相談相手

東京、公演期間、演出助手なので当日制作的なこと以外は特にすることがない。とりあえず色んな人を見て、話しかけて指示されたことをして。公演中は演助同士で話をする。これから演劇のこと、自分のことも含めて。
公演も終了し退館後、高校の顧問に会いに行った。池袋で待ち合わせ、カフェに行こうかと誘われたけど、池袋駅で迷子。結局迎えに来てもらい、特に行く場所もないので駅周辺を歩きながら自分の団体のこと、自分自身のこれからのことについて話した。

対話ができる人がいない、相談できる人がいない。ここ数日、高校の同期や美容師、幼なじみや顧問と話す中で改めてそれを認識した。今となっては新天地ではなくなった土地、日常と呼ぶべきか迷う土地にそういった人がこの1年では作れなかった。必要だったが、作れなかった。先日、高校での公演を観て僕が周りの人に対して向き合っていなかったのかと思っていたけど、思え返せばこの1年何度もあの土地を離れる度にもう一度頑張ろう、今からでもやり直そうと思った。それでも3日後にはやはりダメになり、自分が何をしたいのか、何を表現したいのかが分からなくなった。自分の欲求が責任によって毎回潰されてなかったものになりかける。

「とっととそんなところ抜けたらいいよ」
やりたいことができるわけでもいないし、土壌も十分じゃないところでずっとまごまごしてるのは何?ってなるよ。
言葉じゃないけどそういうことは言われるだろうなと思ってた。自分でも最近は大学を辞める、団体を無くす、自分がやりたいを人を集める、一緒にやりたい人のいる場所へと行く。そういうことばかり考えるようになっていた。でもなー

人間関係なのか、自分の団体という思い入れか、何か。何か言語化できないところで頭の80%がそういうことでも情緒的に第3案を出そうとしている。

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