#8 メモの魔力 前田裕二


2021.03.11〜2021.03.18

昔一度読んだことがあったのですが、その時にこの本はメモの取り方についての本ではなく、むしろ目標の達成の仕方について書かれた本だという印象を持ちました。

今回新しいことを始めるにあたって、それが本当に自分のしたいことなのかを考えたいと思ったときにそのことを思い出してもう一度読み直すことにしました。

本書のなかで書かれている目標の達成の仕方とは以下の通りです。



①自分について徹底的に深堀りをして自分のことを知り、自分の中のコンパスを見つける

例えば自分が負けず嫌いだとしたら、なぜ自分は負けず嫌いなのだろう。自分を負けず嫌いにさせた原体験は何だろう。と考えていきます。

その過程の中で、自分の中心にある自分が大切にしていることや、やりたいこと、幸せに感じることを見つけます。



②それらを上手に言語化して、人々が感動するようなストーリーにまで昇華させる

自分の過去の経験と自分の目標をリンクさせて人々に応援してもらえるようなストーリーにします。

自分は小さいころ貧しくてご飯も十分に食べられくて辛い思いをしたから、こども食堂(無料または低価格で子供たちに食事を提供するサービス)をもっと普及させたい!のような感じですね。



③不完全な状態を他者に発信し、応援してもらうことで協力なコミュニティーを作り上げる

自分がやりたいことを完璧な形にしてから世に発信するのではなく不完全な状態のうちから発信する。

そうすることで、人々を「どうにかしてあげたい」、「応援したい」という気持ちにさせることで沢山の人を巻き込んで結束力の高いコミュニティーを作り、ともに目標を達成していく。という感じです。


これはアイドルグループがよくとっている戦略ですが、事業やサービスなどにも使えそうですよね。

本来サービスを受ける側である受け手に、当事者のような気持ちにさせて発信者と受信者の境目が不明確になっているコンテンツは上手くいきそうですよね。

今始めようとしている新たな取り組みに、この考え方はしっかりと取り入れようと思います。


この本を選んだ理由/目的

新しいことを始めるにあたって参考にしたかった

今回の読書を通じて学んだ事

他人巻き込む、応援してもらうことの大切さ

この本の評価

適切なタイミングで読み直したい



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