6月の#キクキキ
みなさんこんにちは!record 1.5スタッフです。
本noteは6月の#キクキキをまとめたダイジェスト記事です!#キクキキの概要は以下noteをお読みください。
6月の担当パーソナリティはすずかです。お休みをもらっていた5月の分のエネルギーも込めて, 元気にお届けします!
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◆6月のPodcast配信「危機は気候か、環境か、...か?」◆
6月13日公開、Podcastでは"気候危機が解決した未来を模索する為に社会運動をあらゆる角度で共有します。"というテーマのもと、すずかが担当します。
6月のPodcastは特別回。「G7リーダーに私たちの声は届いたのか ~市民の視点から~」と題して、5月19日から21日に開催されたG7広島サミットを「市民の視点から」振り返ります。
◇前編「知ってましたか?市民コアリションと政策提言書」◇
G7サミット(主要国首脳会議)は、G7各国の政治を主導するリーダーたちによって現在の社会課題と将来の政策の方向性が議論される場であり、改めて言うまでもなくとても重要な会合です。しかし、実はG7サミットの周辺では、政治家に限らない一般の市民による国際的な会合もまた行われていました。
今回はその中から、世界中の市民社会組織が集うG7公式エンゲージメント・グループであるCivil 7(C7)に注目し、C7が提出した政策提言書をすずかが振り返ります。
C7の政策提言書には、現在の社会課題を反映した6つのテーマの一つとして「気候と環境正義」という章が含まれます。Podcast本編では、G7首脳宣言と比較したC7政策提言書の特徴や、その不十分な点についても、すずかが忌憚なく話しています。
◇後編「G7が広島で開催された意味を【市民】から考える」◇
高橋さんは、国会議員を訪問して直に核政策について詳しく聴いたり、核廃絶に向けた政策を進めるよう交渉したりするお仕事をされています。
高橋さんには、「市民とG7各国の向き合い方」「広島ビジョンについて」「市民の変化はあったのか」という3つのテーマでお話をお聴きしました。Podcast本編では、現地の動向を肌で感じていらっしゃった高橋さんから、あまり報道されていない情報も含めて率直な意見を易しい言葉で聴くことができます。
また後半では、G7自体の話だけではなく、核兵器問題を考えるときに大事な視点についても高橋さんのお考えを聴くことができます。核問題は被爆者だけの問題ではない、また核問題は突き詰めていくと人権問題である、という高橋さんのご意見をお聴きして、すずかも「核兵器に対して自信を持ってNOと言えるようになった」と感銘を受けたようです。
すずかが自ら「高校生の頃から社会活動をしている仲間であり同志でもある」と語る高橋さん。二人の会話は、和やかな雰囲気のなかでも社会問題の根っこを捉えています。ぜひPodcast本編をお聴きください!
◆6月のYouTube配信「あなたの危機感を教えてください」◆
6月27日のYouTube配信ではすずかがパーソナリティを務め、やまだいと二人で、2023年上半期を振り返りました。
COP27から半年以上の時間が経ちました。そのあいだ、わたしたちrecord 1.5はドキュメンタリーのYoutube公開、さらにはディレクターズカット版の東京・広島での上映会を行い、また世間では、COPの準備会合と呼ばれるSB58が開かれ、次のCOPへの準備が進められています。そんな今だからこそ、「COP27の後に変わったこと・変わらなかったこと」と題して、現在の状況を共同代表の二人が振り返ります。
◇EACOP建設問題のその後◇
現在建設が予定されている東アフリカ原油パイプライン(EACOP)は、ウガンダからタンザニアまで伸びる予定の、建設されれば世界最長となる石油パイプラインです。11万8000人以上の人々が移住を余儀なくされるなど、多くの市民への重大な影響が予想されており、世界中から建設が疑問視されており、このプロジェクトに対する融資が疑われるメガバンクも批判を浴びています。COP27でも、EACOP建設の問題は盛んに取り上げられていました。
YouTube配信では、わたしたちが作成したCOP27のドキュメンタリーのうち一本の動画(Chapter 4「声:叫び」)に解説を加えながら、当事者であるウガンダの環境活動家が「気候危機とエネルギー植民地主義の象徴」とまで形容していたEACOP建設問題の、COP27での緊迫感ある取り上げられ方をふたりが振り返ります。
また、ドキュメンタリー公開時には日本のメガバンクもEACOP建設事業への融資を疑われていたのですが、5月16日には三井住友ファイナンス・グループが、6月2日には三菱UFJファイナンス・グループが、「現在は関与していない」ことを明らかにするという良いニュースがありました。
YouTube配信本編では、すずかとやまだいがニュースを知ったときの感想や、これからの活動に向けた思いをふたりの口から聴くことができます。ぜひYouTube配信のアーカイブをご覧ください!
(Text、編集:後藤隼)
◆更新状況◆
2023/7/7:公開しました。