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折々のチェスのレシピ(600)少しだけ高度な知識をあなたに

便宜上、序盤、中盤、終盤(エンドゲーム)という用語を使っていますが、いきなり終盤戦になる可能性があるのがチェスで、そこが将棋とは大きく異なっています。例えば、

これはもちろん黒の大悪手なわけで、

気が早いようですがこれでもう実は詰む詰まないをお互いに考えることとなり、まだだいぶ手数は掛かりますが終盤戦と言っていい局面です。

いきなり終盤戦を実現したい時には、この対局例であれば、気がついた方もいるかと思いますが、

c6のナイトを咎める手を入れておけば、かなり早い段階でほぼ終盤戦の様相に持ち込めます。

黒のナイトが逃げるたびにその位置を咎めていくと、一例ですが上のような局面になります。もう白としてはどう寄せていくか、一方の黒としたら守り一辺倒の形です。これはすなわち黒の初手からの数手が相当まずいことを意味します。



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