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日記2.9

日記を書かない習慣がつくと昨日何があったのか、今日何をしたかの細かい部分が思い出せない。気づけばもう2月、現在実家のベッド、明日から最初で最後の家族旅行、中々に大それたイベントの前日。

中学の顧問が出てくる夢を見て起きるともうこんな時間。急いで支度を済ませて家を出る。

(運動会の予行日のような夢。大学の友達や高校の友達が仲良く喋ってる不思議な空間なのにどこか受け入れられて、相変わらず少しスパルタ気味な野球部ノリを押し付ける顧問に辟易、記憶ではあの時もこんな感じだったけど今の自分からしたら口を出したくなるような態度。ようやく自分の出る種目の順番が来たと思ったら自分のいる場所がどこか分からなくなった。そして誰もいなくなった目が醒めると13時02分。携帯には彼女からの通知が数件、急いでシャワーを浴びてある程度準備を済ませてから彼女に電話をする。「今起きました。直ぐに向かいます。」家をしばらく空けるとなると普段の準備よりもすることが増える。その時間を考えて今起きました。とりあえず急ぎに急ぎつつ忘れ物をしないよう最小限の荷物を持って電気とエアコンを消して家を出る。ゴミを捨てて携帯で次の電車を調べて少し走って乗車。)

2駅程進んだところでキャリーケースを忘れていることに気づき、急いで引き返す。それなのに各駅停車しか止まらない駅ではモバイルSuicaの対応に時間がかかって、予定の時間がどんどん離れていく。

(昼間に電車に乗るのも珍しく、外の景色をボーッと眺めていると何かランドセルが軽いような手持ち無沙汰に襲われた。何かない、何だろうと手元を見ると彼女には就寝中と伝えた時間に急いで服を詰め込んだキャリーケースがない。頭の中で今までの自分の行動を細かく細かく思い出す。どこでへ行ってその時手には何があった。玄関まで持ってきたのは覚えている。鍵を閉めてゴミを捨てた。その後寒くて両手をポッケに突っ込んだ。ということは家の玄関に忘れてきた。天気がいい日に急激な虚脱感。急いで次の駅で降りて反対側のホームに急ぐが、丁度電車がいってしまった。次の急行に乗って一駅分歩くか、その後の普通まで待つかを考えて疲れたくなかったので待つことにした。ようやく最寄り駅へと着き改札を出ようとスマホをかざすとモニターに係員への文字が出た。しかしこの駅の係員は反対側、インターフォンがあるのでそれで対応をお願いするも上手くいかずに結局は階段を登って反対側へ。この駅の係員を初めて見たような気がする。しかもあまりこういった対応に慣れてなさそうな手つきとじかんのかかりよう。それでも急いでくれとは言えないし元はと言えば自分のせいなので大人しく待つ。急いで家の玄関にあるキャリーケースを取りもう一度彼女の待つ駅へと向かう。昨夜の電話で明日は午前中に彼女の家へと行くと約束したのだが、僕が大寝坊をしてしまったのでわざわざ駅まで来てくれるらしい。怒ってるかな、拗ねてるかな、呆れてるかな、また「そういう所だよ」って言われるかな、何て謝ろうかな、ゴメンの連呼じゃ流されるよな。そんなことを考えてるとあっという間に到着駅、感覚としてはまだそんなに時間は経ってない。階段ではなくエスカレーターに乗って言い訳を考える。そして電話をして彼女の元へ。僕が渡した帽子を被っていたので似合ってると言ったら嬉しそう、だけどすぐに拗ねた顔をと横目で僕を見る。結局のゴメンねの連呼と右手の握力で謝罪を伝える。「まぁいいですけど、【ため息】ホントそういう所だよ」ほら言われたじゃん。せめてお昼ご飯くらいはと思って歩きながらお店を探す。夜ご飯に行きたいところならあるけどお昼だとまた違ったものが食べたい。ラーメンを食べたいけどキャリーケースがあるのでと思い断念。少し歩いたところに前に1度行ったことのあるトンカツ屋さんを発見、少し歩くのが遅くなると彼女の左手が強くなって「トンカツがいいんでしょ」「うん」右手を強くして連れていく。まぁ本当はもっと早く食べ終われるお店もいくつかあったんだけど、作るのと食べるのに少し時間のかかるところが良かった。)

本来だったら午前中に彼女の家へと行くはずだったのにそれは叶わないようなので駅で待ち合わせをして矢場とんじゃないトンカツ屋さんへ。急ぎたい気持ちともう少しこの時間が続いて欲しいと思う自分がぶつかるけど寝坊した手前まだ一緒に居たいとも言えずすぐに出発の時間。右手に感覚が残るくらい1度強く握った。

