2.20
話してみて改めて気付く自分の言葉の変わりよう。高校の同窓生が運転する車の中で高校時代の思い出がフラッシュバックするような会話。あといくつか人が足りなかったり、場所が違ったり、方言が変わったり。
そういえばこんな感じだった大阪人の会話のテンポと声量とイントネーション。しかも少し前まで話していたテーマのことを話そうと頭でボヤッとだけ考えたことを口に出そうとしたらもう遅い。もう全く違う話題になっている。こりゃあ疲れるぞと思いながら耳に少し意識を向けながら談笑をする。高校時代から名前だけよく耳にしていたアイドルに熱愛報道が出たらしい、降りるらしい、趣味が悪いらしい、マジでないらしい、降りるらしい、金が貯まるわらしい、てか、バイトの店長がさ〜。
てな具合の会話が数十分とか。前までの自分がこういった時どんな立ち回りをしてるかとかを思い出すことはなかったけど、懐古的な楽しさがあった。
温泉では露天風呂に浸りながらおおよそこの一年の話を落ち着いてした。色々あった。思い出す度に本当に1年間で起きたことなのかと確認したくなるほど主に苦しい方面で色々とあった。相手が聞き上手なこともあってさっきよりもゆっくりとした標準語で話しているけど、段々と苦労自慢をしているような感じがしてきた。
時々自分の好きなことをやっているのに、今の大学に通う自分をフィルターに通して自分を見つめると強度を間違っているよう気がする。また、自分自身のことをまぁ頑張ってるなと思う時と、全くもって努力が足りていないと自責の念に駆られる日がある。目の前にやりたいことがあって強く前に進みたいのに足元がぬかるんでこけることが何度もあった。全ては自分自身で始めたことで今は我慢の時だから今の課題がすぐにどうこうできるものでないと言うことも最近ようやく理解できるようになってきたけど、楽しい1日を過ごすとすぐに苦しい明日からが目に浮かんでしまう。忙しさで目を眩ませて暗中模索をしているような感覚。
そして、何もない日には無感覚になって、嫌な日の初日には自己嫌悪、二日目には諦めと忍耐を言い聞かせて、三日目には自己否定のジレンマに突入。
「どうですか、僕、なかなかの苦労人でしょう」
そんなことは絶対に言いたくないけど、ノリと勢いとアルコールと眠気で軽々と口から溢れてしまいそうになる。
昨日、2.20楽しかった日
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