私がベビーゲートもベビーベッドも買わなかった理由
赤ちゃんがキッチンへ侵入するのを防ぐベビーゲートを買おうと思って楽天を見ていた。
みんな買ってるし、買うのが当たり前だと思っていたからだ。
でも色んなベビーゲートを見ているうちに、ひとつの疑問が浮かんだ。
これ、いる?
もちろん、あったほうが良いか悪いかで言ったらあった方がいいだろうし、安全か安全じゃないかで言ったら絶対安全である。キッチンには色んな危険が潜んでいる。火、包丁、油……
でも私には必要ないと感じた。
別に子供がキッチンに来てもいいじゃない。
むしろ料理しているところを見たり、キッチンにある色んなものを(包丁などはNG)触らせてあげるほうが子供にとって良いのでは?確かに親は大変だけど。
先日息子が食器棚を開けて茶碗を割った。幸い怪我は無かったけど、お気に入りの茶碗は捨てる羽目になった。でも私は、陶器は落としたら割れるのだという事を経験させる良い機会になったと思った。何でもかんでも安全が最良だとは思わなかったので、やはり息子をキッチンに入れてよかったと今でも思っている。キッチンスペースが家が狭い割に若干広めというのもあるが。
子供にとってキッチンという場所や、料理というものを身近に感じてほしいという狙いもあった。料理は自由で決まりがない分、個々の判断力やセンスが問われる。クリエイティブだし指先も使うし、脳を刺激するのに最適な教材だ。そのうち息子と一緒に料理をしたいから、赤ちゃんのうちから私が料理しているところを見ていて欲しかったのだ。
最近では、スーパーから戻ると袋から食材を出して冷蔵庫まで持ってきてくれる。小さな体で野菜やお肉をよちよち運ぶ息子を見るのはただただ至福。食材は冷蔵庫に入れる、という事を彼は理解しているし、ゴミはゴミ箱に入れるということも解っている。(我が家はキッチンにしかゴミ箱を置いてない)
そんな時、とある子育てYouTubeを見た。
「赤ちゃんの脳を育てる環境作り」
チャンネル名/子育て勉強会TERU channel
それによると、できるだけ家の中での赤ちゃんの行動範囲を広げてあげる事が脳にとっても大切らしいのだ。
我が家はただでさえ狭い賃貸なのでおのずと行動範囲は狭くなる。だからこそ、「行っては行けない場所」を作っていない。
兎にも角にも色んなものを実際に触らせてあげる
我が家ではティッシュも出し放題である。旦那はかなり嫌がって辞めさせようとしてくるが、逆に辞めさせようとしている旦那を私が止めている状態。
息子が出しまくったティッシュを片っ端から拾い集め、再び折り直す(決して無駄にはしない)この作業は地味に大変だけど、息子が楽しいなら何よりである。
ティッシュを出しまくる、ドアをひたすら開け閉めする、大人からすればただのイタズラにしか見えないが、息子にとってはこれも立派な脳の成長に必要なツールなのだ。
もちろん家庭によって何を最優先とするかはそれぞれなのでベビーゲートを批判しているわけではない。赤ちゃんの安全だって、ものすごく大切だ。戸建てなんかになると階段には絶対ゲートをつけるべきだと思う。つまり、それぞれのライフスタイルに合わせた育児で良いということ。正解はない。
ベビーベッドも同様、私は部屋が狭くなるのが嫌で用意しなかった。産まれてからずっと息子と大人用ベッドで一緒に寝ている。産院が添い寝推奨だったのでそれもある。今では買わなくて良かったと思っている。息子と一緒にベッドに入ってウトウトする時間は最高だし、朝寝ている私の顔をバシバシ叩いてきたり、ちっちぇー指でまぶたを無理矢理こじ開けようとしてくるのも、最高に面白い。