6時に梅田集合、梅田ジャングルにより少し遅刻。少し変わった高校の同期とHEPで待ち合わせて、また人間ジャングルをキャリーケースを連れて練り歩く。ビルの3階にある居酒屋、でも中身はカラフルな提灯が付けられ大きな地下施設のような場所。神社の幅くらいの階段を気をつけながら降りて席に着き、自然と飲む流れに。見た目も食事も話のテーマも髪色も変わってる。1年でこんなにも変わるのかと友達を見てると何だか自分も変わってしまったのだなと思う。

(新幹線で新大阪へ着き、大阪Metroに乗り換えて梅田まで。駅に着いてからもどこをどう行けばたどり着くのかが全く分からない。とりあえず方角頼りに進んでみるけどここが何階なのかが全く分からない、駅を出てからもあっち側の歩道に行きたいのにそこへ行くルートが見つからない。ようやくそっち側へ行けても結局は折り返したりして右往左往。HEPに集合との連絡が来て微かな記憶を頼りに赤い建物に向かう。人が多く、同じ世代の人が多いので見つからない。やけにこっちを見てくる人が居たのでしばらく見返していると僕の名前が呼ばれた。見た目が随分と変わっているのでまだ声と顔が合わないし、以前はどんな感じで話していたのかも分からなくなってしまった。お店はビルの3階、小さな居酒屋を想像して中に入ってみると思っている3倍は広い。天井が高く、階段を下っていって席へ向かう。どういう構造になっているのだろうと思いながら降りにくい階段を降りて案内をしてもらう。久しぶりの上座、「最初にドリンクをお聞きしますね」「みんな呑むの?」「うん」じゃあコークハイで。高校の同期呑むという場所、いつもより酔いそうな予感。メニューは各々がしてくれるっぽいので僕はその間に談笑。と言ってもみんなの現状と昔の楽しかった思い出話。それでも話は少しディープで高校生の時は話せなかったことも軽々と話す。みんな変わったなという言葉浮かんだけどすぐに消した、それと同時に自分も変わったんだなと再確認する。多分いい方向でもないし、望んだ方向でもない変わり方。変わりに行ったというより勝手にこうなった。トイレから帰ってくると揚げ餅のお皿にお箸が付けられていた。僕は特に気にすることも無く食べたのだけどどうやら隣の子が餅を分けることを気遣って用意してくれてたらしい。変わったと思ったけど、確かにこの子は元から色々と視野が広い子だったような気がする、そして僕も元々そういう人の優しさに気づけないタイプだったと思う。そんなに変わってないじゃん。)

通知に突如として現れた55期同窓会、中学の同窓会のためのLINEグループらしい。誰が入れたんだよと思いながらLINEを開くけど誰が喋っているのがいまいち分からない。1年後の成人式には直接話さないといけないのか、大丈夫かな、行きたくないな。

(今年の成人式が終わった頃、どうやら同窓会というものは学級委員をやっていた人が招集をかけないといけないという情報を受けてようやく行く気になった成人式に全く行く気を無くしていた元学級委員長。でもどうやら誰かが言い出してLINEグループができたらしい。それでも何で入れたんだよ、行かないと行けないじゃん、、、と思い開いてみると恐らくバスケ部だったような人達が話している。でもどの記憶にもこんなLINEをする人はいなかったので通知を消して携帯を閉じた)

家へと帰り久しぶりの実家はやはりうるさい。玄関には靴も散らかっていて、姉がまた騒いでる。風呂に入っていても急に開けて「生きてる?!」と確認してくる。明日からの家族旅行が楽しみなのだろうか、元々そうなのだろうかずっと話してる。なんか余分に疲れたような気がするので今日はもう寝よう。

(家に帰るともう電気が付いている、靴を脱ぐとまた家に靴が増えていて多分それが姉のだろうと思って突き抜ける。昔自分の部屋だった今は物置部屋。昔はこの部屋で1本台本を書こうとするくらい思い入れの深い部屋だったんだけど、今の部屋じゃ10行の日記も埋まらない。荷物を置いて消臭をしてから手を洗って冷蔵庫を開ける。この動きは相変わらずだけど、自分の買った記憶のないものには中々を手をつけらないようになっている。自分の家は自分が買ったものしか入っていないというのもあるけど、後々アレを誰が食べたのかを言及されて末っ子のせいにされる末路が見えたので結局何も取らずに冷蔵庫を閉じた。お風呂に入ってとりあえずいい匂いがするシャンプーで頭を洗っていると姉が突然ドアを開けて「生きてる?!」と聞いてきた。前までは風呂場で大熱唱していたからだろう。リビングに居ても周りが気になって力を抜けないので奥の部屋へと入って少し音量を小さくしたYouTubeを見る。それでも突如として姉は入ってくる。1年前の僕はこれがダメだったんだろう。)

疲れてしまったのでこの辺りで眠ります。久しぶりに文章を書いたので思っている気持ちや概念と語彙力が合わなかったりミスタッチが多かったです。少しずつ辛抱して、自分を強制して書いていきます。

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