純な例を挙げれば
店長の仕事は「1000羽の折り鶴を作る」といったことです。
1時間で1000羽の折り鶴を作れる店長は3時間かかる店長よりも優れています。
店長が1人で鶴を折る場合、折り鶴を作る技術=スピードのみが差になります。
しかし飲食店はチームワークです。
例えば何人のアルバイトや社員の協力を得られるか、
速い鶴の折り方をどうやって教えるか、
作業をどのように分割し分担するか、
といった点が差になります。
その後、結果を受け改善を実行していく際に
マネージャーとしての能力・技術の手腕が問われてきます。
まずはリーダーとしての姿勢を見せないことには、
この改善実行のフェーズに移れない。という点が自論の理由となります。
ギバーであれ
リーダーシップとは、あなたがしてほしいことを、やりたいからやると思ってやってもらう、技術のことである。
第34代アメリカ合衆国大統領 アイゼンハワーの言葉を借りれば
他者の協力を得られるかどうかがリーダーの技術としての一つです。
人と関わる上でのスタンスは、3タイプに分類できると言います。
集団によってそれぞれの構成比は異なりますが、
ギバー 与える側になった際に
テイカー 受け取るだけの人以外の全方位からの助力が得られます。
そのため、まずはギバーであれ
テイカーに良きリーダーは務まりません。
Lead by example
背中で語る
子は親の背中を見て育つ
こと日本においてはよくある表現ですが、
英語圏においては歴史上の著名なリーダーたちはスピーチを得意としていたケースが多く、似たような言葉として「Lead by example」=見本となって導くといった表現があげられます。
店長としての仕事を極めていけば極めていくほど、
マネージャー的業務の濃度が濃くなっていきます
ただ、飲食店店長としての本質は「リーダー」
登校班の班長は先頭を歩きます
オーケストラの指揮者は群衆に背を向けます
旧日本海軍では「指揮官先頭」を掲げ部下を率いました
ティーチャーではなくリーダーに
Lead by example
あなたの背中は追いたくなるものになっていますか