年の波打ち際

 さようならクリスマス、もうすぐ新年。
 の特別感のある平日、今日から五連勤。学校のない休日なのに社会は普通の平日で動いてる。もう12月か、もう年末かと言ってあっという間に年末になるジェットコースター、26日終わりくらいに謎の急ブレーキ。
 今日はお客さんが少ないせいで時間が長く感じた。18時インでふとした瞬間に時計を見てもまだ20時。今日も相変わらずの清掃係。無心で黙々と作業をこなしながら頭は勝手にあれこれ考えてる。やることが沢山ありすぎることが分かっても今すぐにできないのが歯痒い。結局夜更かしして不十分を繰り返す。

 今親友と電話をしている。どうやらバイト先の友人に栄に連れて行かれたのはいいが、その友達は彼の知らない人の家に泊まり、終電も家に入れてくれる人もいないまま名古屋のバイト先まで歩いているらしい。なかなかにいい人生経験をしているなと思いつつもこの寒さの中歩くのは少し可哀想だなとも思う。しかも現金もカードも持たず、ペイペイだけで夜の名古屋を歩いているらしい。拉致られないよう気をつけて。

 今日で今年の満月は最後だって。バイト帰りの自転車でしか見なかったけど何故か不思議の感覚。地元よりもよく星が見えるこの街、どれだけ大きな満月があっても他の星に目移りしちゃう。名前もわからない星だけど、どれか一つはもう無くなってるのかもしれないと思うと何となく今年一年の時間の早さを感じる。年々一年が早くなっていく、どれだけ新しい場所で新しいことに取り組んでも数回の研修で日常になって2倍速、3倍速。何度か転換期には入るけどそれもまた違う選択をしただけの日常になっていく。今年は地元と名古屋を比べて細かな変化を逃さないようにしたけど、最近はそれもわからなくなってきた。地元の夜空なんて何度も見ただろうけど、どれも印象には残ってない。10代最後になっても何の特権もないままなんとなく劣化したような自分で生きてる。もう2023年が終わる、一年が終わると思うとなんか気持ちが逸る、でも結局普通の日常のまま今日と明日と晦日と大晦日を過ごして初めまして2024年、これからよろしくお願いします。

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