宝塚初鑑賞記①
今日、人生で初めて宝塚を観賞した。
正確に言うと、幼い頃、家族で観に行ったことがあるらしいが、私が途中で退屈だとごねて退席したらしい。ただ私はこの出来事をまったく覚えていない。
であるから、今日が人生初の宝塚観賞だと言ってもいいはずだ。少なくとも、最後までしっかり観たのは今日が初である。
たまたま友人からチケットを貰ったので行ってみたわけで、私自身の望みから自発的に行ったものではない。
さてその感想は、劇が始まってから、終わるまで鳥肌が立ちっぱなしで、何度も涙があふれ、人生でもっとも豊かな時間の一つであった。
心は非常に満たされて、幸福なのだが同時に、もっと早く宝塚を知っていたかったという後悔が生まれた。
それほど宝塚は素晴らしかったのだ。その素晴らしさは、また後日、自分の中で整理してから書きたい。
とにかく宝塚は女性のものだという偏見によって、観賞から足が遠退いている男性にこそ、宝塚を見に行って欲しい。
絶対に後悔することはないと私が保証する。
(私が保証したから何だというわけはないが)
とにかく宝塚は素晴らしい。
世の男性諸君には一度でいいから足を運んで観て欲しい。
惜しむらくは、私の周りにその善さを分かっている男性がおらず、今まで強く進められなかったことだ。
女性に進められても男性はなかなか足がうごかないものである。
だから、私はここで今まで宝塚を敬遠していた愚鈍な男性の一人として、宝塚を強く勧める。