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チェスのレシピ(81) チェスでまずスコア1000点超えを目指す人のために

ダッチ・ディフェンスは黒がある程度まで駒組みを完成させてしまえば有利にゲームを運ぶことができる可能性が高いということを以前ご紹介しました

しかしながら、それを阻止しようと白もしてくるわけです。例えば、

白は黒の左辺の駒組みを妨害する手を指してきました。これを無視してダッチ・ディフェンス(レニングラード・ダッチ)を目指すとどういうことになるでしょうか? やってみます。

この後に、h5とされてそれを取ると、

この局面まで進みますが、きっと白は下のようにしてくることでしょう。

黒は自陣の中心部を狙われている格好となり、かなり嫌です。h6とすればいいのでは? と思われるかもしれません。すると白はf6のナイトを取ってくるはずです。それを取り返した局面が下図です。

この形が黒にとって魅力的だと思う人はおそらくいないと思います。

第1図のようにされた時には、

このように方針を柔軟に変更してf5のポーンに紐付けしながら、f1のビショップの可動域を広げましょう。数手進めた進行例が下の局面です。

白が駒を進めている印象がありますが、これでほぼ互角の展開です。黒は、白がキャスリングするのかしないのか、するとしたらどちらかなど、相手の出方を窺いながら駒組みを進めていきます。


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