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折々のチェスのレシピ(222)

手筋や駒組みの理屈を憶えることは重要ですが、それ以外にもパッと見て形(駒組み=ポジション)の良し悪しをイメージとして持っていると、咄嗟にその形に持っていこう、あるいはその形は避けようと瞬時に判断することができるようになります。

ということで、今回はすべて異なる対局からのある局面を並べてみます。どれも序盤です。手前(下)が形勢を有利にしている側で、向こう(上)が形勢を損ねている側です。形勢の差はわずかなものから投了レベルのものまでさまざまです。







棋力の高い人はこうした良型悪型のイメージを数多く脳内に蓄積しており、ほぼ瞬時に局面を判断して指すことができます。言い換えると、形のストックが多いほど棋力が高いというのはほとんど間違いありません。

今回ご紹介したのはほんの一例ですが、なぜこの形がいいのか悪いのか、その理由まで見つけて憶えておくときっと役に立ってくれるはずです。


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