折々のチェスのレシピ(341)中盤戦
駒がぶつかり始める中盤の入り口といった局面です。
この辺りではもう大きな方針を立てて攻め進みたいところです。黒は手が遅れており、かなり窮屈な駒組みを強いられています。そこに目をつけます。つまり、
しばらく(できればずっと)窮屈なままでいてもらおうというわけです。黒はこの先、ほんの少しずつしか駒を展開していく手しかありません。その間に白はだいぶ手を進められるはずです。例えば、
しばらく進むと上のような局面になっている可能性があります。黒は相変わらず窮屈なままの形です。第1図の局面でだいたいこのような局面まではイメージして指し進めると相手にチャンスを与えることなく最後までいけるでしょう。