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折々のチェスのレシピ(338)キャスリング考
もはや説明が不要な局面です。
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黒が窮地に陥っていることは、どこから見ても明らかです。
キャスリングの可能性を奪われるような指し方を序盤においてしてしまうと、それはすなわち、駒の展開が遅れていることをだいたい意味します。
考え方としては、キャスリングをするかしないか、あるいはするとしたらどちらにするか、そしてどのタイミングでするか、その選択肢を保留できる(つまりいつでもその選択を実現できる)可能性を残すような序盤の展開ができないと、十手も指さないうちに形勢を損ねてしまうことになるということです。
このように、序盤の駒の展開とキャスリング(の可能性)は密接に関連しています。
ちなみに、今回の例は白がダニッシュ・ギャンビットを採用しています。興味のある方は「ダニッシュ・ギャンビット」をご覧ください。