「賢い子」に育てる究極のコツ
こちらを読んだので以下まとめです。
小学生以降、勉強が伸び悩んでしまう子と更に伸びる子がいて、その差は親が図鑑などを使って子供の好奇心を伸ばすという役割を果たしていたかどうかによる。
図鑑は遅くとも3〜4歳までに与える。面白い、面白くない、好き、嫌いという好みが出る前に身近にあるものは、その後も好きになりやすい。好奇心をより伸ばす。
3〜4歳になると「なぜ?」という質問攻撃が始まるが、親が頑張って答えるよりも子供自身に調べさせることを習慣化する方が好奇心を育てる
脳は何かを突き詰めれば突き詰めるほど、可能性を高める事が可能。他の分野においても脳を成長させやすくなるという特徴がある。
電車でも動物でも花でも、一見将来に役に立ちそうになかったり勉強から離れている事でもとことんやらせてあげれば賢い脳が作られる
何かひとつの能力が伸びると、それには関係しない部分の能力も伸びていく
伸びる子の親というのは、バーチャルとリアルを結びつけ、子供の好奇心を強くする取り組みを「意識的に」行っている
ー脳の成長年齢マップー
0歳…図鑑/絵本/音楽
3〜5歳…楽器/運動
8〜10歳…語学
10歳〜思春期…コミュニケーション
脳の発達は7割前後が遺伝で決まる。
しかし、学習や技能、考え方に関係する部分ほど遺伝の影響を受けづらい。
親の頭の良し悪しは子供にはあまり影響しない。
どんな環境で育ったかが大切
兄弟を「同じように育てる」ことは不可能。むしろ脳の設計も育った状況も違う兄弟を同じように育てようとしたから能力に差が出ていると言える。
子供の能力が伸びるのも伸びないのも親の関わり方次第。
成長スピードと頭の良さは関係ない。
更に男女間では1歳〜1歳半女の子の方が早い
朝食は必ず食べる。
睡眠が足りないと脳が縮んでいく。十分な睡眠を取っている子は慢性的な寝不足な子よりも海馬の体積が大きく、基本的な記憶力も優れている
ゲームは脳の成長や好奇心に繋がるとは言えない。
ゲームは遠ざけるとやりたくなるので禁止するのは逆効果
世の中にはゲームより面白い事が沢山あるという実感を子供に持たせてあげる
旅行、スポーツ、楽器、音楽など色々試して子供に外の世界をどんどん見せてあげる
ーーーーーーーーーーーーーーー
感想✳︎
タイトルで押し付けがましさを感じたものの、内容はとてもシンプルかつ論理的で分かりやすかった。
これを読みながら、さかなクンの事を思い出したのだが、やはり何かひとつの事にのめり込む経験というのはかなり重要なのだろう。
息子は今電車や乗り物にはまっていて、タイヤの動き方や構造までじっくり観察している。私はそれを邪魔しないよう注意深く見守ろうと思う。
また、図鑑の使い方は我が家では良い使い方をしていると思う。魚料理を食べるときは魚図鑑で魚を確認したり、2歳の息子も何か興味のあるものを見たら自分で図鑑を持ってきて照らし合わせている。
3歳から運動系の習い事をさせようと思っていたけどここに来てピアノが浮上。どうしよう、、どっちもさせたいが公文もあるしお、お金が…(泣)
とりあえず両方体験に行かせて本人に選ばせようと思う。
また、今後必ずぶつかるであろうゲーム依存の対応について書いていたのも有り難かった。
私も子供時代人並みにゲームにハマったが、自然とやらなくなったのは習っていたバレエの影響が大きかったと思う。他に熱中できる事を、ゲームに依存するずっと前から見つけて伸ばしてあげるのはかなり予防になるのではないか。多分もうすでに依存してしまっている状態から辞めさせようと対応し始めるのでは遅いのだと思う。
タイトルよりもずっと優しい育児本だったので、興味がある人は構えずに気軽に読んでみて下さい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?